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闘うダイナ2017ver FXDXT-Racing クランクケースのベアリング

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素敵な外装も整い、内燃機屋さんから部品も上がって参りました。
そうすると後は部品を確認&計測し、配線関係を整え組み上げるという段取りにかかるわけです。

最後の記事の更新は1月末、そこから約1ヶ月経過しての現状の報告ですが・・・

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いまだに


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こんな状態であります。
ええ、作業はまるで進行しておりませぬ。

事ココに至った言い訳をを聞いていただきましょう。

記事上げてすぐ、HotmotoGPの新年会に参加したんです。

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一次会は西武新宿駅前@世界の山ちゃん

そろそろ店変えねえ?ってくらい定番の場所だったんですが今回はメンツが定番+アルファでして。
秋山工業さんやSTRさんをはじめとするガチレーサーチーム、MTK走行会を主催するmorisetさんも加わり
賑やかに楽しく新年会を行いました。


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1次会終了後、皆様ご機嫌麗しく。

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ラーメンで〆

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♪ ぬぅすんだバイクで走り出すぅ~ ♪

飲み足りないメンツはさらにミッキーの知り合いのスナックへ流れ。
写真は『3回目の15の夜』を熱唱するミッキー@45歳

飲み会のスタートは早い時間に限ります。これだけ飲んでも終電は楽勝です。
私の地元に宿を取った秋山さんと一緒に、地元駅前の鳥貴族でさらに閉店まで居続け、
AM2時まで飲み倒してやりました。

翌日・・・なんかモーレツに腹が痛てえ・・・
これはわかってます、味わったことのある痛みです。きっとまた腸炎です。

またしても七転八倒しつつ今回は病院に行かずに耐え
ヨーグルトと煮込みまくった柔らかいうどんのみで2週間を過ごしました。


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今年のスーパーボウルは最高でした。
歴史的な大逆転でペイトリオッツが勝利、このときばかりは腹の痛みも完全に忘れました。
ライブで見られて本当によかったです。

ブレイディのMVPを見届け、腹の痛みも治まり通常の食生活に戻ったんですが
今度はハードな風邪に見舞われまして。
気がつけば約1ヶ月、業務後&休日は寝て過ごさざるを得ないという有様。

そんなわけでビタイチ、作業は進んでいないというわけです。


で、以下は飲み会に参加する前、
内燃機屋さんからの部品の上がりを待つ間に行っていた作業の備忘録になります。


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これを見るたびにあの日の悲しい出来事を思い出します。

ガタガタになったTC88用カムベアリングのベアリングリムーバーです。

今回ケースのベアリングは全て交換することにしました。
まずはライトケース。

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でもまだちゃんと使えます。
コツは特に無いんですが、あせらずにちゃんとベアリングに掛かったことを確認し、
突っ張り用のセンター棒を突っ込んでやればいいんです。


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ケースのベアリングはあっためた後にプレスで抜きました。

ボアをキレイに掃除した後、新しいベアリングを用意して


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片側にストッパーリングを装着。
巻きタイプのリングです。

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ベアリングアウターにほんの少しグリスを塗ってプレスで圧入。



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ベアリングの圧入高さは結構シビアです。
押しすぎても、足りなくても溝が隠れてしまいますので、注意深く確認しながら圧入しました

で、圧入したベアリングを挟むようにもう片側のストッパーリングを入れます。
こんくらいビローンと伸ばしても大丈夫です。

しっかりと溝に嵌ったことを確認して終了です。
ベアリングのグリスアップは組む直前に行うことにします。

02年までのツインカムはライトケース(跨って右側・A面)だけこのタイプのベアリングですが、
03年以降のツインカムはライトもレフトケースも同じようなベアリングだとか。




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続けてレフトケース。
工具の先っちょが示す位置にベアリング潤滑のためのオイル穴が開いてます。

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02年までのレフトケース(跨って左側・B面・ドライブシャフト側)はティムケンのテーパーベアリングを使います。

レースとテーパーベアリング各2、指でつまんだCリングと、赤矢印のC側スペーサーがセットで売ってます。

純正スクリーミンイーグルやS&Sのカタログなんかで見ると
「03年以降のツインカムをEGチューンするならティムケンベアリング使えるようにケースを加工」
するよう推奨されております。
なんでもこっちのが強度があるだかなんだか。
パーツメーカーがそう言うくらいですからそっちのがいいんでしょうね。

今回の私のEGの具合からもお分かりの通り、テーパーベアリングでも壊れるときは派手に壊れますw
外してあった純正クランクも芯は0.11mmも狂ってました。

下手クソが組めばベアリングがどうだろうとエンジンは壊れる、ということかなと思ったりします(笑)


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SSTにCリングをセットして


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スナップリングプライヤーであらよっと入れます。

先のオイル穴を塞がないように合口を穴のとこに持ってくる必要があります。
嵌めた後なら遊んでますので、溝に入れた後で回してもOKです。




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その後、レースをプレスで圧入します。
向かい合わせでCリングを挟むような格好です。
テーパーの狭いほうがCリング側です。間違えたら大変です。


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そしたらベアリングのスラストクリアランス(ガタ)調整します。
何枚か上のベアリングセットの画像の赤い矢印のC形スペーサーの厚みを決定するためです。

ベアリングシュミレーターって便利なSSTがJIMSから出ているらしいんですが、
私は前からマニュアルに載っているやり方で確認してます。

前期EVOのスプロケ側シャフトを加工したものです。
ベアリングをイチイチ圧入するのが面倒なのでシャフトは少し細くしてあります。

で、こいつをバイスに加えてベアリングを1ケ入れて


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ケースかぶせて、んでつまんでるスペーサーを入れ、向かい合わせにもう一個のベアリングを入れます。


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そして適当にカラーかませてナットを規定トルクで締め、
ダイヤルゲージセットしてわんわわんわしてこの画像で言うと縦方向のガタを計測するんです。
ダイヤルゲージじゃなきゃわかんないくらいに微妙なガタです。

規定値よりガタが多ければスペーサーを薄いものに、
少なければスペーサーを厚いものに換えてあげればいいんです。

・・・わけわかんねえ?
それで結構です。多分自分でやるまでわかりませんからw

ちなみにコレ、本番でフライホイール圧入した後も確認でもっかいやります。

後半かなりマニアックになってしまいましたが、ケースのベアリング入替はこんな感じです。
SSTは使うし手間っちゃ手間なんですが、やりきるとそこそこ充実感を得ることができます。

現状ココまでです。
体調が戻り次第EG組んで、んで外装の方もアレコレ調整しつつ慣らしに掛かります。


正直言って4月のレース開幕戦、ヤバい感じになって参りました。
私の場合レース用の車両ってワケじゃなく、マジでこの一台しか持ってません。
この先ツーリングも通勤もやることになるので慣らしはちゃんと1000マイルくらいやりたいんです。

当初予定では2月に慣らしの予定でしたが組めてもいない今、
開幕レースに間に合うか?ギリギリって見込みです。
早いトコ仕上げたいんですがどーでしょうかねえ・・・

以上、ハナすすりながらの久しぶりの報告でした。


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