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S&S SUPER Gキャブ OH

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休日ですが工場に来ております。
今日はブライトさんのマフラーの加工予定があるからです。
ですが・・・たった今、「すみません!寝過ごしました!」とかいうナメちぎったメールが来ましたので(笑)
到着までのヒマつぶしに記事書いてます。
 
そうそう。
次のエンジンですが在庫のS&Sのクランクを使い、ストローク4-1/2の106ciに決めました。
実際は前から決めてて手配も進めてはいたんですけどね。
ですが現在部品待ちで入手にはもうしばらく時間がかかります。
 
んで、考えてみたら今月車検なんですよ。
部品の入りと加工待ってたらギリギリになっちゃいますんで、
車検はTRさんの使ってたノーマルピストンを使用し、
TC96純正状態で受けることにします。
その後、部品の入りや加工の進み具合で、ストローカー組む段取りをつける・・・
そんな感じで考えております。
 
GWには楽しみにしてるツーリングもあるんです。
中旬にはサーキットの予定もあります。
 
少々物足りない仕様での参加という事になりそうなんですが、なんせ私の単車はコレ一台。
ストリートバイクが車検切れ、ではなにも始まりません。
 
物足りない分は気合いでなんとかします!
 
 
イメージ 1
 
さて。次につける予定のS&SのGキャブです。
定番のEキャブとほぼ同じですが、口径、ベンチュリー共に一回り大きいキャブです。
SE-CV51とほぼ同じ、キャブとしてはなかなかでっかい構成になってます。
 
個人的にはキャブの中で一番、抜けてカッコイイと思っている外観です。
サブネームの「SHORTY」の名が示す通り、コンパクトで機能美に溢れてます。
 
以前ショウタから貰ったキャブでして、随分長いこと使ってた物です。
結構外観はやれてます。
 
イメージ 3
 
それをこのリビルトキットでパリッとさせます。
 
バタフライバルブまで入ってるフルリビルトのKITもありますが、これは簡易な方。
ガスケットとOリングと加速ポンプ周りのパーツを一新するほうです。
 
ショウタの使ってたキャブですから出所はハッキリしてますし、
軽くチェックしてみたところ、ジェットのナメ等は一切ありません。
機能部分におかしなことやった形跡もありません。
中古だとまず間違いなくつぶれている、ミクスチャスクリューの先端もキッチリ尖ってます。
段付きも無し。
うーん、なかなかやるじゃねえか・・・
 
話題の小保方さんと同学部出身の地頭の良さに加え、
増し締め課創設以前から、私とあれこれ単車を弄繰り回していたショウタ。
「本当に殴って蹴って叩きこんだだけのことはある。」というところです(笑)
 
 
ショウタありがとう、そろそろコイツの出番が来たようだ。
 
 
イメージ 4
 
はい御開帳。
 
・・・さすがにキテるね。
 
フロートボウルのメッキはかなり浮いてます。
加速ポンプロッドの白錆に年期を見て取れます。
 
イメージ 5
 
こっちはさらにキテます。
 
加速ポンプの部分、何入れてた?って位のガソリンのカスとメッキのはがれで真っ白。
Oリングはなんだかペットペトと張り付き、なかなか剥がれてくれない感じです。
 
あ、ここ外す時は気を付けて下さい。
小さいベアリングの球が2つありますからね。
何の気なしに外すと落っこちてしまいます。そしたら絶対に無くしますよ。
その下にはこれまた小さなスプリングも入ってます。
 
リビルトキットにはベアリングの球は入ってますからいいんですが、小さいスプリングの方はありません。
なんせ気をつけましょうね。
 
 
 
イメージ 6
 
あとは注意してどんどんバラしてけばいいだけです。
 
下の方にまとまってるのが今回交換する消耗部品。
ガスケットやOリング、フロートバルブなんかですね。
 
ほとんどのゴムパーツは「終わってるな・・・」状態だったんですが、
意外なことに、フロートバルブの先っちょのゴムはまだ使えそうなくらいキレイでした。
油面の調整が良いトコいってたんでしょう。
 
ショウタ、状態はマジでなかなか良かったぜ。
 
 
イメージ 7
 
・・・しかしテメー、こりゃなんだ?
 
ケーブルのガイド止めるボルトですが、なんだかいかにも・・・
「ホムセンで買ったそこらのボルトぶった切って入れときました!」 的な、サンダーの切り口。
 
適当な仕事しやがって、バカヤロウめ・・・
 
はっ!
なあ、ショウタこれさ・・・もしかしてオレがやったのかな?
ミレニアム当時の、まだサラリーマンだったオレならこういうやっつけをやるかもしれん・・・(笑)
 
 
 
 
イメージ 8
 
もしかすっと、10年前の自分の仕事かもしれない部分は不問にします(笑)
 
しつっこく掃除してエアブローし、元通り組み直します。
 
現状のセッティングは、インタメが.031番 メインが.078番でした。
ミクスチャーは1戻し。
メインは.076番が現在のS&Sのマニュアルによると推奨値の様ですんで、そのうち用意します。
確認しましたがフロートレベルもバッチリでした。つくづくショウタ、GJ。
 
あたらしいOリングは艶っとしてて気分が良いですね。
ベアリングの球も忘れずに入れときます。
 
 
イメージ 9
 
ケーブルガイドはずっこけたら怖いのでM5でタップ切り直して+ネジで止めました。
錆も結構進んでたので黒染め。
まあ、なかなか見れる状態だと自分では思ってます(笑)
 
可動部にメンテループぶっかけて終了です。
 
 
 
イメージ 2
 
まあ・・・相変わらずカッコいいね、このキャブは。
まずはこの状態で走り、しばらくしたらサンダージェットも加工してみたいと思います。
 
現在気に入ってるSE-CV51との比較もしてみたいし。
そうそう、インマニもまた径を広げる加工しなきゃ。
 
インジェクションに憧れる気持ちはありながらも、
やはり手をガス臭くしながら、機械感と機能美に溢れるキャブを触って。
パリッとした外観を眺めるのもなかなかいいもんです。
 
・・・?やっと来たか。
 
じゃ、マフラーやってきまーす。

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