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ダイナ用スポーツスタータンクとフェンダーチョップ その1 「デカスポとか言うな」

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今回は外装の話です。
今更言うまでもなく、ダイナってのはサーキットでブンブン遊ぶように作られた車種ではありませぬ。

正式名称は「FXDXT ダイナ・スーパーグライドスポーツ・ツーリング」ですから。
ツーリング用、いやスポーツツーリング用途だ、位は言ってもいいでしょう。

長い距離走って疲れず (デカい排気量とラバーマウントエンジンとフェアリング)
ある程度の荷物も積めて (サイドバッグやツーリングキャリア)
行った先ではそれなりにワインディングを楽しんだりできる (BT中で最高車高、前後アジャスタブルサス)
名前と装備の示すとおり、そういったコンセプトで生み出された車種です。

ですが現状、そのコンセプトの装備は全部おっぱずしてしまい、まるっきり残っておりませぬ。
(※ちゃんとノーマルに戻せるように純正部品は保管してあります)

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(ロータリーをビッグツインに。FD3Sをダイナに置き換えてご想像ください)

サーキットならビューエルやスポに乗り換えるのが楽で手っ取り早く、結果も得られ易いだろうし
金も掛からないということは重々承知しております。

ただ 『楽』=『楽しい』 とはなるかならないかってのが個人差って奴でして・・・

断じて乗換えや使い分けを否定するわけじゃありませんが、私がそれをやりたくないんです。

好きな単車をアレコレ考えて弄って触って今の遊び方に対応させていくのが楽しいし、
でもってそれでビューエルやスポに勝てたら痛快だというのが現在の志向なんです。


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タンクを凹ましてしまったこともあり、軽量化兼ねて外装を一新すんべと思い立ったのはしばらく前です。

どうせエンジンは長引くでしょうし外装も一緒にやっちまうべと、
以前ハマコーさんから譲ってもらったダイナ用のスポタン塗装を剥離に掛かりました。

自家塗装だという話でしたので、軽く落とせるだろうとタカくくってたんですが・・・手強いな。
キッチリとパテとサフで処理してあって塗装の乗りが強烈なんです。
ちゃんと下地の処理を丁寧にしていればこんなに丈夫なんだなあと思いました。

私が昔塗った奴なんかは
剥離剤塗ったそばから塗装がベリベリ剥がれて、ブラシさえ使わずに済みましたからw


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剥離剤だけではどうにも歯が立ちませんでしたので、結局はサンダーとスコッチで物理的に剝がしました。

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んで端材でこんなもんを抜きます。


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そのままではつまらないんで、
キャップを純正のスクリュータイプからエアプレーンタイプに変えようと思うんですよ。

ホントはニュートンのキャップとか使いたいトコですが・・・これはネオファクトリーの安い奴です。
ニュートンの5分の1の値段で買えます。
まあいいんです。
キャップ自体の単価じゃなく、タンク全体の造りで素敵な感じに仕上げてみせますヨw

中でガソリンがチャッポンチャッポンしても簡単に漏れて来ないよう
キャップベースに筒をつけておきます。

純正もこうなってますよね。
ガスの入れすぎも防ぐことが出来るしつけといたほうがいいと思うんですよ。

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溶接でつぶしてみましたが・・・これ、ベースはアルミか?溶け込まねえなあ。

なんとなく不安なのでここはやり直し。
中で落っこちたら面倒ですからね。
最終的にはタップ立ててビスで留め、そのビスを溶接する形で固定しました。

安めの製品って加工のときはそこそこ思い切ったこと出来るんでいいですw


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そしたら今の給油口を切り取っちゃいます。

小さい穴あけて、間をニッパーとかでブチブチ切って・・・


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ジグソー突っ込んで切りますよ。

ジグソーで丸に切るのって結構難しいんですが、やり方次第でどーにかなります。


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ほらねw

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そしたら抜いてあった板にあわせて大きめの穴を開けて・・・


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溶接で塞ぐと。

このタンクは既にダイナ用に底板を作り変えられている品物ですので、
本来ならやるべき、裏から叩くとかの工程が出来ませぬ。

でもまあいいんですよ。まだこの先加工がありますから。


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軽く仕上げてビードを削ります。

そしたらちょいとA面側にオフセットした位置に罫書きして・・・


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再びジグソーで穴開けます。

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で、筒状に作ったキャップベースを嵌めて・・・こんなもんか?

うまいこと穴開けたおかげでピッタピタです。これだと溶接するのも楽なんですよ。

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閉じた部分はちょっとパテ入れなきゃダメだろなあ。

タンク側面はA面側はそうでもありませんが、B面側はちょっと歪みがあります。
パッと見は気がつきませんが触るとわかるんですよ。
パテ入れたのがいいでしょうね。


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キャップベースの高さはこんなもんか?

容量の確保、タンクブリーザーの加工を考えてキャップベースはこの形にしてます。
タンクブリーザーはベースから取ろうと思います。
A面側にオフセットさせたのは、単車をスタンドで立たせたらA面側が上になるからです。
それに真ん中じゃ伏せたとき邪魔になるし。


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タンクのデザインも決まってます。
バシ君の協力を得てこんな感じになる予定。ベースの色は・・・赤かなやっぱ。


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フェンダーは中古の奴を薄くカット。
EVO用かな?テールライトベースが違いますね。
ここは共用できるように作り変えてしまうつもりです。

これも塗装を剥離するの結構手間で、サンダー使って物理的に剥ぎました。

見た目軽くなるし、フェンダーがタイヤに干渉するのを防げます。

A面側をジグソーで切ってから・・・


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切ったものを型紙にして罫書いてやれば対称になります。


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後ろはうまいことつなげてバランス考えて整えてと。

切った分くらいの軽量化にはなったかなw


そしたら仮組みして具合を見てみましょーか。


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ほう。



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ほうほう。



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比較

なんとなくの軽快感は演出できた感じがしますが・・・
やっぱダイナはダイナ。長くてデカいです。
取り回してもやっぱ300キロある単車です。
ガスが入ってようがなかろうが、相変わらず重いですよ(笑)

でも、リアのフェンダー切った分のスカスカで軽い感じの印象は悪くないかなと思いました。

あとタンクはある程度フレームに深めにかぶってるので連結管はあったほうがいいかなと。

ブリーザーパイプにはワンウェイバルブがレギュレーションですからそれも用意しなきゃ。
キャップがエアスルータイプですから無くてもいいっちゃいいのかもですが・・・
結構な排気量ですし、サーキットでブン回すと異常にガス食いますので、
フロート油面と心の平安のために加工しておくことにします。

しっかしアレですね。
こうなってくるとなんかイチから自分で作ってみたくなりますね。

いやいや、イングリッシュホイールとか無いんで純正を加工って形で。
これはどこかのショップの作った純正改のタンクとのコト。
さすがにちゃんと作ってあるなあと思いました。素晴らしい仕事です。

こうした製品を見た上でオレならこうするとか、こうしたらどうだろう?とか、
アルミタンク作れないかなあとか、色んなこと考えちゃうんですよね。

鉄の比重は約7.8、アルミは約2.7ですから、ざっと1/3の重さです。
純正のタンクは1.2mmくらいの鉄で出来てますから、3.0mmのアルミで同じ形に作っても同じ重さ。
まさか3mmのアルミなんか使うコトはないんで・・・せいぜい1.5~2.0ですかねえ。
そうすりゃもっと軽く出来るぞ!とか。

実際そんな重量差なんか全体で見たらたいしたことないんですけどね(笑)
でも軽量化って積み重ねですから。
なんにしてもそこそこ面倒なんで簡単には腰上がらないと思うんですけど。

現在クランクはシャフトの部品待ち、
ピストンとシリンダーは内燃機屋さんに送って傷の具合を見てもらっている最中です。
傷の深さを計測してもらって、その上でホーニングで済むかオーバーサイズピストンかを決めます。

そこそこ時間掛かりそうですのでその間にやるならやるで。
なんなら凹んだ純正タンクを切って幅詰めたりしたっていいんです。
頼まれ物もそこそこあるし。

さまざま構想は広がってまして・・・退屈しないオフシーズンで大変結構ですw


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