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2016Max10第1戦@筑波サーキットに初出場してきました その1

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タイトルの通り、初レース行ってきました。
転倒も大きなトラブルも無くレースを終え、自分がいかに周りに恵まれているのかを実感できた、
そんな一日を過ごすことができました。


場面はレース会場である筑波サーキット到着まで、あと13時間の時点から。

イメージ 1

「やっと準備できたがな・・・」 現在時刻26日17:00。

予定では25日中に仕上げ、
26日は前日練習とレースレギュレーションフル装備状態で袖ヶ浦FRWに行き、
午前中数本の走行で最終調整のつもりでした。

・・・が、とんでもねえ!


前回の記事アップからなにも進展が無かったこのブログが示すとおり、
完全に本業でバタバタしてしまい、まったく作業が進みませんでした。

結局やっとこさっとこ滑り込みセーフ!な状態でここへ漕ぎ着けた次第であります。

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細かい仕様や前回走行で浮かんだ問題点への対策、
んでレースに当たって新たに作った部品等々は山盛りあってですね・・・


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そこらをこれからじっくりと語らせて貰うわけなんですけども・・・

ああ!ダメだ!申し訳ないけどちょっとその時間がないわ!

後の方にごちゃごちゃと荷物がありますが、
いまからそいつらを単車ごと全部キャラバンの中に詰め込んで、
んで今日これから同じく初レース挑むブライトさんとピットクルー達と前夜祭やんなきゃなんです。

はい、ちょっとごめんなさいよー



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最近トランポ移動が多くなってきたんでもう、積み込みも慣れたモンです。

ダイナに押し潰される場面を想像をしながら、
涙を浮かべつつ決死の覚悟で積み込みに仕掛かっていた・・・そんな時代は今は昔。

スムーズに乾燥300キロオーバー(車検証では310キロ)のダイナを積み込むのは当たり前。
ガチャつかない感じにするにはどうする?なんて余計な事も考えられるようになってきました。

んじゃちょっくら行ってきます!
もうミッキー達は先着してる頃なんです。
盆栽ブログのクセに作業内容や仕様の能書きがそっけなくて申し訳ないですが、
そこらは帰ってきてまたゆっくりね・・・ほいじゃ!

イメージ 5

「おっそいんじゃコラ!・・・何?一旦帰って風呂浴びてた?ナメくさりおってからに!」
TRさんにドヤされつつ、壮行会名目の前夜祭スタートです。


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私のダイナに付いてくれるいわばダイナメイトピットクルー、ミッキー&くろななさん。
そして仕事で筑波には行けないが心は一緒!のTRさん。
風呂上りでメガネっ子の私。


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ブライトさんは温泉に浸かって来たわけではなく、午前中に袖ヶ浦での最終テストと
タイヤ及びオイル交換を終えてココに来ております。
私と違って準備は万端、レース前ってのはこうでなくっちゃいけませんな。

私の顔の下のほうに背後霊の如くなにかが写りこんでいる気がします。怖いです。
そーいやDSKさんのピットクルーを買って出ながら直前にケガした罰当たりな人が居ましたね・・・
今回はもっぱら写真を担当するとかなんとか言ってたバシ君の生霊かと思われます。

サムアップしつつも半分切れてるセンセイとエバさんはDSKさんのピットクルーを担当します。
身体直すプロと運送のプロ、そしてライダー自身が凄腕のメカでもあり、
レース中に何が起こっても全方位で対応できる、ある意味最強の布陣であります。


イメージ 8

その最強の布陣の一角、センセイは早くも大活躍。

私とブライトさんはレースに備えて飲みは程々に済ませましたが、
本気でガッツリ飲んだ人が駐車場で足を滑らせ流血騒ぎ。

普段なら「面倒クセエからこのまんま朝まで置いといてさ、オレらは帰ろうぜ!」となるところですが・・・
残念ながらミッキーは私のクルーです。

「こんなの使うのは今回もうコレっきりにしてもらいますよ!」
困ったなと思ってたら、センセイが手持ちの救急キット(本当に持ってた!)で処置してくれました。
これぞまさしく神対応。

ありがとうございます、ありがとうございます!



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明けて翌朝、レース当日27日現在時刻7:00 筑波サーキットBパドック
コーチとDSKさんによって確保して貰いました、ありがとうございます!

#3 DSkさん XR1200
#73 ブライトさん XR1200

二人はMCFAJのCSSCに出場します。

私の出場するMAX10はMCFAJとは別団体(MAX10グループ)が主催する
「レースごっこ」と銘打つエキシビジョン的レースですが、
CSSC(クラブマンスポーツスターカップ)はMCFAJの年間ランキングもあるガチな奴です。

二人とも初出場ながら持ちタイムはなかなかのレベルです。
ハーレーもセパハン組んで、また乗り手のライディングスタイルも凄いんです。
走ってるのをパッと見したらまずハーレーとは思えないですよ。知らない大抵の人は驚く、
どっちかというとmotoGP風なライディングスタイルです。

身内中で普段から空冷OHVを中心に「HotmotoGP」とか勝手にやって遊んでいるんですが、
この2台は空冷OHV最強車種であるビューエルにも迫る勢いでして。
当然、ハーレーの中では頭一つ二つ抜けた存在です。

そんな二人を追い駆けながら一緒にサーキットを走っていることを・・・
ちょっと照れくさいんでもう言いませんがw、私は内心誇らしく思ってたりするんです。


同じCSSCに昔から出場しているバカッ速い常連さん3台が居るのは分かってますので
さすがの2人をしても厳しいかとは思います。
思いますが・・・

初レースですし、余計な負担かけるのもアレですから口にはしませんけど
「ひょっとしたら?」という期待はありますヨ(笑)

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そして私のダイナ、FXDXT。今スタンド外してる最中ですw
仕様変更からこれまで2回走った袖ヶ浦で感触は良好です。

Max10はドカティが中心になっているレースですが、その名の示すとおりタイムで区切りがあります。
私の出場するMax10ⅡAは外国車空冷ならなんでもOK。改造制限もありません。
筑波サーキットで1分10秒以上で周回する、というだけが条件です。
他にも15秒以上のMax15や、7秒以上のMax7、
さらにMax4、その上のSuperMaxという段階があります。

ですんでドカティだから勝つ、ビモータなら張り合える、ハーレーだから負ける、というわけではなくて。
タイムと言う絶対的な基準でレースが出来ます。
基準タイムを上回ったら次回はその上でレースという、とてもフェアなレースごっこです。

てことは初出場のオレにも・・・チャンスが無いわけじゃなかろう。
いっちょ掻き回してみようじゃねーか、という気持ちでいました。

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普段200キロ切る単車に乗ってるくろななさんにしたら、
ダイナの重さってのはほとんど、というか確実に拷問に決まっております(笑)

(笑)は余計だったか?
失礼・・・笑いごっちゃねーぞ!と怒られそうですw

朝イチの受付と車検に向かう最中です。
レースの時にはピットロードとウォームアップエリア以外でのエンジン始動が禁止されておりますので
どこに行くにも押して移動しなければいけません。


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そのくろななさんの後を、ライダーの装備を積んだラジフラ風カートとアンダーカウルを持って
着いて行くミッキー。

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レース出場に当たってはピットクルーが必須になってるんです。
なんで?一人でもいいじゃねえか?
それが障害で出場を諦める奴も多いんじゃないのか?

実際こうして出場するまで、内心そう思ってた私が甘かったですね・・・



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必ず要ります!
レースの規則ってのは無駄な事書いてねえもんだと思いましたね。

出来れば二人以上。
単車押す人、荷物(ウォーマーや発電機、前後スタンド等)を持つ人。

普通の単車ならそれでいいかもですが、正直言ってダイナの場合は加えてケツを押す人、
3人居た方がいいくらいでした。

写真を撮った後は私もダッシュでダイナ押しましたよ。
重いなんてモンじゃないです、キツめのトレーニングです。

単車をエンジン掛けずに押して移動すると、
なんで筑波サーキットってのはこんなにアップダウンがあるんだと驚きます。
ちょっとした坂が地獄のようです。

こんなこと車検、予選、本選、で行ったり来たり・・・金貰ってもやってられませんわw

それに加えてタイムスケジュールの管理、各種問い合わせ、メカニック業務作業、
空気圧の管理やウォーマー巻き外し、都度レーシングスタンドで緊張・・・
本当に二人には感謝してます!


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まだ慣れないクッソ重いダイナで車検に挑むくろななさん、
あの書類あっちに出して、この書類にコレ書いて、そっちに申告をして・・・
もうわけも分からずベルトコンベアーにのっけられて動いてる感じでした。

問題の車検は一発OK!本当にホッとして一仕事終えた気分になったのは言うまでもありません。


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うおっ!・・・シッブ!!

やはりピットクルーの方2名で作業されてますね。
同じクラスで走行するJOYRIDEさんの#77FXR。センサンのEVOです。
AVCCにもダブルヘッダー出場しているオーナーのNさん。ブッチギリの優勝候補です。
新参者の私、レース前の忙しい中でしたが挨拶させて頂きました。

前後オーリンズ、18インチのコンチネンタル(テイストでも上位独占の希少タイヤ)、
ワンオフエキゾースト、スクリーミンヘッドにHSRで100馬力搾り出しているとか・・・
密かにyoutubeでチェック済みでしたw
塗り替えられたフレームに、B面はツナギと同じ柄に塗り別けられた隙の無い仕上がり。

やっぱプロの仕事ってすげえわ・・・オレとかとは一枚も二枚も違う。
こんなすげえ単車と一緒に走るなんてなんだか信じられません。

一体どんな奴がアレやコレやソレ(ドカのF1やビモータを眺めている)と誰が張り合うってんだ?


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・・・え?ボクですか?

そんなまるっきりの他人事。
なんだか別の世界から自分を見ているような浮遊感。
これが緊張してるって奴なのかなあ?よくわかんねえ・・・


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部活やってたんで大会とかよく出ましたよ。
あまり緊張するとか上がるとかしないタイプなんですが、明らかにこの時は違いました。

緊張するというより、空気と雰囲気に呑まれてるって感じでしょうね。
なんかボーっとしてました。

エンジン掛けてすぐにオーバーチャージ発生。
慌ててもう一度かけ直したら・・・収まった。やっべ、発電系どっかイカれてるわ。
まあいいや。予選と決勝でも14周、どうにかなるだろ。

それよかこのモヤモヤした感じはちょいとヤバいぞ・・・まずはコケねえようにしねえと。
うわ、隣はデイトナの675かよ?ダイナでどうしろっつーんだかなあ?
場違い感いっぱいのまま、車検後すぐに予選開始です。

そして当然、結果は散々なものでして。
バイアス履いて走った11月のタイムのほうが良かったという、情けない結果に・・・

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ご覧下さい。
伏せているというより、腰が引けてます(笑)

空気圧測るのに手間取って抜けるほうが多く、とんでもなく低い空気圧で走り出してしまい
ブレーキングでヨレることヨレること。

そんでまるで乗れてない!
走り出してもなんだかフワフワした感じでした。
あっという間にコーナーが来て、あっという間に直線が終わる。
目線は殆んどフロントタイヤの先っちょ見てんじゃねえかってくらいに狭くて下。

そしてなんと言っても一番はぶら下げているオイル受けでした。

自分では結構上手いこと作って、バンク角も確保できていると思っていました。
とんでもない話でした。いきなりゴリゴリに擦りまくり。
しかもアルミでこさえてるモンで当たった音も衝撃も盛大にこっちに伝わります。

オフィシャルにフラッグ振られちまうんじゃ?と心配になってしまって
とてもじゃないけどライン狙って攻めるドコロじゃない!
どうにか擦らないように・・・と大回りでコーナーを惰性で回る有様。

どうにか身体使って曲げようとするも、苦手の右コーナーばかりでどうにもなりません。
乗れてない実感も手伝って体が思うように動いてくれませぬ。




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そんな状態でも、二人のピットクルーはあーでもねえこーでもねえと世話焼いてくれます。
くろななさんは抜けてた空気も入れ、さらにウォーマーかけて温めてから測り直してくれました。

すまねえ・・・オレもダイナもこんな情けねえ状態だってのに・・・
なんだか泣けてきましたヨ。

よし!ここは気持ち切り替えて午後の決勝に賭けるわ!

後半に続く。



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