さーて、どっから手をつけたもんか・・・
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んで、曲げて、溶接して。こんなもんス。
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プライマリーケース上か?
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目下の悩みはタイトルの通り、レース出場に向けたレギュレーション対応になります。
筑波サーキットで行われるレースは3月27日の日曜日。
気が付けばもう3週間無いんです!
その間で練習走行をこなし、またレースレギュレーションを全てクリアしなければなりません。
私とダイナが出場するレースレギュレーション規定をちゃんと読むとですね・・・
そう簡単にクリア出来ない感じの事柄がザクザク出てきます。
「こりゃレース経験のあるお店じゃないと難しいんじゃないの?」と思わせるものもチラホラ。
それに乗ってる単車が単車ですから。
例えば・・・
レギュレーション規定1
燃料タンクブリーザーパイプにはノンリターンバルブを取り付けなければならない。
これらは適切な材料の最小限容量250cc以上のキャッチタンクに排出される構造になっていること。
ワンウエイは付いてるけど・・・キャッチタンクは無いな。
レギュレ-ション規定3
エアクリーナーBOXなき車両はクランクケースブリーザーからオイルキャッチタンクを取り付け、
ブローバイガスをキャブファンネルに向けること。
BOXって言われると困っちゃうな。少なくとも箱ではないw
ダイナはヘッドブリーザーだけどどうなんだろ?
でも一応対策はしとくべきだろうな・・・
レギュレ-ション規定5
取り付けなければならないもの 『オイル受けアンダーカウル』
下部には水抜き穴を1ケ処(20mm以上)ウエットレース宣言時に空けること
オイル受けの端部は一番低いところから最低50mm以上の高さが必要。
XLやXRならともかく、ダイナ用のオイル受けアンダーカウルなんて売ってないわ!
水抜き穴20mm以上って?
晴れてるときはどうやって塞いどくのよ・・・
なおかつ、Max10group憲章の補足にこのような記載があります。
補足 美観に欠けるマシン及びライダーの装備は厳重な注意を受ける場合がある。
Max10groupは、常に美意識を追求する大人の「レースごっこ」である。
・・・ってことはアレね。
「はいとりあえずやっときました!」的なやっつけはダメなのね?
ある程度の外観レベルを保った上での対策じゃないと、こっぴどく怒られるってことなのね?
なるほど、そーなのか・・・・(ガックリしてる)
ううううう・・・(泣いてる)・・・うううう・・・
うそーん!
上等じゃねえか、やったるわい!
レギュレーションはHPで公開されていましたし、ある程度調べた上で申し込んだことです(笑)
それにそもそも呼ばれてもいないレースに、私のほうから
「参加に当たっては規則を順守しますので、レースに混ぜてください」と頭さげてお願いして、
しかもこっちからお金まで払って参加するイベントです。
受験して入った高校の校則が気に入らねえって、そりゃお前のリサーチ不足だろ?って話で。
どうしても校則変えたきゃ、まずはキッチリ校則守って生徒会にでも立候補して、
んで衆を頼んで正々堂々と述べたいところを述べるがよかろう・・・と。
話戻ってレースレギュレーションですが。
出場許可下りていざ出場!となった段で、規則がどーのレギュレーションがどーのと。
私の立場で言えるワケないです。
となれば!
ここはガッチリとレギュレーションをキッチリと満たしてレースの車検に臨み、
「か・・・完璧だ・・・ツッコミどころがまるで無い!初出場なのに・・・し、信じられん!」
とのお言葉をまずは頂戴する、と。
『いやーそれほどでもー。この程度はホンのタシナミでして。うへへへへへ・・・』
よし!これで行くぞ!
そいつがオレの当日までのモチベーションだ!
『・・・君、・・・ちょう君、・・・こう・・・ちょう君』
んぁ?
『工場長君!さっきから呼んでるのに知らん振りはないだろう!』
ああ、すんませんクシタニスト2さん。気が付きませんで。
『いや、ブルーレーベルで構わないよ。つい先日一緒に走った仲じゃないか。』
そーですか?
じゃあ改めましてブルーレーベルさん、こないだはありがとうございました。
おかげさまであの日、アタマ取れたんですよ。
色々な要因はあったとはいえ、XBとXRとホンダの中のトップです!気持ちよかったですヨ。
あ、待ってくださいね、今椅子出します。
タバコはお吸いに?・・・マルボロを?
奇遇ですねえ、オレもですヨ。とりあえず一服付けて下さいヨ。
『いやこちらこそ、ダイナに何が出来るんだと疑って済まなかった。工場長君を見直したよ。』
いえいえ、自分が一番驚いてますから。もうその話はいいスよ。
ところでなにかお話が?
『他でもない。3/27のレースの件だよ。対策は全部終わっているのかい?』
ええ、半分位は。
『まだ半分だって?』
ええ、そんなトコですね。
・・・あれ?ブルーレーベルさん、どーしたんスか?
なんか顔色が悪いスね、あったまるのにホットコーヒーでも飲みます?
『あ゛あ゛ーーーーー! やっぱダメだ! 3週間切ってもまだ半分しか手を付けてないって!』
なに?なに?
ブルーレーベルさん、落ち着いて!
大丈夫!大丈夫だから!
『まるで大丈夫じゃないよ、工場長君。
ざっと見ただけでオイル受けのアンダーカウル、キャッチタンク2つ。
それをどーするんだい? どこにも売ってないだろう。
ねえ、工場長君わかってる?
ダイナ用のレーシンググッヅなんて・・・この世にないんだよ、ワンオフするしかないんだ。
今から注文してリードタイムがどのくらいになるか、一度考えてみたらどうなんだい?』
・・・ブルーレーベルさん。
オレを・・・いや。
このオレ様の商売をなんだと思ってんスか?板金屋ですよ。
そのワンオフとやらがオレの得意分野で、それどころか商売ですヨ。
んなもん、とっくのとうに仕掛かり済みです。
半分ってのはメイン部は出来たって意味で、残りの半分は詰めてく部分のことスよ。
ステーはまだなんスけど・・・よかったらちょっと見てみます?
『おお!そーだったのか!』
オーヨ!とくと見さらせ!
まず、一番面倒なオイル受けアンダーカウルからやりましたよ。
ちょーど1.5mmのアルミの端材があったもんで。
『タレパンだね?』
ブルーレーベルさん、よく勉強してるじゃねースかw
そのとーりです。
溶接箇所多いんで、レーザーで抜いて余計な熱かけたくなかったんス。
なもんで溶接モノにはタレパンのが都合いいんです。
表面もビード盛ってありますよ。漏れなんざ一切ないです。
下の穴は水抜きの穴ですヨ。念のため2箇所。
ここは普段は膜つきのグロメットで塞ぎます。
MAX10のレーサーを参考にしようと検索したらですね、
「リトモセレーノ」ってBMWのお店がHITしたんです。
いやもう、そこのBMWが・・・んまーシブくって!
水抜きの穴のアイディアとか
それらの単車につけてあったオイル受けアンダーカウルを参考にさせて頂きました。
『参考に? パクッた、とも言うね。』
ブルーレーベルさんまた人聞きの悪い。
オマージュ、ですヨw
んでフィッテイングまでやりました。
したっけなんか長すぎて。
もうちょい詰めた方がよかろうということで・・・
バージョン2、一気に作りましたよ。
こいつはステーまで一体化してますよ。
『おお!カッコイイじゃないか!』
ほっほっほ。ブルーレーべルさん、くるしゅうないぞ。
んで外観面の側面だけは仕上げまして。
下は万が一のHITに備えてあえてビードは残してあります。
後はステー部分にちょいと補強くれて、フィッティング後に塗装しておしまいスね。
『アルミのアンダーカウルは贅沢だねえ・・・これ売れるんじゃないか?』
そりゃダイナでレース出たいって人間が他に居れば、その人らには売れるでしょうね。
でもそんな人に思い当たり無いですよ(笑)
んでこれ、完全レース用ですから。
スタンド外さなきゃつけらんないんです。
スタンド逃げの切り込み入れたら、オイル受けの意味が無いでしょう?w
なかなかいい出来だと自分でも思いますが、一般ユーザー向けじゃないスね。
市販は無理ですヨ。
フィッティングの画はまた今度のお楽しみと言うことで。
次いきましょうか。
これはガソリンのキャッチタンク。
元はそこらにすっころがってたアルミの角パイプ、それにフラットバーです。
40×60×125mm で容量300cc レギュレーションをクリアしてます。
『パイプ使うのはいいアイディアだねえ』
ええ、ホントは丸パイプのが気分ですけどね。
角パイプしかなかったもんで。
ホースニップルとドレンの沈めプラグ付けりゃこんな感じです。
配置は今悩んでて・・・
ケース前、クランクケース横か?
色々考えたんですが、最終的にはダイナにゼッケンつけますんで。
そのサイドゼッケンステーに一緒につけようかなと。
ダイナはハナからシート下のダウンチューブまでオーバーフローホースの出口があるんです。
そいつを延長してやったら都合がいいでしょう?
『レースが終わったらゼッケンと一緒に外してしまえるってメリットもあるね?』
ブルーレーベルさん、察しがいいですねえ。
その調子スよ。
次いきましょう!
ブルーレーベルさんオレね、これはマジで売れるんじゃねえかって思うんですよ。
ブリーザーのキャッチタンクです。
『なんか変な形だね?』
こいつはですね、フレームに沿って配置することを想定してるんです。
そんでブリーザーですからね。中に仕切り付けましたよ。
絶えずストロークの度にシュッコシュッコ排気されますから。
入り口と出口が隣り合ってちゃうまかねえんス。
ブローバイは下に、排気は外に、です。
『ふむふむ』
んで溶接です。
振動もハンパないですから。
ビードは補強代わりにするんで仕上げませんよ。
アルミの質感が出るアルマイトも考えたんですが、下回りに配置しますからね。
石っぱね食らうに決まってますから塗装の方がよかろうと。
シャシブラとかアンダーコートとかの水性塗料がいいかな?って考えてます。
場所はココですね。
すぐ脇のボルト穴利用してマウントするつもりです。
ドレンも下にありますけど、この手の品物はメンテしやすいのが一番です。
んで、付けた人間以外には存在を意識させないのがいいじゃないスか?
なおかつ付けやすく、外しやすい位置。
なもんで今、そんな条件に合うような取り付け方法を考えてます。
『こんなの、市販されてても良さそうだけどね。』
オレもそう思うんですが・・・メーカーはエアクリのエレメントに吸わせるか、
もっと端的にキャブ(インジェクション)のベンチュリーに送っちゃう構造で
バックプレートをこさえてますから。
そっちのが効率もいいでしょうし。
最近のパーツは大概そんな感じですよ。
でもたまにエンブレ嫌って減圧のバルブつけたいとか、
ブリーザーの量を見たいとか、ベンチュリーやエレメント汚れるのヤダとか・・・
変わった志向の人って居ますからw
そういう人に、もしかしたら需要あっかもですね。
次行きましょう!
見てください!遂に買いましたよ!
『ラダーはもう2本あるじゃないか。』
そいつらがダイナ乗せると、しなったり滑ったりで毎回大騒ぎじゃないですかw
こないだブライトさんのラダー借りてみたら、えらく楽勝だったんですよ。
なもんで同じ奴買ってやりました!
R1プラスコーチもお墨付きの一品です。
昭和ブリッジ、農機具や工事現場でも使われてるハードなハシゴです。
耐荷重は0.5t!
ウルトラだって大丈夫ってタフさですよ。
しかも、特注仕様のベロタイプ。
フックタイプはトラックのアオリに掛ける為のものですから。
キャラバンにはこっちですヨ。
もうこれで、ダイナの積み込みにも恐怖感は・・・ありますがw、だいぶ薄れました。
今週末チャレンジしてみます!
『上手くいくといいねえ。なんてったってコースに着く前にバイクを壊してたら話にならない。』
おっしゃるとおりです!
ここはオレにとっては重要な金の使いどころですヨ。
あ、最後にささやかなレーシンググッズを。
どーですブルーレーベルさん、あなたのアミーゴですよ。
ヘルメットリムーバーはレギュレーションで必須になってます。
アライのよかちょっとばかし高かったですが、折角なんで揃えてみました。
・・・とまあ、こんな感じです。
どーです?半分っても先の見えてる半分でしょう?
『そのようだね、いや失礼した。
すると残りはステーの製作、スプロケガードにゼッケン、ワイヤリングというところかな?』
そースね。
ゼッケンは先日ちょっと単車のトラブルの世話した関連で
「スタジオホワイティ」に請けてもらうことになってます。
ドラッグの時は「マウントストーンデザイン」も力貸してくれるらしくて。
いやー、オレ周りに恵まれてますねw
車番は実はもう分かってるんですが、それは次回と言うことでお願いします。
ステーは昔ブライトさんにこさえた奴をちょい修正でOKだと思います。
スプロケガードは新規製作ですが、これは市販の奴が色々あるんでそれをパクっ・・・
もとい、オマージュしてこれまたアルミでイケます。
ワイヤリングの穴あけは殆んど済んでます。
レギュレーションの規定にある0.6mmのワイヤーも買いました。
本番用のタイヤ交換する際に全部やります。
ツナギはもう、ブルーレーベルさんですから何の問題もないし。
MFJ公認が推奨、脊髄パッドは必ず装着というレギュレーションですから、それだけですね。
『まーね!んまーね!えっへん!』
ブルーレーベルさんって案外分かりやすい人だったんですね・・・
そういったわけで、比較的順調にレース前準備は進んでおります。
そして今週土曜日!
ひょっとしたらレース前最後のサーキット走行になるかもしれない、袖ヶ浦FRWで
ホットモトGPの開幕戦があります。
ここで秘蔵のスパコルを試してみたかったんですが、ハシゴ他意外に出費がかさみまして。
スパコルは本番まで温存しようということになりました。
ただレースの練習を兼ねて、タイヤウォーマーとカバーは使ってみるつもりです。
スタンドも外し、アンダーカウルの具合も確かめてみます。
ではまた。