またやってもうたです。
パット見すぐで、コレが何だかわかるアナタは、自分でピストン組んだことのある人です(笑)
これはピストンリングです。ピストンリングっても3段ありまして。
ピストンの溝の上からトップ、セカンド、オイルリングとなってます。
このうちオイルリングだけが3本セットの構成になってるんですよ。
エキスパンションリングと呼ばれる波型のオイル保持用のリング1本と
それを上下で押さえつけるオイルレールと呼ばれるリング2本からなります。
その1本をシリンダーを入れる際に無理して・・・曲げちゃいました。
左側は正常です。
右の方、合口がなんだか歪んじゃってますね。
試しにシリンダーに入れてみましょうか。
ほっほっほ。こりゃヒデえ。
矢印んトコ、ドえらい隙間が空いてますな。ハイ終了!
何があってもですね、顔で笑って心で泣くのが男ってモンですよ。
しかしながら今日は工場に居るのは私一人・・・
あれ、なぜだろう?
素人イジリじゃこんなことだってあるとわかっちゃいるのに・・・
なぜか涙が止まらない・・・シクシクシク・・・(地べたに座ったまま、膝を抱えて顔をうずめております)
泣きながらサンダンスに問い合わせたら、リングの在庫はあるとの事でした。
強引な真似はいけねえんだと再確認するには、なかなかの授業料ですが・・・背に腹は代えられません。
ハンドルクランプ加工と引き換えに、明日バシ君にお遣いを頼むことにします。
泣いてても先に進みませんのでヘッドの方を組上げることにします。
突き出しを測定・・・OK、キッチリ4本揃ってます。
そしたらシール圧入しちゃいましょう。
新しいバルブガイドはAV&Vのオーバーサイズです。
アルミニッケルブロンズのこのガイドですが、バルブステムと張り付きやすいらしく
慣らしは入念に行う様、内燃機屋さんから指示がありました。
はい了解しました。気を付けます!
シールも同メーカーのVITON製のバルブガイドシールを使います。
そして圧入工具も同メーカーの専用品を用意してみました。
これまではプラスチック製の工具を使ってましたが、このアルミのは良いですねえ~
金属なんで叩いた感じが手にダイレクトに伝わり、とても安心感があります。
スクリーミン純正のバルブガイドと違い、ガイド側には行き止まりのショルダーもありますし、
抜けにくくするためと思われる溝も刻んでありまして。
初めて使うメーカーですが、ここらの機能的な造りは私の好みにバチッとハマります。
シールを入れたらトップカラーとコッターを組んで、クリアランスを確認しときます。
4本全部やりますよ。
0.6インチ(15.24mm)以上がリミットですが・・・余裕でクリア。
よかよか。
ガソリンのリークチェックは済んでますんで、んじゃスプリング組んじゃいます。
あ、嘘つきました。
そういやこのコニカルバルブスプリングもAV&Vのでしたね。
キレイな燃焼室も見おさめでしょうから、今のうちたっぷり鑑賞しときましたよ。
今日はここまでにして、また明日気を取り直して続けます。