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S&S 106" stroker その1 「それがお前の竜になるのか?」 

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久しぶりのエンジンいじりです。
 
TC88のノーマルエンジンは ボア3-3/4in ストローク4in の構成です。
エンジンカスタムの場合に手っとり早いのはやはりボアアップ。
ボアを3-7/8に広げれば95cu(1550cc)になります。 
最近はS&Sからシリンダーも込みでボア3.927の97cuにするキットや、
ニカジルメッキシリンダーのキットで98cuってのもありますね。
 
現行のTC96のエンジンは ボア3-3/4in ストローク4-3/8in の構成。
TC88とボアは変えず、ストロークをアップしたエンジンです。
こちらもボアアップが費用対効果から言っても間違いのないところで。
ボ-リングで103cu、S&Sのキットで106cu、ニカジル使えば107cuです。
 
私のダイナには現行TC96と同じ、4-3/8ストロークのクランクが組んであります。
そこにブライトさんから借りたTC96ノーマルシリンダー&ピストンですので、
まるっきり現行車と同じ構成です。
となるとボアアップで排気量を上げていくってのが間違いのないところなんでしょうが・・・
 
ここはあえて、TC88ならではの構成にしたく思います。
使用するのはS&Sの4-1/2ストローカークランクです。
ボアは3-7/8で、これで排気量は106cuになります。
 
TC96が発売される前にはコレが最強だったんですが、クランク交換という手間の所為なのか?
あんまり普及はしなかったみたいですね・・・
ググってみましたが、WEB上では2台しか見つけられませんでしたw
 
まだS&Sにラインナップはしているものの、売れ線では無い構成のようです。
 
一般にエンジンはボア⇔ストロークをスクエア(同じ値)に近づけた方がバランスが良いとされてます。
実際S&SにはTC96用の4-1/2クランクのラインナップはありませんから。
4-3/8ストロークにしておいて、ボアを拡げて行った方が効率が良いってコトなんでしょう。
 
いまさら感、時代遅れ感の漂う106ストローカー・・・こういうのが私の好みなんです!
 
今回組むエンジンが本当に私の竜になるのか?は定かではありませんが、
どうせ時代遅れのキャブ車です。
遅れてるならとことん遅れてやろうと思います(笑)
 
※ちなみに「それがお前の竜になるのか?」の下り、詳しくは湾岸ミッドナイト平本編をご参照ください
 
 
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じゃ、早速始めましょうか。
TC88になってからはあっさりしてましたので、今回はちょっと細かめに手順を追います。
 
タンクを外し、ホーンとトップリンクも外し、ケーブルも緩めてキャブも外します。
 
インマニを外す際にはこの工具、「インテークマニホールドレンチ」が便利です。
微妙な角度がついてて、片側はボールポイントになってるんで締めるも緩めるも楽なんです。
そんな高いもんじゃないんであると便利ですよ。
 
 
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外したらインマニシールの状態や接地面の状態を確認しておきます。
キレイなら良いんですが、吹き抜けがあったり、シールがやたらと損傷してたら
なんかおかしいと思わないとダメです。
よく言う「二次エア」の大部分はこの部分から外気を吸ってしまってることが多いですから。
 
取付が悪いのか?部品が悪いのか?判断は各々の力量にかかってきます。
お互い精進しましょう!
 
そしたらロッカーカバー外します。前後各6本のボルトを外すだけです。
マニュアルには順番も指定されてますよ。
 
 
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他車種は知りませんが、ダイナはリアのB面一番後。
この位置はフレームが邪魔して工具が入りづらいです。
いつもレンチでエッサエッサ外してます。
 
ソケットが入らないと言う事はこれは当然、締める時も困っちゃうわけで。
なぜなら普通にソケット付けたトルクレンチが使えないわけですから。
こういう場所の為に『トルクアダプター』と言う工具があります。
まあ・・・オレは持ってませんけどねw
 
 
 
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昔、EVOの頃はこのロッカーカバー外すのがまず最初の難関でした。
3段重ねでなんか知恵の輪みたいになっちゃってw
 
ツインカムをイジって、最初に感動したのはこの部分 「ロッカーカバーが簡単に外せる!」
斜めにカットを入れてあるんでずらすだけです。
 
オイル噴いた板さんのナイトレのブリーザーアッセンブリーを増し締めをする為でした。
 
当時はたったこれだけの作業にも関わらず、えらくブライトさんは感動してくれました。
今はこの程度、なんとも思わなくなってるでしょうね(笑)
 
 
 
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はい、ここらからマニュアルとはちょっと手順が違ってるかもしれません。
正しいのはサービスマニュアルの方です!
 
勘違いしないでください、これはあくまでも私の手順です。
余所行って「やりかたが違う」とか「ネットではこうやってた」とか、訳の分かんないこと言っちゃダメですヨ。
恥かきますヨ。完全にこっからは『オレ流』ですから。
 
右側のロッカーアームが少し上がってるの判ります?
この状態でボルト緩めちゃダメです。下から押されてるんで下手したらサポートが歪みます。
左と同じ様に下がってなきゃマズイんです。
プラグ抜いてギア入れてタイヤ回してロッカーアームを下げてやんなきゃいけません。
 
そしたらどうやって下がったことを確認するか?
 
 
 
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それにはプッシュロッドカバーを外すことから始めないとです。
 
こうやって切り欠きにマイナス引っ掛けて手前にクルッと押し下げながら回すと外れます。
 
 
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んでプッシュロッドを触ってみて。
クルクル回ればロッカーアームにテンションは掛かってないことになります。
とても指では回らない位なら、まだロッカーアームにテンションが掛かってると言う事になります。
 
前後両方のプッシュロッドがクルクル回るトコまでタイヤを回したら、
ロッカーアームASSYのボルトを緩めてもOKです。
全部で6本のボルト、緩める順番はマニュアルに指示があります。
 
 
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そしてこの部分、またB面リア側はフレームが干渉するんで普通にソケットは入りません。
配線をズラすなりして、エクステンション使わないとですね。
 
 
 
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フロント側は何の苦労も無く外せます。
ロッカーアームASSYを外したところでプッシュロッドを抜きます。
 
私のプッシュロッドは調整式なので、プッシュロッド縮めて抜くってのもアリなんですが・・・
ピッチが細かくてダルいんで、腰上バラシの際にはいつもこうしてます。
 
 
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外したら ロッカーアーム⇔プッシュロッドのアタリ ロッカーアーム⇔バルブのアタリ
これらをそれぞれ確認します。
 
どうなってたらマズイとか、どうなってたらOKだとか・・・そんなこと聞かれても困りますヨ(笑)
自分で判断するなり、マニュアルに従って計測して数字で確かめるなり、人それぞれです。
 
ちょっとした事からトラブルのキッカケを見つけて未然に防いでくれたり、部品の良否を判断しているわけで。
プロにとってはその判断こそがメシの種。ノウハウって奴です。
 
私らシロートの場合はなんせ自分のエンジン触った経験しかないもんですから。
毎回やるたんびにわかんないながらもよーく見て、覚えておくしかないです。
それを何回も繰り返して行けば・・・いずれ何かを掴めるかもしれません。
 
今回私の判断ではここはOK!プッシュロッド調整は上手いこといってたようだ、という結論でした。
 
 
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部品にはそれぞれアタリってモノがありますから、全部とっかえるならまだしも再利用する場合には
バラした部品はすべからく元の位置に戻すのが基本です。
メモするとか順番に並べておくとか、工夫したのが良いと思います。
 
純正のプッシュロッドなら色分けされていて判り易いですが、
ロッカーとロッカーアームASSYは前後全く一緒ですから。
ちゃんとマジックで書いとくなり刻印なりしたのがいいです。
 
ちょっとした手間ですが、ここらに気を使えるかどうかが全体にかかわりますから。
「絶対に元の位置に戻さなきゃダメ!」って訳じゃ無いんです。心構えの問題です。
キッチリと組める人はその前に、やっぱりキッチリとバラして、キッチリと点検してますよ。
 
ただ順番にネジ外してけばいいだけなら、こんなのウチの小学生の娘にだって出来ます。
今まで組むたびにエンジンぶっ壊して私もようやく学んだんです・・・
いい加減に分けとけばいい加減にしか組めないです。そういうもんです。
 
 
 
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なんか文章が説教クセエのは歳のせいでしょう(笑) 先進みます!
 
ロアロッカーカバーを外したらヘッドのボルトにアクセスできます。
今までOH歴のないエンジンだとこのボルト、メチャメチャ固いですよ。
もしか長めのブレーカーバーとかあったのが良いかもです。
10年乗った板さんのナイトレをバラしたときがそうでした。わざわざブレーカーバーを買いに行きましたもん。
 
ここも歪みを生じさせない為の外す順番ってモノがあります。マニュアル見ましょう。
 
 
 
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はい、燃焼室です。
ちょっと前にバラしたばっかなんで結構キレイです。
こないだ組んでからはHLSTにサーキットにと、エンジン回してばっかでしたのでカーボンはほとんどなし。
 
街乗りでダラダラ乗ってるとカーボンが溜まるぞ、とか良く聞きますが・・・それは本当です。
たまにはブン回してそんなカスは吹き飛ばしてやりましょう!
 
 
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ピストンはご覧の通り。
右上の○は着火点で焼けた跡ですね。
 
ピストンの外周がなんか湿ってるのは・・・掻き落とせなかったオイルかな?
このまま組むんだったら一応ピストンリングは換えておきたいところです。
 
前回組み付け時にはMLSガスケットが入手できず、このファイヤリングガスケットを使用したんです。
ツーリングでもそこそこ頑張り、日光サーキットでは何度もレブらせ、
ビューエルミーティングでもブン回し、筑波サーキットでは・・・アレは雨だったからそうでも無いかな?
 
でも6000回転なんか当たり前に何度も当ててましたが、見事に吹き抜けも無く耐えてくれました。
GJです。
 
 
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ちなみにプラグはこんな感じです。
 
本来なら高回転で回したトコで点火カットして焼けを見るのが正しいそうですから、
工場まで普通に乗ってきて外したこの焼けが本来のモノなのかどうかはよく判りません。
 
そもそも私はプラグの色がどうこうとかはそれほど気にしないんです。
別にプラグのガイシをキツネ色にする為に走ってるわけでは無く、気持ちよく回るかどうかが大事なんであって。
まあ、ハッキリ言ってどーでもいいんです(笑)
 
調子がイマイチかな?ってときに初めてプラグの焼け具合を見るくらいでして・・・
どうだったらOKとかの基準はわかりません!
 
でも今回終始いい感じでエンジンは回ってたんで、この位の焼けが良いトコだ、と思う事にします。
 
 
 
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ボンヤリとした縦線が数本、クロスハッチはちゃんと残ってました。
ピストンのコーティングにも跡があります。
TC96の純正とはいえ、そこそこのロングストロークですからこの程度はアタるでしょう。
 
セカンドリングの上でオイル焼けは止まってますので張力もまだあるみたいです。
ピストン裏もキレイなもんです。クーリングジェットの効果もあるんでしょうか。
このまま使うなら再度スカート部にオーベルコートでもしとけば安心ですね。
 
とにかくEVOに比べて随分余力のあるエンジンだなあと、ピストン見るたびに思います。
 
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そーいえば外したこのTC96の純正ピストンとピストンピンとサークリップ。
ふと思い立って前後の重量比べてみたんです。
そしたらスゴイですよ。なんと0.1g差で揃ってました。
 
『ハーレーの品質は信用できない』 
少なくともピストンに関してはそんなのはもう昔の話の様ですね~
 
 
 
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続いてカム廻りやります。
 
EVOまではカムの軸受けも兼ねてる重要部品ですが、ツインカムのカムカバーはホントにカバーです。
だからこそRSDの一部透明のカムカバーとかが商品として流通してるわけで。
初期型の点火のピックアップが納まってるモノ以降(01年式以降)はこの部分は好きに出来ます。
エンジンの雰囲気を変えたい場合、お手軽に交換できるという意味で面白い部分だと思います。
 
でもオイルが入っていることに変わりは無いワケで。
外すにも付けるにも、ボルトを締める順番ってモノはあります。マニュアル見ましょう!
 
 
 
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TC88の泣き所と言われる、スプリング式のチェーンテンショナーですが、
昔に記事にした通り、この部分は油圧化してます。
 
ギア式の方がよりフリクションが少なく、性能的にはいいと思いますが
クランクの振れに対して若干の許容があること、
スクリーミンのキットなら強化オイルポンプも付属してくること、が決め手で油圧化を選択しました。
そして油圧ユニットはジッパーズのデュアルに換えてあります。
 
 
 
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SSTでギアを保持してリアカムドライブギアを外し、クランク側のギアを外し、
マニュアル指示どおりにボルトを緩めてサポートプレートごと引き抜きます。
 
そこそこプレートの中にもオイルが入ってますので床に養生しといたほうが賢明です。
 
 
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オイルポンプはそのまま引き抜きます。
奥にOリングが入ってますので忘れないようにしないとです。
 
 
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カムカバーまで外しましたから、部品を洗浄液に漬け置きしておきます。
今回初めて使ったモノタロウのパーツ洗浄液です。
 
いつもはアストロで売ってるサンエスのを使ってるんですが、これもなかなか使えました。
 
やたら油が浮くので「ちゃんと分解してるのか?」と少し不安になりましたが・・・
 
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燃焼室の焼けたカーボンも結構落ちてます!
磨いてあったことも幸いしたみたいですね。
 
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プレートの塗装まで剥がれてしまったのは計算外でしたが・・・(笑)
 
なかなかの洗浄力でした。また使おうと思います。
 
 
さて、腰上はこんなもんで。
次はプライマリー周りに続きます。
 
 
 
あ、最後に。
フェイスブックの方ですが、アカウントを削除しました。
登録して頂いた方にはお知らせもしないで申し訳ありません!
ちょっと諸事情ありまして・・・
よくある話だと思うんですが、見つけられたくない人達に見つかってしまってですね・・・
むかーしモメた筋なもんで急遽でした。
 
登録されていた方で私の連絡先を知らないままじゃねえか!と言う方は、
ブログの内緒コメントを利用して連絡頂ければ、すぐに折り返しDMで返信します。
 
別にSNS疲れとかそう言うのじゃないんです。
ほんの一時期ですが素行の良くなかった私がいけないんです。
お手数をおかけしますがよろしくお願いします! <(_ _)>
 
 

S&S 106" stroker その2 「これは想定外!」

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オイル抜いてカバー外します。

今思い出しましたが、クラッチスプリングをちょっと強いのに換えとかないとです。
現状はTC96用のスプリングを使ってますから。

軽くて良いんですが、クラッチ滑っちゃいくらエンジンのパワー上げても台無し。
おまけにクラッチ版も痛むし、オイルはコゲ臭くなって使えないし、イイコトないです。


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このガスケット、結構高いんでなかなか捨てられません。

大体2~4回・・・正直言うと切れるまで使ってますw
あんま怪しいときはトヨタブラックを薄ーく塗って復活させたりもします(笑)
プライマリーにはモチュールのコンペ使ってますが、それでも漏れは無いですよ。

ゆくゆくは開ける度に交換できるよう、一生懸命仕事して稼がないといけませんな。


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クラッチ板の状態も見たかったんで全部出します。
バーネットのエキストラ(純正より1枚多い)プレートクラッチです。
カーボンじゃなく、ケブラーのほうです。

ロングストロークのVツインエンジンはエンブレがきついんで、
サーキット行くとブリッピングが結構難しいんです。
ちょっと合わないと「ギュビッ!」っとタイヤが鳴きます。
それにあんまキツいエンブレはピストンの首振りを起こすんでリスキーです。

なもんで半クラ使いながらのほうが多いんですが・・・
ある程度は逝ってるだろな・・・

確認するも減り、焼け等の異常なし。
重いダイナをサーキットやら高速やらで結構激しく使ったつもりなんですけどね。

バーネットのクラッチはさすが老舗のクオリティなのか?
Pオイルにモチュールのコンペを奢ってるからなのか?

それとも!オレ様のクラッチワークが神なのか?
・・・多分前の2つの理由でしょうw

心配してたんですがこれならもうちょっと余裕がありそうです。

これでスプリング強化してやったら、あとはシフターのレバー比換えるなりして、
もうちょっと攻め気味のシフト&クラッチワークをしても大丈夫そうですね。


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ジャックシャフトのボルトも抜いときましょう。
いつもプライヤーで固定して、インパクト気味に緩めてます。
サイズは5/16だったかな?

基本、ロックタブは使い回ししません。
だって私は板金屋です。そんなもんいくらでも作れますから(笑)



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インパクトレンチがないなら、クラッチハブのナット緩める前にクラッチ板外しちゃダメです。
ベアリングがフリーになってるんで千年回したって緩まないですヨ(笑)

昔はロックツール使って、600mmのブレーカーバーつかって
血管切れそうになりながら外してました。
今じゃこの状態からだって一瞬で緩みます。
エアインパクト、超便利です。

あ、ここんとこは逆ネジです。
メインシャフト関連のネジはこの奥のスプロケナットも含め、全て逆ネジです。
覚えといたのがいいです。

昔、渾身の力で締め方向に回し、
EVOソフテイルのミッションマウントプレートをズラしたことがあります。
その際、ミッションのスタッドを一本痛めました。懐かしい思い出ですw



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んで、こっちは順ネジです。

クランクのスプロケナットには赤タイト塗って取り付けてますが、
ここだってエアインパクトなら楽勝です。

そーいや「組むときはインパクト禁止」ってマニュアルに書いてあります。
なぜかって言う理由は書いてません。
インパクト禁止の合理的な理由をご存知の方が居たら教えて下さい!

なもんで、気を使うならでっかい300NM位測れるトルクレンチをわざわざ用意しなきゃってことなんですね・・・

超個人的な考えなんですが、コレには私は「?」でして。
だってエンジン掛けて動かして、それでゼロから思いっきり発進するときとか、
そうでなくても立ち上がりで一気に全開!とか、
そんときに掛かるトルクと衝撃ったらインパクトなんかの比じゃないんじゃないかと。

そもそもコンペンセーターにダンバー効果もあるし、別にいいじゃねえかと思うんですヨ。
もしかダラダラとインパクト使って、マグネットローターが剥離するコトが怖いのかなあ?

長いレンチで万が一、力の入れ具合が悪くてですね、
回転方向以外の力がかかって、クランクシャフトの芯がズレるかも?ってリスク方がオレは嫌です。

とにかく私はここんとこ、マニュアルはシカトで組むときもインパクト使ってます。
一瞬で済ませられるならば回転方向にしか力は掛かりませんから。

しつこいようですがあくまで個人的な考えで「オレ流」です。
真似するモンじゃないです。
マニュアルでは緩めるとき以外に使うな、と書いてあります。



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そしたらA面に回ってセルモーターのマウントボルト抜きます。
2本あります。

EVOソフテイルの時はえらく見えづらい位置にありましたが、
ツインカムエンジンったら見やすい位置で大変GOODです。

でも落っことしやすいんで気をつけましょうね。



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そしてまたB面に戻って。

インナーのボルトはロックタブ起こしてから、外側の2本はそのまま。
緩めていけばインナープライマリーケースも外せます。

あ、ダイナの場合はシフターの貫通シャフトの押さえを外しておかないとです。


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勘合ピンがありますんで引き抜くように外せばOK。

これでやっとエンジンケースを降ろす準備ができ・・・

なんじゃあ、こりゃあ!




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オイルパンの合わせ目から派手にオイルが漏れております。

よくあるトラブルとして、プライマリー側シールからの漏れ、
ミッションのメインシャフトからの漏れってのがあるんですが・・・

汚れ具合から判断して、どう考えてもコレはオイルパンの合わせ目からです。

「一体なんでこんなトコが?」

不思議に思ってボルトを確認してみたら、あらビックリ!
手で緩むくらいの状態でした。

あわてて他のボルトを確認しましたが、ほとんどのボルトが同じ状態でした。
落っこちなかっただけ助かったなあって感じです。

「増し締め課の課長がオイルパンのボルト緩んだままで走ってたのか?」
と言われると返す言葉もありませんけどね。
ちょっと増し締めは難しいし、考え付かない場所ですよ。

これは完全に想定外でしたので、オイルパンのガスケットは用意しておりません。

このため、「土日で組み上げる計画」はこの時点で諦めざるを得なくなりました。



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いきなり集中力が切れてしまいました・・・

でもここで油断しちゃなにもかもダメになります。
どうにか気を張って作業を進めましょう!

ミッションケース⇔クランクケース の連結ボルト4本
Fエンジンマウント⇔クランクケース のボルト2本

それだけ緩めればケースをフレームから降ろせます。


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ケース降ろすときはこのように、ミッションの下にジャッキ掛けるか
タイダウンでミッションを吊るとかして、リアのエンジンマウントの負担を軽減してやります。

そして勘合ピンを巧い事逃がしつつケースを降ろし、エンジンスタンドに乗っけます。

ちなみにバランサーつきのBエンジンとはエンジンスタンドは種類が違いますよ。
ヤフオクで掘り出し物見つけても慌てて入札せずに、
自分のエンジンの仕様に合うかどうかをちゃんと確かめましょうね。

・・・ええ、そこら経験アリです。みなさんと同じように(笑)


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他の洗浄済みのパーツと一緒に並べてみました。

洗浄液につけたあと、洗剤とお湯でゴシゴシ洗ってあります。
スチールの部分はそのまんまじゃ勿論錆びてしまうので、WD-40くれてやって防塵処理してあります。

単車弄るようになってからCRCは使わなくなりましたね。
ラスペネかWD-40ばっかです。水置換性能を重視するようになりました。

黒い塗装が白っぽくなってしまってますが大丈夫です。
あとでちゃんと処理しますから。


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そしたらケース割りましょう。

合わせ目には前回もトヨタブラック塗ってあります。
信頼のシール機能です。その分粘着力もなかなかです。
ボルト9本抜いて優しく、でもしっかり叩けば割れます。

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はい、久しぶり~ ・・・でもないか(笑)

TC96と同じ4-3/8ストローク、スクリーミンのストローカークランクです。


イメージ 15


そしたらプレスでクランクを抜きます。

テーパーベアリングが向かい合わせに圧入してあるんで
そいつをクランクシャフトから外さないといけないんですよ。

25mmも押せばクランクは外れます。



イメージ 16


ベアリングのレースはいつものようにTIGでぐるっと一周。
熱歪みでスコーンと外します。

だってレース引き抜くSST持ってないんです。
あるもん使ってやんなきゃですから。



画像容量一杯に付き、続きます。

S&S 106" stroker その3 「4-1/2 クランク組み込み」

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熱引けを待ってる間にこっちやりましょうか。

白っぽくなってしまった塗装の表面を復活させます。

使用するケミカルはワコーズのスーパーハード。
定価6500円、市価4500~5000円する高級品!
樹脂用のケミカルですが塗装面にも効果アリなんです。

付属のスポンジにケチったく浸み込ませて塗り塗りすると・・・


イメージ 2


コレもんですわ!
まるで新品!・・・は言いすぎ?(笑)

アーマオールをスプレーしてもこんな感じに仕上がりますが、こっちは持続性が違います。
パッケージには6ヶ月とあります!
まあ、状況次第でしょうけどね(笑)
でもアーマオール等の界面活性剤よりはずっと持ちます。

熱の掛かる部分にも対応してるんでエンジン系の部品でもOKなのが気に入ってます。

バラしたときにコレを加工して、
褪せてきたらアーマオールでどうにか持たせる、ってのが定番になってます。


しばらく放置してから毛羽立たないTシャツ地のウエスで乾拭きして終了です。


「黒い部分は黒く、光る部分は光らせる」
それだけで単車はキレイなんだと、いつもピカピカな00年式ナイトレ乗りの板さんは言います。
おっしゃるとおりかと思います。
板さんほどマメじゃない私は、ケミカルの力に頼っております。



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洗浄液浸け込みで落ちなかったカーボンに第二次攻撃隊を繰り出します。

マスキングして剥離材を筆塗りです。

バルブは外し、こっちは物理的に磨いて汚れを落とします。



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いつものようにボール盤に咥え、ワイヤーブラシとペーパー研磨です。

エキゾーストバルブに焼きついたこんなカーボンも・・・



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はい、このとおり。
ピカピカになります。

磨いたからどうだってのはナシで。
ちゃんと掃除したっていう満足感が欲しいんですw

右側はキャンプ解散後に工場に手伝いに来たバシ君の足です。



イメージ 6


そんなバシ君にも手伝ってもらいつつ、燃焼室とポートに残ったカーボンを除去。
ついでに磨きまでやってもらいました。
マザポリとホワイトダイヤモンドを使用してます。
「バルブシートには絶対に触るな。合わせ面にも触るな。
エキゾーストポートは気合入れろ。インテークは・・・そこそこでいい。」
色々と注文はつけております(笑)


一部ヒートスポットがありましたのでそこは修正してバフがけ。
そこらの燃焼室加工に関しては、さすがにバシ君にやらせるわけにはいきません。
私がリューターで加工しましたよ。

前回組み付け時の前だったかな?
バルブガイドの入れ替えとシート交換を内燃機屋さんに出す際にかなり燃焼室を削りました。
削っては磨き、やりすぎたらTIGで盛り直して、再度削り&磨き・・・

シートカットが終わって帰ってきたヘッドを、今度は容積測定して、
そしたら容積を前後で合わせる為にまた削って磨いて。

測って削って削って測って・・・一体何回やったんでしょうか?
シリンジを触ったのは中学以来でしたが、その扱いもなかなか上手くなりました(笑)

とにかくお陰で「どんくらい削ったらこのくらい容積が増す」って目安が付くようになったんです。

人間って結構すごいですよ。それこそ0.5cc単位で分かるんですよ、マジで!
もっと何機もヘッドを触ってれば、もっともっと精度を上げることが出来ると思います。


でも、燃焼室形状も勿論大事だと思うんですが
もっと影響があるのはポート形状のほうなんじゃじゃないかな?と最近は思います。
各メーカーはこぞってポートをCNC加工してますし。

駅の通勤ラッシュで渋滞を起こさないために大事なのは何かと考えてみたら・・・
どっちかといえばホームの形じゃなくて通路の方じゃないですか?
ヘッドのフローに影響するのは、やっぱ通路であるポートじゃないかなあと考えてるんです。

まだそちらの方のノウハウはありませんので、
出来たら色んなヘッドのポートを見たり触ったりしてみたいですね。
特にジッパーズ等に代表される、ノーマルヘッド加工のポートとかすんごく見てみたいです!

・・・誰かやってくんないかな?
やったら組む前にどーかオレに見せて下さい!(笑)



イメージ 7

本題からの脱線が激しいのが私の記事の特徴です。
どうか慣れてください。

今回S&Sのクランク組むんです。
前回はスクリーミンのクランク組むんでスクリーミンのオイルジェットに換えました。

なもんで今度はS&Sのオイルジェットに換えます。

右のスクリーミンのと比べると、ずいぶん短く、またストレートな形状です。
それに鋳造ではなく、削り出しの様に見えますね。

こんな小さなものを・・・凝ってるなあ。
うん、性能とかはよく分かりませんがとにかく好みの部品です!



イメージ 8

ケースをよーく洗浄した後、穴という穴にエアーを吹きまくってから
Oリングを忘れずに入れ、青タイトを塗ってオイルジェットを取り付けます。

タップ穴も残らず、中から何も出なくなるまでエアーを吹き込みます。
ケースに限らずにヘッドや他パーツも同様です。


「OHの際にはネジ穴全てにタップを通しなおして清掃する」
そんな人もいるようですが・・・私は賛成しかねます。

新品の部品の為、タップ穴にまでメッキが掛かっている。
タップ穴にエアーでもまるで取れないくらいにロックタイトが詰まってる。
絶対に!タップサイズを間違えない自信がある。
山をつぶさずにまっすぐにタップを立て直せる自信がある。
エアーコンプレッサーが無い。

そうでなければ、素人レベルじゃ失敗するリスクのほうが高いと思うんです。

山を傷めずにキレイに目通しするって意外と難しいですよ。
大体タップのほうにカスが溜まってしまったら、それ入れただけで逆効果になります。
大抵ネジ山を傷めて取り返しが付かなくなります。

タップは一回一回清掃するとか、いちいち油くれてやんないと本来はダメですから。
それにタップなんてそもそも使い捨てです。

ボルトの山をワイヤーブラシで磨き、
ネジ穴の方にはパークリ吹いて、掃除したボルトにはラスペネ。
で、ボルト入れてみて手でスムーズに入ればOK。
ロックタイトする箇所なら、再度両方をパークリ洗浄し、乾燥後に締める。

こっちのほうがリスクは無いし、いいと思うんですよ。
よっぽど渋いとかの特殊な場合の他は、あんま余計なことしないのが身のためです。

「目立てしてネジ穴がキレイになった!」というちっぽけな満足感の代わりに・・・

サイズ間違えたとか、変な場所で刃が食って2重にタップ立てちゃったとかの、
結構な代償を払う可能性が高いと思います。



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また脱線だ・・・

新品ベアリングセットです。
レフトケース(B面側)のベアリングはEVOと一緒です。
勝手知ったるティムケンベアリング、テーパーベアリングとレースが各2個、
向かい合うそれらのクリアランスを決定するCリングが2個。
メーカーでクリアランス調整されて順番に並んでますので、それを崩さないように順番に取り付けます。



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最初にケース側にでっかいCリングを。
オイル穴をふさがないように開口部の位置を調整します。
ちなみに取付にはSSTが必要です。

この後レースをこのCリングをはさむ形で取り付けます。
これまたSSTを製作してプレスで圧入しましたが・・・
以前のようにバーナーで炙って入れたほうが簡単だなと思いました。
平行をとるのが結構難しかったです。



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さて、手持ちのクランクでも並べてみましょうか。

左からTC88純正、スクリーミンの4-3/8、S&Sの4-1/2です。
こう見るとS&Sのクランクは刃物の挽き目があってなんかカッコイイですね。

先日Vブロックを使って単体で測った振れは、ピ二オン先端で1.5/100でした。

プレスインのクランクピンなもんで、いまさらこの振れをどうこうってワケにはいきません。
EVOまでの組み立て式なら納得いくまで芯出しできるんですけどね・・・
そこらがツインカムになって寂しく感じるポイントです。

ちなみにクランクピンの溶接はしません。
S&Sはクランクピンの真ん中に、締め補強用のフタを圧入してあるようです。ナイスです。
私が変に溶接して熱歪が出るよりもそっちの方が安心です。

メインパーツを前に、なんだかココへ来て盛り上がって来ました!


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ライトケース(A面側)を台にしてクランクを置きます。

これからB面側のクランクシャフトにテーパーベアリングを圧入するんです。

順番をそろえた通り、一番内側に来るベアリングを入れて・・・
ウルトラスリック塗ってSSTで締めていって・・・
・・・相変わらず固いなあ・・・

寸法と材料がいいことは良くわかったけど面倒だ・・・こうなったらアレだ。

『おーい!お助けマーン!』



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・・・ドドドドドド・・・キュィッ!(←駐車場に入ってくるローグラの音)

『お呼びですか課長!

増し締め課と課長をこよなく愛する電気設備戦士、
合言葉は ”24時間?キツイ冗談はよして下さい、72時間働けます。”
ご指名ありがとうございます。アナタのTR、只今参上!』

登場の挨拶が長げえよ・・・w
とにかくちょっとそれ頼むわ。EVOんトキも一緒にやったろ?
あんときと違って今回はクランクピンのナット締めろとかは無いし、SSTもちゃんとした奴だから。



『了解です!こいつを締め上げればいいんですね? エッサエッサ・・・』


ものすごい速さで圧入されていく様子を半ば呆れ顔で見つめるバシ君。

バシ君、パイプレンチ持ってくるからさちょっと手を貸してあげてよ。
これJIMSの工具なんだけどさ、やっぱケントムーアの工具のが一枚上みてえだ。
押さえがイマイチよかねえ。


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『そうそうバシ君ソコ持って。後はオレがグイグイ入れてくからさ。』

うーん、素晴らしい光景だ・・・
オレは口出す以外何もしてないのに、
あとは写真取ってる最中に勝手にベアリングが圧入れされていく(笑)



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『課長、なんかもう固いんですけど。』

オイ待て!アナタの力でそれ以上締められたらベアリングが逝ってまう!
ソコで行き止まりでいいんだ。お疲れ!


『そしたら課長、なんか一筆入れないと!』

そーだね・・・したっけ「145mph」に「ダイナ魂」に・・・後何にすっか?
悩んでる間にTRさんに挑戦的なセリフを書かれましたw


ちょっと端折りますね。
そしたら合わせ目にトヨタブラックを塗り、
ダウエルにOリングを忘れずに嵌めて、レフトケースを乗っけます。
そして向かい合わせのテーパーベアリングを、
再び2人に圧入してもらったらボルトを締めてケース完成です。



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ケースをフレームに乗っけます。

ダウエルピンがあるので気持ちよく合さりますね。
フロントのマウント2本、連結ボルト4本でしっかり止めます。

一番上のベントホースは使いまわし、
でもフィード(一番下)とリターン(真ん中)のホースは
前にTRさんにディーラーで注文してもらった純正の新品に交換しました。
新しいホースはしなやかで大変結構です!


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んじゃ、今日はここまでにすっか!お疲れ!

借りていたシリンダーとピストン、
それに預かっていたXRのタンクカバーの引き取りにブライトさん&ナナさんが来てくれました。

お土産は私が首から提げているこのタオル、
「闘魂」と書いてある、アントニオ猪木純正のタオルを3人それぞれに差し上げました。
いや、たまたまロックタイト買いに行ったアストロで見つけたもんで(笑)

私、プロレスはそうでもないんですが猪木が好きなんです。
あのブレない感じ、やっぱ普通じゃないです。

「元気があればなんでも出来る!」

年取ると、まずその元気を出すことが凄く高い壁になるんでしょうけどね(笑)
こと単車に関する限り、私はいつ何時でも元気を出すことが出来ますヨ。

元気があれば何度でもエンジンを開けられる!
ご唱和くださーい! えくぞー! 1・2・3・ ッダー!

※ 私はTRさん&バシ君、ブライトさん&ナナさん、昼間にはまさみさんが来てくれた事、
そして新しいクランクの組み込みに浮かれ、この時点でミスを犯しております。

そのため再度ケースを割ることになりますが、それはまた続きの記事で。
今日は出勤日なんです。仕事に戻りますw



S&S 106" stroker その4 「2度目の想定外と地味系~ピストン組み」

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オイルパンのガスケットが届きましたので換えましょうか。

ところがこれが結構難儀でして。
このとおり、普通の工具じゃクリアランスが無さ過ぎてボルトにアクセスできません。

以前森山さんにスプロケと引き換えで頂いた、ミトロイのショートヘックスが大活躍です!
短いんでどこにでも入ります。森山さん、ありがとうございます。超使えます!
ついでに言うとケース下、エキパイの中間ステーにもこの工具が活躍します。




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見たままですが、純正の紙のガスケットは硬化してバッキバキ。
漏れるべくして漏れたって感じですね。
いいタイミングで気が付いてむしろ良かったと、そう思うことにしましょう。



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硬化して張り付いた紙のガスケットを剥がすとき、私はスクレーバーの刃だけを単体にして、
このようにガスケットと金属の隙間に差し込むようにして剥がします。
コレでやると結構巧い事いくんです。

上手くやればEVOのカッキカキになった純正の紙ガスケットもキレイに剥がせますよ。
そしたらオイルストンで均すのも少しで済みます。
なんかの機会に試してみてくださいヨ。


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外したパーツはすべからく、中性洗剤でザブザブ洗います。
こうして油分を取り除いておけば、その後オイル漏れ起こしたりしたときにすぐ気が付きますから。

勿論、洗った後はエアブローでしつっこく乾燥させます。



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今度のガスケットはジェームズのRCM(ラバーコートメタル)ガスケット。

コレならまず切れたり割れたりってコトはないでしょう。

よし!これでエンジン組める!
と思ったところでミスに気が付きました。

「ピストン同士&コンロッド⇔ケースのクリアランスのチェックしてねえ・・・」

今回ストローカー組むんです。
全てS&Sのパーツとはいえ、確認は必要ですヨ。
マニュアルにもそのように書いてありますし。

仕方が無いのでこないだ乗っけて締めたケースをまた降ろして割ります。

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はい、手抜きしたバチが当たりました。
ケースを降ろすのに取り付けたマグネットローターを引っ張って外すと・・・磁石がゴロッと出て来ました。

なんだってんだよ・・・マグネットローターの剥離なんて初めてです。
6枚ある磁石のうち、今シャコ万で止めてる一枚が剥がれてました。

当初この接着剤でくっつけて組んじゃおうかとここまでやったんですが・・・やめました。

貼り付けが甘くて外れちゃったりしたらオルタネーターまでお釈迦ですし、
こいつは回転部品ですから、適当に張って既にバランスがおかしくなってる可能性もあります。

ここは新品に交換した方がよかろう、ということでこいつは諦めて。
ちょうどヤフオクに新品で出ていたコンプファイヤーのローターを取る事にしました。
これでまた一日部品待ちです・・・

ですがココまできたら焦っても仕方ありません。
じっくりと出来ることをしっかりやっていきます。


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そしたらまずはケースから。
せっかくなんで割る前にクランクの芯ブレを計測しておきますか。

コンロッドつかんでグルグルグルグル・・・
一番振れてるところで止めてみました。

クランク単体でVブロックで測ったときは1/100でした。
ベアリングマウントになった今はもっと振れが少なくなってるだろうと予想してたんです。
しかし結果1/100で変わらず。

まあイイトコでしょう。十分です。
なんたって芯出し作業のしようが無いんですからこれでOKです。


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そしてケースをまた割りました。
ケースを割る手間が面倒というわけではなく、何が面倒って聞かれたら
塗ったばっかのトヨタブラックをキレイに剥がすのが面倒ですね(笑)


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はい、そしたらシリンダー入れて、ピストン仮組み(リングとサークリップはつけない)して
この状態でクランク回します。

で、一番下がったトコ、ピストン同士が一番近づくトコで干渉が無いかを確認します。

同時に画像右のケース内部とコンロッドとの干渉もチェック。
コンロッドはOK、ピストンは・・・


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はいOK!

面白いんでぐるぐる回して遊んでました(笑)

上死点でピストン上端面とシリンダー上端面がツライチになるかどうかの確認も行い、
計測してクーリングジェット(A面側のケース)とのクリアランスが取れているかも確認します。

さすがはS&Sのキットものです。バッチリOKでした。
コレで安心です!


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そしたらA面側におまじないをして、トヨタブラックを再度塗ります。

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そして合体。

この状態でベアリングにはウルトラスリックをたっぷり塗りこんでおきました。
そしてまたフレームに載せ、トルクかけてしっかり取り付けOK。
マグネットローターがありませんのでプライマリー周りの組みは出来ません。

なもんで、腰上の準備に取り掛かります。


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今回のS&Sのストローカー用のピストンはスリッパーピストンではありません。
今どきじゃ珍しい部類に入るんじゃないでしょうか(笑)

左がRピストン、右がFピストンです。
刻印がありますが、そんなの見れば分かります。
だってR側ピストンのスカート見てください。切り欠かれてるでしょう?

これは先ほどのクリアランスチェックの際に意味が実感できます。
最下部でピストン同士が干渉しない為の逃げなんです。

この逃げの為の切り欠きの分、Rピストンのほうが軽いです。
それだけではないのかもしれませんが単体で計測したところ3グラムRが軽かったです。

んじゃちょっと削るかと、F側の赤丸の部分削ってみたんですが・・・
これで0.1グラムにしかなりませんヨ(笑)
やっぱアルミは比重軽いんで微調整にしか使えません。
そもそも余計な部分の無いピストンをさらに削るってのは、素人にはリスキーです。

こういう場合他の部品も全部測って、組み合わせで重量差を無くして行くんです。

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Fピストン 379.9g
Rピストン 376.9g ▲3g

ピストンピンA 133.5g
ピストンピンB 132.3g  ▲1.2g

リング、サークリップは全て同重量

以上の結果から、ピストンピンBを130.5gにすれば釣り合いが取れる事になります。
1.8g削るのか・・・こりゃ大変だ。




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どんくらい大変かお見せしますよ。
左がなんもしてないピストンピン、右が少し削ったピストンピンです。

ピストンピンったらメッチャメチャ硬いんですよ。
ドリルの刃なんか立ちませんから、これ超硬バーをリューターにセットしてひたすら削るんです。

対面側も同じようにC取りしたみたいく削ってみました。
結構時間かけて削ったんですが、これで測ってみると・・・たった0.5gしか減ってません(笑)



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もうリューターなんかでチマチマやってられるか!
ウチで一番パワーのあるボール盤に超硬バーセットしてゴリゴリいきます。

さらにテーパー状に削ってやりました。


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うん、片側で0.5gは削ったべ?
もうちょいだ!

ゴリゴリゴリゴリゴリ・・・ああ、手が攣りそうだ・・・


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そんな地味な作業の結果をご覧下さい。

R側ピストン、サークリップ、ピストンピン、ピストンリング一式で556.7g



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切り欠きのないF側、同一式で556.7g

「地味なこと極まりない」
「前後コンロッドの重量も測ってないし、そもそもプレスインだから測りようがないw」
「実際に効果があるのかどうかも分からない」

そんな作業ではありますが、こんな地味な部分こそが
『本来は無機物である部品に血を通わせる』 ことになるんだと私は信じてますヨ。

あと1キロ速く!とか、あと1秒詰めたい!って時に。
きっとここらが効いてくれるハズなんだと本気で思ってます。



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ギャップ確認もしときます。

TOPリング、FR共0.45mm 上下方向なし。




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2NDリング FR共0.50mm ドット面が上。

規定値どおりです。

ちなみに今回はシリンダーからS&Sにしてます。
こういったボーリングしないキットは自分では始めて組んでみたんですが、しっかりしてますねえ。


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ギャップ確認が済んだらリングの面取りをします。

最近のコーティング済みのリングには不必要なのかもですがEVOの頃からの習慣です。
上が面取り済み、下が未加工。
側面部には手を触れないようにして、角だけ落としてます。
サンドペーパーじゃどうしたって側面に当たってしまうんで、いつもオイルストンの出番です。

角が取れてヌルっとするまで、それこそ舐めても大丈夫なくらいにします。
合口は勿論、内径まで外周全て0.1のC取りです。


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そしたらS&Sのマニュアルどおりにリングギャップを配置します。

このS&Sのピストンキットには私は始めて見る、オイルリングサポートリングなるものが付いてました。



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分かりにくいですが一番下の黒いリングです。
プレスのドット凸は下向き。

通常のエキスパンダー、上下のオイルリングのほかにもう一本下に入るんです。
組むときえらくキツかったので大丈夫かな?と思いましたが、
組んでみたら気持ちよくハマってくれました。

オイルリングが踊るのを防いでるんでしょうか?
オイルリングをしっかり抑えておく役割かなと想像しております。

コンロッドのサイドクリアランスの計測を忘れてました。
0.4mm。規定値内です。但しフロント側コンロッドの遊びは大きめでした。


さらにここで気が付いたんですが、
このピストンは最初にピストンピンいれとかないとリングが邪魔してピンが入れられません。
ストローカーの分、ハイトを低くしているんでしょう。
仕方ないんでもう一回全部リングを外してやり直しました。

・・・なんですか、わけわかんない?

いいんです。そしたら分かる人だけ分かればw
自分の記録も兼ねてるんで、そこらは勘弁してください(笑)



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ピストンリングコンプレッサーバンドは 3-5/8~3-7/8。
これでピッタリ。
リング及びバンド内面にはウルトラスリック&ゾイルスプレー。

・・・記録です。あんま気にしないで読み飛ばして下さいw

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はい、挿入完了。

シリンダー下の機械加工面は軽くバフ掛けしておきました。
ピカッとしてなかなかいい感じです。

2013年からかな?S&Sはシリンダーのデザインを変えたようですね。
ハイライト部分が増えて、ケースとの接合部の削りも純正にマッチさせたとか。
とにかく新品はピカっとしてて素敵です。
できるだけこの状態を維持したく思います。



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ケースを車体に乗っけてミッションと合体させるにあたっては、ジャッキを上げ気味にしてやって
勘合ピンをなるだけ上方向に向けたほうが簡単・・・すんません、記録です(笑)


続く

(次回もおそらく、こんなわがままな感じになりますw)



S&S 106" stroker その5 「ヘッド~カム周り」

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続いてヘッドのほうを確認します。


ガイド交換、シート交換及びシートカットしてからそれほどは走っていません。
バルブやシートのアタリもいいようですし、ガイドの突き出しもキッチリ4本揃ってます。

わざわざ確認するほどでもないかもと思いますが、燃焼室容積の測定をして記録しておきます。

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重量あわせよりもこっちを揃える方が大事な気がしております。

アクリルに穴あけてヘッドの面にグリス塗って貼り付け、
中にフォークオイル注いで何CC入るのかで測るんです。
ホントはちゃんとしたシリンジ(コンマ代まで計測できるモノ)を使って測定するのがベストですが、
私は1cc単位の簡易なものとスポイトを使って測ってます。

理科の実験の時に 
「ちゃんと目の高さで数字を読んで。」と教えてくれた理科の先生の言葉を思い出します。

空気入れないように入れるのって結構コツが要るんですよ。

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FR、どっちがどっちだか分からない感じです。
燃焼室は以前、削って盛ってを繰り返して容積は合わせてありましたから。
今回もう一回測ってコレで納得できました。
ええ、自分が納得する為にやってるようなもんです。


95で組んで壊した際、ヘッドをあけてみたら結構ヒートスポットがあったんです。
何でわかるかって・・・聞かれても困ります。
カーボンの付き方が異常なんで見れば誰だってすぐに分かりますよw

そこを削ってるうちになんだかんだ、ああしようこうしようと色々やって現状に至っております。
真面目に、でも一気にやったんで写真とかは無いですけど。
ちょっとだけですが圧縮は落とす方向にしてあります。

今回106cuにして組み上がりの圧縮比は計算上10:1を少し切って9.75:1です。
特に根拠があるわけじゃないんですが・・・ここらがイイトコかなと自分では思っております。


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順番前後しますがシールも当然交換してあります。

ガイドはAV&Vのワンサイズオーバーにしてあるんですが、これがなかなか優れモノで。
シール打ち込み部に抜け止めの溝が刻んであってこれが凄くよく効くんです。
古いガイドシール取るときに苦労するくらいですよ。いい造りです。

今回は打ち込みを調整してクリアランスは結構広く取れました。
これならリフト0.65のカムだって組めます。

数字出すならなんたってボルトオンじゃないハイリフトカムと、それにあわせたヘッドでしょう!
・・・いや、今回は585のままで組みますけどね。

最近そういえば馬力計測してどうのこうのは言わなくなりましたねえ。
同じカム組んでて死ぬ程速い山形のY教官と一緒に走ったり、サーキットで250に抜かれたり・・
ここんとこ色んな経験をして、『数字よりも走ってみて速いのか遅いのか?』
その方に興味がわいてきました。

でもやっぱ組んだエンジンの力ってモノは知っておきたいですよ。
私は本来は乗り手じゃなくって、あくまでも盆栽er(ボンサイダー)。
血液オイル系の弄り手の側ですから。

組みあがって慣らしが終わったら久しぶりに三鷹のナップスに行って計測してみましょうか。
それで出てきた数字見たら・・・それ次第でまた違った展開があるかもしれません(笑)


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そしてマグネットローター届きました。
スプラインもしっかりしてて、やっぱ新品っていいなあ・・・

これでプライマリー周りが組めます。


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組む前の準備はコレ。
ダイヤフラムスプリングの変更です。

こいつはTC88純正のダイヤフラムスプリングで厚さは1.7mm。
TC96になってからはスプリングの厚さは1.5mmになってます。

0.2mmではありますが張力には結構な差があるんです。
なんせTC88とTC96のクラッチの重さは全然違いますからね(圧倒的にTC96純正の方が軽い)

SEやバーネットの強化スプリングも考えましたが、とりあえずは手持ちのコレで試してみたいと思います。
あくまでも勘ですがこれとVP84クラッチでで大丈夫だろうと思ってます。


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あい。
そしたらケースつけてボルト締めてロックタブを起こして・・・

まさみさんからもらった、このクニペックスの幅広ペンチ(ダックビルプライヤー)力が入りやすくズレない。
これ使い勝手最高です!

このプライヤーをはじめとして
コーケンのTハンドル by 森山さん
コーケンのラチェット by もと君
スナップオンのドライバー by ブライトさん
トーニチのトルクレンチ by TRさん

考えてみると最近メインで使ってる工具はどれもコレも、
工賃代わりやらパーツと引き換えやらお土産やらで誰かから貰ったものばっかです。
自分で買ったものでよく使うのはギアレンチと、コーケンのウォブルエクステンション位かなあ・・・

もしかして私は工具を選ぶセンスが無いのかもしれません(笑)


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スターターのギアもこのときにつけます。
セルモーターとのアダプターの方向を間違えるとツライチに入りませんから注意です。
ここもロックタブは忘れずに起します



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さすがS&S新品のクランクのスプラインは精度がよくって。
シャフトエクステンションとの嵌め合いは、このようにナットを案内にしてセンター出してからじゃないと
巧い事嵌りませぬ。

・・・何言ってんだかわかんない?  記録です(笑)



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そしたら一旦プライマリー周りを仮組みしてチェーンラインのアライメント確認をします。

こうしてエンジンスプロケ側とクラッチハブ側。
両方でチェーンのサイドプレートに直尺を当ててケースとの隙間の数字を読みます。
この差があるようであればスペーサーを追加しなきゃです。

マグネットローター換えましたんで、チェーンのアライメントは確認する必要がありますね。

計測の結果、0.5mmエンジン側が低いです。
スペーサーを入れましょう。

ちなみにこれは私の手が3本あるわけじゃなく、遊びに来たくろななさんの手です。


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はい、0.5mmのステンレスバネ鋼をレーザーで抜き、スペーサーを作りました。
これでバッチリとアライメントが決まります。

・・・何言ってんのか分からない? マニュアル見れば書いてありますよ。


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そして宣言どおり、インパクトで締めます。
ガガッと瞬殺です!


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先ほどのスプリングにVPクラッチも組んで、ついでにクラッチ調整もやっておきます。

遊びはクラッチ側、レバー側にそれぞれ必要です。
スパッと切れることも大事ですが、なによりクラッチはしっかり繋がってなくては話になりません。
その為の遊び調整でもあります。
やり方はマニュアル見ましょう!

どーしたくろななさん、つまんねえか?
楽しいか。そりゃよかった・・・そんならもっとニッコリ笑え!



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増し締め課課長という立場上 「ガスケットを惜しむセコイ奴」 みたいな印象はゴメンです。

ハイこの通り、新品に交換しますよ。
今回は紙じゃなく、メタルの高い奴を奢っちゃいます!

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この部分のシール付きのガスケットも交換です。
ホントに忘れやすいんで気をつけましょう。

インスペクションカバーから涙を流してる単車は周りにありませんか?
原因のほとんどはこの部分のガスケットの劣化や脱落、もしくは入れ忘れです。
そうならいくら締めても直りません。
それどころか締めすぎてカバーをゆがましたりして、状況はさらに悪化します。

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アウターカバーを装着し、順繰りにトルクをかけたらオイルを入れることが出来ます。
今回もオイルは300Vコンペにしました。

まあここんとこはバイク用オイル(クラッチを滑らせない成分入り)なら何だっていいと思いますよ。


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インスペクションカバーとシフトレバーを取り付け、ステップつけたらプライマリー周り完成です。
こう見るとダイナのシフトレバーって長いですねえ・・・

レバー比換えたらどんな感じになるか?
ミッションとプライマリーにモチュールが入っているうちに試してみたく思っております。



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後でクランク回す必要があるんで先にプライマリー側をやっつけたんですよ。
なもんでエンジンの方に戻ります。

S&SのKIT付属のガスケットは0.030のMLSでした。
C★マークがありましたので、コメティックのガスケットかな?

ヘッドにハトメが干渉しないことを確認の上、ヘッドを乗っけて締めます。


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最近は一部製品にはマニュアルが付属されてない場合があり、
そのときにはS&SのHPからダウンロードすることになります。

これは上がガスケットのマニュアル、下が106ストローカーKITのマニュアルですが・・・
よーくみてもらうとトルクかける順番が違うのが分かると思います。

当然私は106KITのマニュアルのほうで締めるわけなんですが、
じゃあなんで同じS&Sなのに記述が違うのか?
簡単です。上のガスケットのマニュアルってのは品番が違うんですよ。
これはファイヤリングガスケットのマニュアルなんです。

ダウンロードできるってのは便利なんですが、それがホントに自分の使ってるパーツのものかどうか?
ちゃんとそれ確認しとかないと後で痛い目に合うかもしれませんよ。

店に任せないで自分でやるのは自己責任ですが、工賃無し待ち時間無しで好きに出来る代わりに、
組んでいきなりぶっ壊すリスクも背負い込むってのを覚悟しとかないとです。

自分でやるならそこらちゃんとしときましょう。



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例えばこういうのもそーですね。
これでも穴は合ってますのでボルトは締められますが、そのうちえらいことになります。


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正解はこっち。
ガスケットがブリーザー経路を塞ぐ様に配置しないといけません。

ちょっとしたトコにいろんな落とし穴があります。
マニュアル見つつ、また自分でも考えながら、お互い頑張りましょう。


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ロッカーアームASSYは一度バラしてエアブローしてグリスアップしました。
そういやしばらく使ってますがブッシュ換えたことないですねえ。
今回はこのまま組みますが、なんかの機会で交換しておきたいところです。


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Oリングも忘れずに交換し、ロッカーアームASSYを取り付けます。

プッシュロッドが調整式でないなら、ロッカーアームを取りつける前にカム周りを組んで、
あらかじめプッシュロッドを差し込んでおかないとダメですよ。


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ここまで来るとなんだかエンジンぽっくなって来ました。
盛り上がってきます。

そしたらトップカバーをつける前にカム周りを組みます。


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スクリーミンの油圧テンショナーKITに付属してくるアップグレードオイルポンプです。

奥が幅の広いスカベンジ、なんでもTC88純正の50%増しだとか。
このあとセパレータープレートとウエーブスプリングが入り・・・


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またセパレータープレート、最後にフィードのジェローターが位置します。

強化オイルポンプってすべからく、戻り側が強化されてるものなんですね。



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サポートプレート裏のカムチェーンのテンショナー。

ジッパーズのデュアルピストンに換えてしばらく経ってますが、
テンショナーシューはまだまだ平気なようです。


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そしたらウルトラスリックでヌッタヌタにして・・・



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ケースに取り付け、オイルポンプはセンタリングツールで仮止めしときます。


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ああ、Tハンドルってなんて便利なんだ・・・

ラチェットとは締める速さが比較になりません。
一遍つかったらやめられない良さがあります。



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リフターも入れます。

ボアにもリフター本体にもウルトラスリックを塗ってあります。



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フィルターマウントにはヨシムラのマルテンの油温センサー取り付けのため、
アルミのボスを溶接してあります。

これからエンジン全体に回るオイルの温度を測るのが一番よかろうと、ここんとこに配置しました。
ヘルメチックを薄く塗ってねじ込みます。

同時にオイルフィルターも装着します。


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今回、ブレイクイン~慣らしまでは純正オイルを使用することにしました。

S&Sのマニュアルに指定があれば従うつもりだったんですが特に無く、
純正のマニュアルのほうには慣らしの間は純正を使えとわざわざ太字で記載があります。

こないだ合成油でやりましたが特に可もなく不可もなく・・・

なもんで初心に帰り、サービスマニュアルに従うことにしました。


さて、これからエンジンにオイル回します。 続く

S&S 106" stroker その6 「カム周り~エキゾースト」

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ところでさっきから待ってるんですがくろななさんが来ませんねえ。
オイル回す為にタイヤをグルグルやって欲しいんだけどなあ・・・

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しょうがねえ。
ここんとこ自分でタイヤ回したこと無かったけど久しぶりにやってみっか!

まだプッシュロッド貼ってませんから。
5速に入れてプラグ入れなきゃまだそこそこ楽にオイルを回せるハズですよ。

よっしゃ!グルグルグルグル・・・

センタリングツールでオイルポンプの芯はほとんど出ております。
ある程度回したところですぐにサポートプレートの穴からオイルは出てきます。

そしたらセンタリングツールを外してボルトに入れ換えて規定トルクで締め、さらに回します。

ああ、もう飽きてきた・・・グルグルグルグル・・・

クランクシャフトの先端からオイルが出てきたらクランクベアリングまでオイルが回った証拠です。
これでよし!


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カム同士のマークが向かい合うように、
そしてリアカムスプロケとクランクのスプロケのマークも向かい合うように。
ポンチマークを揃えて取り付けます。

初めて組むときであればスプロケ同士の高さも揃えないといけませんよ。
スクリーミンのこのキットにはスペーサーが数種類付属してました。
付属のマニュアル読みましょう!


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SSTを使ってスプロケ同士をロックして、マニュアルどおりにスプロケボルトを締めます。

クランク側のジッパーズのテンショナーはこの通り、
カム側のテンショナーよりも磨耗の少ない状態です。
走行距離はそれほどではないとはいえ、高速やらサーキットやらで結構ぶん回してますし、
一度はオーバーヒートで焼きつかせたエンジンです。

材料の素材がいいのもあるんでしょうが、オイル管理をある程度マメにやってたことも幸いしていたと。
こういう部分を見るとそのように感じます。

たびたび申し上げているとおり私は合成油信者です。
レブテック等の激安オイルとの値段差を、こういった部分を見ることで実感したいなあと。
いつも機会をうかがっております。
そーだ!オレは間違ってねえ!(笑)

言っておきますが合成油を入れててもエンジンは簡単にぶっ壊れます。
事実、私が最近おっ壊したときに入れてたのはモチュールの300Vコンペです。
逆に鉱物油しか入れてなくたってまるで壊れずに絶好調の単車はいくらだってあります。
オイルが全てをカバーするわけでもないし、また不調の原因になりうるわけでは決して無いと思います。

たびたび言うんですがオイルは宗教です。
信じたもの入れとくのがいいと思います。
但し交換サイクルは必ず守ることと、オイルを酷使したら距離に関わらず交換するとか。
そういった管理をちゃんとやっとけば、という条件付で。

合成油しか入れないY教官、純正鉱物油しか入れない板さん。
入れているオイルの種類の違いは常用スピードレンジの違いでしょうが、
2人とも10年落ちの年式ですが今でも新車のように単車がきれいで、EGの調子も良さそうです。

そんな2人に共通すること・・・
それは洗車とオイル管理を、驚くくらいキッチリやっているという点に尽きます。
私もかくありたいです。


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カムカバーのガスケットもしっかり交換します。
ビード付きのペーパーガスケットですがコレで十分です。


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ポイントカバー(現行車は何も入ってないんで実際はただのカバーですがw)を取り付けます。

そーいやTCに乗り換えて今までは壁だった125mphが最近はただの通過点になってきました。
「125mph イケルクチ」のポイントカバーですがデザイン変えましょうか。
今度は140mphか?盆栽スピードクラブか?物欲スピードクラブか?整備部増し締め課か?

そのうちTRさんやブライトさんと相談して決めたいと思いますw


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さあ、プッシュロッド調整です。
ここは真面目にやりますよ。

まずは全部プッシュロッドをばらして洗浄し、ネジ部にラスペネ吹いてスムーズにします。

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私のS&Sのリフターはリミッターを内部に仕込んでますんで調整方法が他とは少し違います。

それに圧抜き機構付きのイージースタートカムですので調整点も慎重に決めないといけません。
前回やったときはそれが原因で盛大な音が出ました。
DSKさんにこっそりアドバイス貰うまで、何が原因だかまるで分からなかったという間抜けっぷりでした。

やってきたくろななさんにイヤって程タイヤを回してもらって調整点を確認し、
1本あたり15分のブリードタイムをしっかりと守って、きっちりと調整しました。

結果、異音無く引っかかり無く押しすぎなく、絶妙なところに合わせられました。

コツを掴むまではちょいと面倒なプッシュロッド調整ですが、
その代わりにキッチリと調整が決まればこれほど安心できて、
また巧くいった!という充実感の味わえる部分も他には少ないと思いますヨ。


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きっちり出来た!決まった!というのは
実際にはエンジンかけて走って暖めてからでないと確信できないんですが、
私はこの時点でかつて無く巧くいったという自信に満ち溢れていました。
(この後エンジンかけて走行し、その予感は的中していたことは確認済みです)

ここがそんなに重要なんですか・・・?

オオヨ!リフターとプッシュロッドがOHVがOHVたる所以だぜ。
言ったらハーレーのエンジンの象徴なんだ。ココが大事なトコなのよ!

私はそこそこ興奮してまくし立てますが、
ホンダのDOHCとマツダのロータリーにはそんなもんありませんからね。
いまいちピンときていない様子のくろななさんです(笑)



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よし、したっけちょっとレーザーでワッシャー切るぞ。
サンダージェットのニップル方向を修正したいんだ。

???なのはコレ読んでる人も、一緒に居たくろななさんも同じです。ご安心をw


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サンダージェットの締めしろ調整の為のシムを作ったんです。
本締めしてニップルが地面を向く位置にしたかったんですよ。

今回、慣らしの間はS&SのGではなく、またスクリーミンのCV51mmを使います。
S&Sはなんせ吹け上がりが良過ぎてですね・・・
回転数の縛りのある慣らしにはどうも向いている気がしないんです。

このCV51だってなかなかの吹けなんですが、強制開閉のS&Sより、
負圧キャブのほうがスロットルワークをボカしてくれる部分があったりで。
慣らしの間しばらくはこっちで行こうかと思います。

勿論次は決まってます。S&SスーパーGにサンダージェット組みます!

ただ、サーキットなんかだとむしろCV51のがいいかもですね。
前述のボカした感じってのが立ち上がりの開けっぷりに、いい意味で思いっきりを与えてくれそうです。

同じ日に両方試すことが出来たら楽しそうですね~

シムは1枚追加でいい位置に納めることができました。


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そしたらエンジンマウントやノックセンサーなんかを付けてと。

まだトップカバーを付けてないのは、
あとでクランキングしてオイルがロッカーアームまで回ったことを目視する為です。

マニュアルにはそんなこと書いてありません。別に最初に組んじゃってもなんも問題ないですよ。
オイルが回ったのを目視できた時にはここら飛び散ったオイルで汚れることになりかねませんから。
こんなのは真似するまでも無い、ただのオレ流です。


さあくろななさん、待たせたな。出番だぜ!
このためにキミを呼んだんだ。鬼のハンドクランキング、やってもらおうか!

「前回のローコンプ組みブログの時に森山さんとバシさんがやってたアレですか?」

そーだ。よく予習してんじゃねえか、感心だぞw さあやれ!

今回は前よか圧縮上がってる上にストロークも増えてる。
まあ大変だろうが・・・頑張れ若者! 

オリャ事務所で冷房効かせてアイスコーヒーでも啜りながらマルボロ吸い込んでくるわw



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くろななさん、首尾はどーでい?

「・・・これ、ホントに出るんですか?」

出るよ。あと30分くれえやってりゃな・・・わかった!泣くな!オレが悪かった!
ちょっとセルでクランキング手伝うからさ、汗と涙を拭いて立ち上がってくれ。

目一杯ハンドクランキングでオイルをある程度回してもらいましたんで、
お陰さまで安心してセルクランキング出来ます。

数回繰り返し、ロッカーアームからの染み出しを確認しましたんでトップカバーを付けます。

ガスケットの向きは凹んでいる方が前方。
これはFRともに同様です。

昔、ブライトさんが始めてカム交換した際、
最後の最後でコレの方向を間違って全員でズっこけた、そんな楽しい思い出が頭をよぎります。
大抵後で笑い話になるのは、巧くいったことよりもちょっとしたトラブルのほうですね(笑)



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なあくろななサン、そろそろ機嫌直せよ・・・

なに?違うの?次に締めるボルトの位置を確認してるの?
ジャンルが違えどさすがに資格者はうならせてくれるねえ~

A面B面両方から作業すればこんなのあっという間です。


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したっけEXポートのガスケット付けます。

D&Dのヘッダーはテーパータイプじゃなく、このスクリーミンのOリングタイプのガスケットが指定です。

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これは今回の新アイテム。
いつだかの負け分とやらでブライトさんにもらったプレインのエキゾーストスタッドナットです。

M8のボールポイントで回せる形状になっており、ワイヤリングも可能なステンレス製の逸品。

機能とデザインを両立した素晴らしい製品だと私は思ってます。ありがとう!


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よしよし、盛り上がってきたぞ・・・

一旦ヒートガード外さなきゃヘッダーがうまく嵌らないのは面倒です。
今度ちょっとヒートガードのポートに近い部分はCUTしちゃうことにしましょう。


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血が騒ぐとかで、くろななさんがここでワコーズのスーパーハードを全体に施工してくれました。

ヒートガードからエアクリカバー、バッテリー側面やストラットに至るまで。
黒い部分はより黒く、ビシッと引き締まりました!

いいねえ~くろななさん。
まるでスーパーハード職人じゃねえか。もしかA型かい?

「いや、O型なんですけど・・・」


これであとはタンクをつけたらブレイクインするだけ、という寸止め状態。
几帳面さと血液型はヒトくくりにできないことがわかった時点で次に続きます!






S&S 106" stroker その7 「組み上がり~慣らし 1回目のオイル交換」

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くろななさんによるスーパーハード施工も終了しました。
タンクもくっつけました。

そしたらいいですね?
ブレイクイン、初めてもようござんすね?

よし、んじゃセル回すぞ。

キュル・・ドンッ!

ダカダカダカダカ・・・


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お、あっさり。セル一発。
いいんでないの・・・よし、エンジンストップ。
工場扇回しながら少し時間置いて冷やすぜ。
くるななさん、したっけワリイけどさ、そこらの工具片してってくれよ・・・あんだよ?

「なんかもっとこう・・・あるでしょう!」 ってか?

あのな、オレ今まで何回エンジンを結んで開いてやったか知ってるか?
15年前にEVO手に入れて半年後、いきなりエンジンオシャカにしてな。
それ以来、組んじゃ壊し、壊しては組みを毎年欠かさず2~3回はやってる。
大袈裟な話じゃねえんだ。マジで数十回やってんだヨ。


一番最初のコトは今でもよーく覚えてる。
焼きついたシリンダーを紙やすりでホーニングしたんだ。無知と若さって恐ろしいな~。
その上組んでエンジンかけたらロッカーカバーからオイルがダラダラ漏れてよ。
そいつがエキパイにかかって発火した。おお、慌てたぜw
ガスケット直して走ってみたら、007も真っ青の煙幕でヨ、消防車呼ばれるトコだった(笑)

んでマニュアル買ってもっかいバラして、内燃機屋さんに持ち込んで全部加工した。
んで一生懸命組んだよ、マンションの駐車場でな。1ヶ月かかったぜ。
んでエンジンかかった時は嬉しくてな、手伝ってくれたガクとフッキーと乾杯したさ。
駅前のマンシュウ餃子でな、キリンの生で550円。ジョッキは凍ってた。
あの味は今もハッキリ覚えてる。忘れようったって忘れられねえ。

でも今はかかるのは当たり前。
かかるように組んだんだ。そりゃエンジンはかかるよw
セル回す瞬間に多少の緊張が無いといったら嘘になるけど・・・大したコトだとも思えねえ。

それよか異音は無いか?
オイルの漏れやにじみは無いか?
温度の上がり方はおかしかねえか?
そっちの方ばっか気にして喜んでる暇がない。

一番気になるのはリングとピストンのこすれる音だね。

分かりやすくカチカチいってるリフターの音じゃないぞ。
こんなもん、何回かヒートサイクル繰り返せば油圧がかかってすぐに小さくなっちまう。

だから・・・ん?冷えたな。もっかいかけるぞ。

キュ、ドン!ダカダカダカダカ・・・んで1分間回す。
回しながらこうやって・・・(貫通ドライバーをシリンダーに当てて耳くっつけてる)
音を聞くんだ。そうすっとハッキリ擦れてる音が聞こえる。

・・・よしいいぞ。エンジン止めよう、また冷やす。

リングが擦れてる音となにかが当たってる音はハッキリ違うのさ。
恥ずかしい話だけど何回もエンジンぶっ壊せば、それが聞き分けられるんだヨ(笑)

ちなみに今回はいいよ。
もっともツインカムになってからこの段階でヤバイ音がしたことはねえな。


そろそろ冷えたな?したらまたかけよう。次も1分だ。

チュル、ドン!ダカダカダカダカ・・・

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そんなもんですかねえって・・・そんなもんだよ。
感慨にふけってられる時代は15年前に終わっちまったんだヨw
だいたいOHやエンジンいじりはこっからがまた問題なんだ。

慣らしを手順どおり済ませて、セッティング出せるような状態にして、ある程度キャブセット詰めて。
ちゃんとリミッターまで回して、そんでどこも異常が無いことを確認して、そこでやっと終了さ。
こないだはその最後の最後でぶっ壊した。喜ぶのは早いんだ。先はまだまだ長いのよ・・・


床にすっころがってる非接触の温度計でピッピと温度をチェックし、
その隣にあるLEDで裏側や見難い部分のオイルモレやにじみをチェック。
貫通ドライバーは手に持って色んなトコの音聴いてます。

そんな風にしてればブレイクインの時間なんてあっという間に過ぎます。

冷えるのを待つ間に、くろななさんにはスパトラをクローズエンドにしてもらいました。
あんま音がうるさかったのでとりあえずは小さくしとかなきゃです。
落としたとはいえさすがに10:1付近のハイコンプ、そして106cuの排気量。
当たり前ですが音量は大きめです。



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何度かの1分間アイドリング~室温冷却の後、今度は3~4分アイドリング~室温冷却。

油温を10度づつ上げていき、2500回転までの範囲でスロットル操作も加えていきます。

異音なし、温度変化正常、オイル漏れ及びにじみなし。OK!

慣らしの中盤までお世話になるCV51は純正のエアクリカバーを使用します。
実は私、このTC88純正エアクリカバーがかなりのお気に入りですw
エアクリカバーの記載は正しく変更しておきますヨ。


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ジッパーズのヒートサイクル手順によると、ここでもういきなりオイルを交換するように指示があります。
もっとも、ブレイクインでの使用オイルも5W30でやるようになってるんですけどね。

今回はS&SのKITですのでS&Sの指示通りにやることにします。
50マイル走ってオイル交換、500マイルでもう一回、1000マイルで終了。
それぞれ回転数と走り方に指示があります。
なるべくそれに沿って慣らしを進めて行こうと考えています。

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現在の走行距離、54335km。次のオイル交換は54415kmということになります。


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まだまだ先は長いったって、エンジン組みあがって嬉しくないワケありません。
今まで動かなかったものが動くようになったわけですからね。大きな区切りです!

くろななさん、手伝いありがとう。
後はオレがこっから丁寧に慣らしやっからヨ。
よし!お疲れ!

ここまで数回に分けて書いた記事ですが、
実際の作業は12日、13日、そして19日の業務終了後と20日、
約3日半かかってます。
ホントは土日の2日で終わらせる予定でしたが・・・甘くありませんね。

想定外やミスがあったりしましたが、部品を事前にそろえておいたおかげで
比較的スムーズに出来たんじゃないかと思います。


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ええ、そうしてみせますヨ、北見さん。

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翌日はタマとの子守デー。
休日一日まるごと付き合いましたので、慣らしは先週の平日通勤時に行いました。

このクッソ暑い中、あまり褒められたモンじゃないですが行きは朝早いですし。
仕事の納期が詰まってるお陰で、図らずも夜の涼しい時間に距離を稼いでおります。

2500回転縛りも通勤時であればそれほど苦になりません。
油温はちょうど100度を超えるあたりで行き帰りの行程は終わっております。
異音無く、特にタレやノッキングの予兆も無く、至極順調であります。

予定の50マイルを少し超えたところで1回目のオイル交換です。

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抜いたオイルはさすがに鉄粉でキラキラですね。

毎日100度まで到達してましたがまだ粘度もありました。
たった80キロで水になってしまうほど、純正鉱物油はゲスな品物じゃないってことでしょう。

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私のフィルターは分解洗浄再利用式です。

取れた鉄粉が目視で確認できるのですごく安心できますね。
ステンレスフィルターは中からエアーでしつっこく吹いてきれいにしておきます。

オイルの流れはフィルターの外から入って中から出て行きます。
したがって掃除する場合は中から外へ向かってエアーなり、パークリを吹かないと意味がありません。

エアコンのフィルターもそうですが、フィルターにはすべからく掃除をする方向ってものがあります。
守らないと汚れをフィルターの中へ押し込んでしまうことになり逆効果です。
これはK&Nなどのフィルターも同じで。
空気の流れとは逆方向から水で流す、というお約束は守らないとです。

表面を歯ブラシでゴシゴシしてきれいになった?
そう見えるだけです。細かい汚れはフィルターの中へ入っちゃってますよ。
せっかく手間かけて掃除するんですから。説明書ちゃんと見ましょう。太字で書いてあります。

ドブンとバケツにつけるのもオレはやりませんね。どうせ最後は流すんですから。
メンテナンスはそれつくったメーカーの言うとおりにしといたのがいいんじゃないでしょうか。

ちなみにK&Nのフィルターはエア吹きはダメだそうです。
水かけるのも弱い水流でやれ、と指示があるほどです。
やりすぎて圧縮して折りたたんだ綿がバラけるのがマズイんでしょうね。

キノクニのフィルターはエアOKとの記載がありましたので、私はそのようにしております。


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ついでにハンドルも変えます。ちょっと低くしたかったんです。

でも単純に低くすると、ラジアルマスターがカウルと干渉しますんで。
上は純正XL1200Sのハンドルです。
これだとラジアルマスターが僅かに干渉してしまうんです・・・残念です。

なもんで少し手前に引いた形状の、キジマのXLHタイプにしてみました。

現状のデイトナコンフォート95よりも幅はちょい狭く、ハンドル1本分手前で、
高さは2本分低くなるはずです。

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ついでのついででクラッチケーブルも換えます。

純正38604-90Aと同形状の日本製。
デッドストックを安く入手できました。

ケーブルの編みこみが大変細かく、柔らかいというよりしなやかな感じです。
メンテループをガムテのじょうごで流し込み、さらにスルッスルにしてやりました。

Oリングは忘れずに入れておきます。


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ガスケットは勿論換えますよ。

なんたってミッションにはモチュールのギア300入れてあるんです。
数百円ケチってオイル漏れ、なんてシャレになりません(笑)

あ!
今度は粘度上げて75W140のコンペにしようと思ってたのに、長年の習慣でまたギア300買ってしまったがな。

・・・まあいいや。また一本無くなってから考えることにしよう。



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例によって例のごとく、とてつもなく時間をかけてポジションを決め、
ミラーも国産車用の奴に戻しました。

ハンドル幅が狭くなって、純正ミラーをつけるアダプターの余裕がなくなったんです。
でも私、このPOSHのネイキッドミラーはかなり気に入ってます。


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同時にレバーはホルダーごとミスミのものに変更。
純正のホルダーでもよかったんですが・・・ここはなんとなくの気分です。



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そしてこれまたついでに。

フェアリングトリムをまた黒くしました。
前の艶消しではなく、今度は艶ありのメタリックです。
前回同様、3Mのラッピングです。

作業になれたのはいいんですが、その分雑になりましたね。
近くで見るとアラがみえます。

そしてホイールはグライドから純正キャストへ。
赤いリムラインはやっぱ見た目がうるさいんで剥がしました。

軽量なグライド&BT39から重い純正ホイール&MEマラソンへ戻し。
交換するのに持ち運びするだけで、純正の重さをズシンと感じるんです。
さぞかしハンドリングは重くなるだろうと思ってたんですが・・・困ったことにこれがなかなかで(笑)
グライドの時より私には合ってるんじゃないかと感じるくらいに、スムーズで安心感があります。

久しぶりの純正ホイール、なんかいいなあ・・・

タイミング次第ですが、この純正ホイールにBT39を履かせて走ってみたいなあと本気で思ってます。
理論上は運動する物体は軽量な方が良いに決まってるんですが、人の感じ方って面白いもんですねw


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じゃんじゃんやりますよ。

おっ欠けたベルトガードのタブも作り直しです!


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錆びた部分をサンダーで削って・・・


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レーザーで抜いて曲げたタブをTIGで仮付け。


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本溶接してラフにマスキングしたら・・・


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得意のシャシブラ攻撃!

勿論私の塗装は1回でタップタプに吹き付けです(笑)

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あい!OKでしょう!


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ここまでちょっと駆け足で書いたのには理由がありまして。

昨日、慣らしがてらに箱根で行われたXR1200MTGに行ってきたんです。
そしたら思いもよらない人が遠くから来てくれてまして・・・驚きましたよ~
そっちを早く記事にしたくてちょっと「巻き気味」で書きました。

なもんでエンジン編はここらで一旦終了。
次は慣らしに出掛けた箱根へのツーリング記事です。













慣らしその1 XR1200MTGに行ってきました。

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ちょっと日があいてしまいました。
7月の最後の日曜日、箱根の大観山Pで行われたXR1200ミーティングに行ってきました。

通常、車種の名を冠したミーティングとなるとそれなりに気を使うものです。
しかも集まるのはハーレー最強の車種。
となると集合もソコソコに、全員揃って箱根の山を走り回って大騒ぎ!的な展開が想像されます。

しかしながらですね・・・

「XR1200に興味があれば車種は何だってOK、なんなら電車で来たっていいんだよ」
とてつもなくゆるいミーティングです。
さらに基本ホントに集まって喋るだけのミーティングでして。走りもメシもなーんもないです。
ゆるすぎます。ガバガバです。

そんな感じですので慣らしにはもってこい。
ただ、私の3500縛りのペースにいつもの連中を付き合わせるのは気が引けます。
なもんで一人で行くことにしましたよ。

ですが、なぜか休憩に寄った海老名で数名の知り合いと出会ってしまいました。
会ったからには仕方がありません。ちょっと付き合ってもらいましょう。
なんでも御殿場でムロさんと待ち合わせだとか。

行きましょう行きましょう!

でもすんません、オレ3500縛りでイイトコ120のまったりペースですよ。
トロかったら抜いちゃって下さいね。

しかしながら一度も抜かれることなく、みんな高速をおとなしく走ってくれました。
そんな優しい方々の紹介を。




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あれ?親方、単車がS1じゃねえ・・・

なんでもホイールが欲しくて手に入れたとかのM2サイクロンです。
ファイナルが変わってるせいで速度表示がメッチャメチャだそうですw
ホイールは・・・アドバンテージのイグザクトじゃねーか!超高級品!

親方曰く、ノーマルエンジンとS&SのEキャブはなかなか楽しいそうです。





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チョキ出さずに黙って立ってタバコ吸ってれば、ヤクザにしか見えないのはムロさんです。
メットはシンプソンのデコにシワ寄った奴で、なんかずっと怒ってるみたいです。
でも話すと不思議といい人なんですw

ムロさん以外に私は見た事がない、いつものS2です。


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XR1200ミーティングにこの人が行かないのはマズイでしょう。
ブライトさんのXR1200です。
サーキット以外を走っているトコロを久しぶりに見ました。

そしてもう一人・・・
「親方、自分山でみんなについていけるかすごく不安なんですが・・・」

「今写真撮ってるアイツが慣らし中だから大丈夫だよ。」

親方!課長様を指差すのはやめなさい!w


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エバさんのファットボーイ。
こないだブライトサイクルで装着したフリーダムパフォーマンスのマフラーのセッティングという名目で
半ば強引に連れて来られたそうです。

センター出しのエキパイでバンク角十分!ですが、なにしろフットボードは元の位置。
どうみても箱根の山には似合わない単車です。

以上、私を含めた5台で長尾峠から箱根の大観山Pを目指します。
しかしさっきからどうも雲行きが怪しいんだよな・・・


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ふざけんなチキショウ!

なんだってんだこの霧は、10メーター先も見えやしねえ。

長尾峠の途中から芦ノ湖スカイラインに入り、さらにキツくなってきました。
身体も単車もしっとりと濡れ、視界も悪けりゃ気持ちも悪いです。

走ってればそのうち霧も引くだろうと思ってたんですが、全然晴れず、視界は悪くなるばかり。
先導してくれてたムロさんは苦労だったと思いますよ~




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どうにかこうにか箱根の大観山Pに到着すると、この悪天候にも関わらず既に何台も集まってました。
ロッコルからスパコルに履き替えたマサさんのゴージャスなXRにNCRさんのパンタ。

10メーター離れると顔も見えない霧の中、何が楽しいのかよくわかりませんがミッキーが笑ってます。
おそらく私に会えたことが嬉しくて仕方が無いんでしょう。

ここからは参加していたXRの写真を貼っていきます。
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合言葉 「ノーマルは神」



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この単車はマフラー変わってて、ミラーは逆さ付け。
でも本当に見て欲しいのは単車じゃないんです。

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「え?・・・あのーすんません、これって前見えるんですか?」

『はい!スパイダーウエブと赤い字の間から絶妙に見えます!』

なるほど!かぶってる本人がそういうんだから間違いねえ!(笑)
ちなみにこのメットが私的には本日のアワードでした。

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XRはサーキットだけじゃなく、ツーリングだって行けるんです。


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こっちはDXTと似たコンセプト(スポーツ&ツーリング)を感じます。

先ほどのXRもそうですが、フェアリングの先端のはねっかえり?
この部分って整流に効きそうですよね。


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このサイレンサー、初めて見た気がします。
テールの形状がカッコイイです。オフのレーサーのようです。

今気が付いた!
このステッカーは一国のお客さん?・・・ホワイトさんの知り合いかな?



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今回のMTGの主催者、紫雲さんのXR。
トランプのフェアリングは映画ブラックレインの影響なんでしょうか?
オーリンズの正立にリアもタンク付きのオーリンズ、前後17インチ。
さぞかしおっかねえ運転するだろうなと思いますが、
本人は極めてマイペースなツーリングライダーとのコト。

ちなみに本人を見つけるのはこの派手なXRを見つけるよりも簡単です。
『笑うせぇるすまん』の喪黒福造は皆さんご存知ですね?
彼を探してください。私の言っている事が嘘じゃないと一目で分かりますw



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マフラーとリアサスそしてバックステップ。
うん、XRはこんくらいがいい!


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サーキットでイヤって程見ているはずなのに、
今日はタンクバックを付けてツーリング仕様になってましたので・・・

写真撮るまでビアンコさんのXRだとは気が付きませんでしたw
タンクバックって結構印象が変わるんですねえ。


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前後17インチ、テルミの2in1にバックステップ、WPのリアサス、ラジアルマスター。
コレ雰囲気あるな・・・速そうだわ。




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低くて長いこの単車はXRではありません。
ボッチさんのソフテイルです。

久しぶりにソフテイルに跨らせてもらいましたが、あまりの低さに驚きましたヨ。
オレ、こんな低いのに乗ってたんだ・・・と昔を思い出しましたねえ。


なんだかんだと駄弁っていると後から声を掛けられました。
「○○さん、お疲れ様です!」

ん?オレの本名を知ってる・・・?
振り返るとそこには居る筈の無い人が居ました。


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おい!え・・・マジか!なにやってんだよ!
冗談じゃねえよ、そっちこそお疲れ様だよ!

5月のGWにHLSTでお世話になったシャンプー屋さんです。
ええ、この人は山形の人です。
なんでこんなところにいるんでしょう?
話を聞いたらなんでも仕事にかこつけて前泊してやって来たんだとか。

GWに会ったときはEVOダイナでしたが、あの時の予告どおりにXRに乗り換え。
DSKさんトコでサンダーマックスを装着、激変したXRでここにきたそうです。

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ちょっと分かりづらいですが、シールドにこびりついた虫君たちがシャンプー屋さんの苦労を物語ります。

いやー!よく来たわ!オリャ嬉しいよ。
なんだかこのままダベって帰すだけじゃ申し訳ねえなあ・・・


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そしたらさ、せめてセパハン&17インチ&バックステップのXRにでも跨ってってよ。

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オーナーの許可も下りたし、ちょっと試乗もして来なよ!


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ホント申し訳ねえ、オレが悪いんじゃねえとおもうけどこの天気でよ・・・(笑)


全員注目の中、視界のほとんど効かない状態。
しかも初めての箱根で、初めてのセパハンで、
初めてのハイグリップタイヤで、さらに路面はハーフウエット。

「さすが噂の山形メンツ、勇者だよなあ~」
シャンプー屋さんがなかなかのエキゾースト音を残して走り去った後、
それを見送った全員がそのように唸っておりました(笑)

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シャンプー屋さんは無事に帰って来ました。どう?

「とりあえず・・・少なくともオレはセパハンにはしないと思います。」

うん!それでよし!(笑)


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シャンプー屋さんと遊んでいるウチ、ふと見ると私の単車にシラス漁師の人が跨っております。

いや、よくみたらビアンコさんのようですね。

「工場長これでサーキット走ってるの?・・・ハンドル近くない?」

ビアンコさんは私と体型がほぼ一緒です。さすがにいいとこ突いてきます。
そうなんです。ハンドルで引いてるし、さらにライザーでオフセットさせてます。


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例えばサーキットでハングオフしようとか思うと、この引き気味のポジションが邪魔するんです。
膝すりの際には身体は横じゃなく、実際には斜め前に出すそうですからね。
ハンドルがあんま近いと身体が詰まっちゃうことになるんです。
ビアンコさんのXRは幅広でベントの浅いドラッグバーです。
写真を見るとこんな風に前かがみでタンクを抱えるようにバンクしてます。
うーん、かっちょええ・・・


でもビアンコさん、こうしないとラジアルマスターにカウルが干渉するんですよ。仕方が無いんです。
ハングオフかカウルか?
どっちを選ぶかと聞かれたら、オレはカウルを選びます。
分かっててこの変なカウルのダイナに乗ってるんです。あったりまえじゃないスか!

でも、これでもハングオフ出来なかないと思ってるんです。
ええ、イケます!次に筑波でお見せしますヨ。

ビアンコさんがなんだか苦笑いしていたように見えたのは・・・きっと私の気のせいです(笑)


まるでしばらく待ってましたがまるで霧は晴れません。
今日の箱根では中古バイクの試乗会も企画されていたようなんですが、そっちも困ってるでしょうねえ。
しかも午後から派手に雨が降るとの予報もあり、名残惜しいですがそろそろ解散しましょうか!

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じゃいつもの撮りますんで寄ってください!

ダメだ・・・iphoneの自分撮りじゃこんなもんが精一杯だ・・・
暗いから修正してもホラー写真のようにしかならねえ・・・
しかもシラス漁師の人も笑うせぇるすまんも入ってねえ・・・


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あ、シラス漁師の人も入った。
喪黒福造さんは・・・どっか行っていねえからこれでいいやw

お疲れ様でした!あとは気をつけて帰りましょう!


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箱根新道を下るといつの間にか霧は晴れ、嘘のような晴天に恵まれました。
これは海老名SAで撮った写真ですが、いい天気と言うより暑すぎるくらいの日差しでしたよ。

面白おかしい会話と人懐っこい性格は天性のものでしょう。
シャンプー屋さんはXRミーティングでも、また私達の身内にもまるで違和感無く溶け込みました。
軽く数時間、サービスエリアの木陰で5人でダベってましたね。

XR会のマサさん達には「次は京都でミーティングやるから当然来るんだよ」とか言われてましたが・・・
シャンプー屋さん、ホント無理しねえでいいんだよ(笑)

東名の途中でゲリラ豪雨に襲われ、陸橋の下で雨宿りする親方を尻目に
『雨雲を追い抜いて、そして濡れた服は走って乾かす!』
気合で止まらずに突っ切りました。

私が帰宅して数時間後、シャンプー屋さんも無事に到着との知らせをメールで受け取り一安心。
ホントにお疲れ様でした!


このミーティングのお陰もあって慣らしは順調に距離を稼げております。
とくに3000回転付近のフィーリングはすこぶるよく、まるで水冷のようにルンルンと回ります。
ストローカーエンジンだと言うことを忘れてしまいそうになります。

もう少しで2回目のオイル交換となる800キロに到達します。
800キロになったらもう純正鉱物油とはサヨナラ。
合成油を入れて最後の800キロを順に回転数を上げつつ、仕上げていこうと考えております。

そろそろGキャブの用意でもしとこうかな・・・と、その前にやっときたいこともあるし。
慣らしもすまないうちにネタはまだまだありますw

そういえば慣らしツーリングその2はどうしようかな?
通勤経路で回転数上げていくってのはあまり現実的ではありません。
でも一人で延々高速道路ってのもなんか寂しいし、
かといっていつものメンツじゃ慣らしに付きあえったって気が引けるし。

「今まで会ったことない人限定・全員初対面の人見知り慣らしツーリング」
とか企画してみようかとボンヤリ考えておりますw
















FXDXTのバッグ復活とお粗末な出来事

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慣らしの方は順調ですので、ちょっと外装面に手を付けることにしました。
 
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目的は取り外していたFXDXTの象徴たる、バッグを再度取りつけることです。
 
リザーバータンク付きのオーリンズサスが干渉すると言う理由でバッグを外してから
しばらく時間が経ちました。
 
無いとリア周りがすこぶる軽く動き、軽快で大変結構なんですが・・・
やはり普段使いにはちょっと不便です。
 
ハナっから無い状態で過ごしていれば不便を感じることも無いんでしょうが、
一旦あのバッグの使い心地を知ってしまうとですね、なかなか便利さが忘れられないもんなんですよ。
 
現在工具をフェンダー上とサイドの小物入れに分割して収納してますが、このスタイルにも飽きました。
やはりFXDXTはこの変なカウルと振り分けの純正ナイロンバッグあってのFXDXTなんです。
 
 
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となると、まずやんなきゃいけないのはサスの逆付け。
上下逆じゃありませんよ。
リザーバータンクを前に持ってくるように入れ換えるだけです。
 
OHを頼んだテクニクスに予め問い合わせはしてたんですよ。
「バッグつけたいんで、リザーバータンクを前に向けて付けてもルックス以外の問題はないですか?」
性能には影響ない、との回答を頂いていました。
 
ですがいざ取付となると・・・
やはりルックスが気になってしまって、とりあえず外しとこうと思ったわけなんです。
なんせ初めてのタンク付きオーリンズですからね。
 
「ホラ見ろ!タンク付きのオーリンズだぜ!一番高い奴だ!速そうだろ!」
そん時は主張したかったんですよ(笑)
 
 
 
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しかしながらどんな高級なサスでも、慣れてしまえばサスペンションはあくまでもサスペンション。
バネとダンパーの仕事をですね、安定して確実にこなしてもらう事が大事なんであって。
 
性能に影響がねえんなら使いやすいほうがよかろうと・・・どれ。こんなもんか。
 
左右は入れ替えず、ただ単純に裏表にしただけです。
工具なしでプリロードを変えられるアジャスターのノブも、ただクルッと回しただけ。
案外巧いこと収まりました。
 
うん、思ってたよか変じゃねーや。
したっけバッグつけんべ。
 
 
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おお!いいね!
 
 
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そーだよ、やっぱコレだよ。
FXDXTはこーでなくっちゃ!
 
走りって事で追求すれば重量増による影響は突き詰めて考えれば無い事は無いんだろうけど・・・
まあいいってことよ!
便利な方が普段使ってる分にはよっぽど大事だ!
 
サーキットとか走るときは勿論外します。
でもこれはうまかねえぞ。
 
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そーいやバンク角を稼ぐためにスパトラのサイレンサーを再製作したんでしたね。
 
エンドの位置が上がったお陰でこのとおり、ガッツリと干渉しております。
 
このままエンジン掛けたら排気の熱でバッグが溶けるか、中身が溶けるか・・・
とりあえずロクな事にはなりそーもないです。
 
んじゃサイレンサーを作り直してやりましょう。
 
 
 
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はい、あっという間に出来上がりました(笑)
 
いや、実際はあっという間じゃないんですけどね。
遊びに来てた森山さんにあーだーこーだと段取り説明しながらやってたんで写真は無いです!w
 
得意の『一気にたっぷりたっぷり耐熱スプレー』で黒に塗り、乾燥を待ちます。
 
 
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またしても生乾き状態でインナーを付け始める等のせっかち君ブリを発揮し、
多少塗装を傷めつつも取付完了です。
 
ええ、結構伸ばしましたよ。
50mm伸ばして、その上バッグの位置する上方に排気を遮る形状に作り変えました。
 
エンジン掛けてレーシングして焼きを入れ、塗料が乾いたかな?って段階でバッグを取りつけます。
 
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どースか森山さん、悪かないでしょう?
 
 
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これ以上ってなると、ツアラーみたくバッグからエンドが飛び出しちゃいます。
さすがにそこまではやりたくなかったんですよ。
 
自分では良いトコに収まったかなと思ってます。
しばらくコレで行きます!
 
そんなわけでバッグも復活し、さらに快適になったDXTの慣らしは順調に進み、
もう少しで2回目のオイル交換だなって段階、距離にして組み上げから約800キロ走行した真夜中・・・
 
 
 
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『お急ぎでしたか?』
 
・・・別に急いじゃいねえ、いつものペースだよ。
 
 
『すぐに我々に気が付かれたみたいですが、それでも28キロオーバーですよ。』
 
慣らし中だからこんなもんだけど、終わったらもっと回すよ。
 
 
『またそんな。大きいバイクはすぐにスピードが乗りますから気を付けて頂かないと。』
 
大体こんな車のすくねえ真夜中の専用道路でよ・・・
ああ、もういいや!
わかっててやってるこったからゴネもしねえし文句も言わねえ。
その代わり説教めいた話も聞きたかねえ。
さっさと切符切ってくれ。おかげさんでまた免停だよ。
 
『・・・・ではここに拇印と署名を・・・お気をつけて。』
 
はい、毎度!ご苦労さん!
 
 
そんなわけでして。
夜中で完全に気を抜いてました。
せめてムッたれてないとカッコがつかない位にスカイラインの後部座席で落ち込みました。
悪いのはこっちなんでなんとも言えません・・・
 
前回から1年経ってませんので、これで60日の免停止になるはずです。
講習2日受けて短縮されても30日は免許ナシ。
免許が無ければ通勤は電車とバス、
勿論ツーリングは行けないし、9月に予定してたサーキットにも行けません。
 
『今まで単車で一度も事故も違反もない』 
が自慢だった20年弱から転落することまっさかさま。
あれよあれよで60日免停まであっという間に到達しましたw
 
厄年ってだけじゃ説明が付かないような気がしてきている、そんな今日この頃であります。
 
 
 
 

S&S Gキャブ サンダージェット加工 と 『免停直前慣らしツーリング』のお知らせ

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さて、気を取り直して行きましょう!

・・・言ってもそんな簡単に直せませんよ(笑)

まあいいです。
Gキャブにサンダージェット付けます!

ハッキリ言ってツルシのGキャブのままで十分面白いしパワーも出るんですが、
手元にショウタからキャブと一緒に貰ったサンダージェットのKITがありますし、
見た目もカッコよくなりますし、つけずに済ませる理由がありません。

ただ、S&Sにサンダージェットを付けるにあたっては加工が必要です。
ジッパーズから専用冶具が発売されていますが、目玉が飛び出そうな金額です。

じゃあどうする?ちゃんと冶具持ってるお店に装着を頼むか?
いや、CADもレーザーもベンダーもTIGも、それに材料だって売るほどあるんです。
ここは板金屋の特権を活かして、自分で冶具作って自分で加工することにしましょう。


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付属のインストールマニュアルを読んで段取りは把握しました。
指定の角度になるようにS&Sキャブのピッチどおりに穴を開け、板で作りましたよ。


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もうちょっと厚い板でこさえたほうがよかったかな・・・
ありあわせの材料で造り、溶接も済ませて歪も取りました。


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最後に手持ちのホルツの缶スプレー、日産スーパーブラックで塗装したらホラ!
なかなか見れる感じになったでしょう?

穴ピッチもキッチリ合ってますので問題ありません。
早速加工を始めましょうか。


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まずは11度に傾けてサンダージェットのノズル取り付け箇所の加工です。
サンダージェットのインストールマニュアルで言うと1番の工程ですね。

ウチの工場にはフライスがありません。
どっかに余ってたら汎用のフライスを刃物ごと欲しいんですけどねえ・・・
仕方ないんでボール盤でやります。
その上エンドミルもありませんので木工用のザグリドリル使ってやっちゃいます。

こうやってやったという記録として残してるだけで、これはオレ流ですよ。
よい子はお店にやってもらいましょう!

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でも木工用のザグリドリルでも案外巧い事いくもんですw
なんせ鋳物のアルミですからね、油くれながらやってれば結構切れてくれましたよ。

これは10年前のKITですので1/4-28のタップ切りますが、
現行のGキャブ用のKITだと5/16-24のタップ切るようになってます。

現在はEキャブとGキャブじゃKITが違いますが昔は一緒でした。
ツインカムの大排気量化の流れに伴って、Gキャブ用のノズルを太くしたんでしょうね。

でも私の単車は13年前の年式ですし、ジェッティングで対応できる範囲だと思いますんで
もらったKITそのまんま使います。

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そしたらインストールマニュアルの4番。
エアブリードジェットの取り付け穴加工です。
面出し後、M5のタップ切りです。

加工の途中にこのフタ?がずっこけましたんで溶接でちょっと補強しました。

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このエアブリードジェットが言ったらサンダージェットのいわば肝の部分で。
このジェットでメインジェットからガスを吸い上げる回転数を調整できるようになります。

番手を大きくすればメインジェットが働く回転数は上がり、
番手を小さくすればメインジェットが働く回転数は下がります。

M5というとケイヒンの丸大がちょうどそのピッチですのでそれを使いました。
そこらの用品店でも必ず売ってる品物なのでとても便利です。


・・・インジェクション車の人は「???」でしょーねw

それでいいんですヨ。
こんなのは、もはやそれほど必要とされない知識です。
これからは間違いなくインジェクションの時代ですので、そちらの方を勉強したのがいいです。

「サンダマにビッグスロットルまで組んでみたが、まるで満足できない。
もうインジェクションは嫌だ!何が何でもキャブがいい!」

そんなアナタは今すぐご連絡を。
キャブとインジェクションシステム、丸ごと交換の打ち合わせを大喜びでさせて頂きます!w

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マニュアルの5番です。

ストックのエアブリードにフタします。
新しい型(05年以降製造)のS&Sキャブにはここにエアブリードジェットが入ってます。
これはそれよか前の製造のキャブですんでこんな穴だけが開いてます。

そいつをキャンセルしちゃうんです。
理由は先ほどの通り、外側につけたジェットで調整可能にする為こいつはもう要らないんです。

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KITの中にインチネジが入ってましたが・・・どうもマイナスネジは好きになれません。
ほぼ同じサイズということでM5で切ってプラスネジでフタしました。

ちなみに各工程とも加工後はエアーを吹きまくって切子を除去します。
詰まっちゃったらセッティングどころじゃなくなりますからね。



マニュアル6番のフロートのベント追加加工はしないでおきます。

残念ながら私のDXTのエンジンはですね、2個も3個もサンダージェットのノズル増やすような
でっかいドラッグレーサー用のエンジンではないです。
S&Sキャブのフロート内のガス使い切っちゃうほどの威力はないんじゃないかと・・・
なもんで、ストックのベントプラグを取っぱらうだけにしておきました。


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終盤ですね。マニュアルの7番です。
フロートボウルに燃料取り出しのニップルを付けます。

冶具の傾斜とボルトはこのように使う為だったんです。
まずザグリドリルでフラットな面を作って・・・


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指定のサイズのタップ切って・・・


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Oリング、ニップルの順でねじ込んで・・・


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裏からロックワッシャーとナットで止める、と。


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フロートの動きを邪魔しないことを確認して終了です。




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最後に掃除してエア噴いて、とりあえずはジッパーズ推奨のジェッティングで組みます。
まだサンダージェット本体のニップルの位置調整など、
細かな作業は残ってますんでホースは仮付けです。

前回はここで大失敗してエンジンをキメてしまいましました(笑)
今回はちゃんと濃い目でスタートしますよ。
勿論AF計の数字や油温にも注意し、慎重に進めます!

サンダージェットの推奨ジェッティングはオリジナルのS&Sのセッティングとかなり違います。
番手も違いますし、加速ポンプも効かないようにするよう指示がありますし、
ミクスチャスクリューの戻し位置もまるで違います。
なもんでちゃんとインストールマニュアル読んでおく必要があります。
ジェットの番手も推奨に合わせて何種類か用意しとかないといけませんね。

お店で頼めばそれなりにアドバイスをもらえるでしょうが、もしも自分でやってみるなら・・・
それなりのリスクを承知の上で、真面目にマニュアル読んでしっかりやんないとです。

ホントにキャブっておっかないですよ。ナメちゃいけません。
エンジンなんて簡単にぶっ壊れますからね。



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キャブの用意をしてたのは、
組み上がりから慣らしをはじめて約1000キロほど走行し終えたからです。
スタートは54335kmでしたから。

800キロでオイル交換しようと思ってましたがちょっと伸びちゃいましたね。
まあ・・・違反とかあって作業するテンションじゃなかったとか・・・そんな感じですヨ(笑)

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ここまで純正オイルにはお世話になりました。
夏の慣らしでキツかったでしょうが、特にタレもせず、粘度もちゃんとあります。
100度を超えてもメカノイズを発生させることも無く、しっかり働いてくれた感じです。
1回目ではキラキラだったオイルも、今回の交換ではほとんど鉄粉は確認できませんでした。


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フィルターのほうにも金属片の付着など無く、なんかいつも感じに戻った気がします。
3500回転縛りの慣らしじゃ、当たり前っちゃ当たり前なんでしょうけどね。

ただ、フィルターのOリングが限界のようでして。
フィルターからのオイル漏れがありましたんでシール類を交換しておきます。
この黒いOリングがかなり硬化してました。こいつが原因かと思います。

フィルターベース⇔フィルター本体 の接続部分のOリングです。

私のはキノクニの奴ですが、FLO等も同じような造りかと思うんです。
なんでもいいんですが洗浄再利用型のフィルターをお使いの人は
もしもフィルター周辺からのオイル漏れがあったら、まずここんとこを疑うといいと思います。
(※後で確認しましたが、コレ交換したらオイル漏れはピタッと収まりました。)


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こっからは合成油を使用します。
慣らし中、1600キロまでは純正オイルを使おうかなとも思ったんですけどね。

S&Sの別のキットのマニュアルを見てみたら、
「火入れ及び慣らしは合成油でも鉱物油でも可能。但し空冷エンジン用オイルを使用すること」
と記載があったんです。
さらに調べるとブレイクイン~慣らし用のオイル、という合成油も存在するようです。

知ってたらハナからそのブレイクインオイルとやらを使って合成油しか使わなかったのに・・・
ちょっと調べが足りませんでした。

ここまでは順調です。
800キロ過ぎたらある程度好きに乗っていいと書かれていました。
ただし、ドラッグレースはダメ。
ダイノマシンにのっけるのもダメ。
飛ばしすぎもダメ。
トレイラー牽引したりサイドカーつけちゃダメ。

要はやりすぎず、エンジンに過度の負担をかけず1600キロまで乗れと。
そういうコトのようですね。

S&Sさん分かりました!合成油入れてやりすぎずに仕上げますよ。

今回は人生初のロイヤルパープルを入れてみます。
HPSという廉価版のストリート向けオイルです。

同じロイヤルパープルでもY教官やmt-stoneさんが入れてるのは上位グレードのHPR。
DSKさんおススメの山形HSメンツ御用達のレーシングオイルです。
HLSTで温泉につかりながら聞いたところ、なんか他と全然違うそうです。ASHもいいって話でした。
あんだけハードに回してる人達の言うことですので気になってたんですよ。

廉価版ではありますが、ロイヤルパープルの売り物であるシナーレックとやらは入っているようです。
噂のロイパがどんなもんか?試してみるには丁度良いでしょう。


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「おお!ホントに紫だ!」

当たり前のことに感動する自分が可愛く思えます(笑)
今まで嗅いだ事の無い、何ともいえないいニオイがします。
純正鉱物油とは開封した時点から違います。

注いだらホントにこれ20w50かよ?って思うくらいの粘度を感じました。

じょうごで注いだんですが、紫色がいつまでたっても切れずに残ってるんです。
純正の時は少しほっとけば勝手に油膜が切れてくれたんですけどね。
ウエスで拭くときれいな紫色が残ります。いいニオイなんでしばらく嗅いでました(笑)


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早速ちょこっと回ってきました。
成木街道~奥多摩街道を80キロくらいでしょうか。
夕方っても暑いんで油温はすぐに100度を超えてます。

なんか調子が良いような気がする!のはオイル交換してすぐのお約束です(笑)
なもんでそんなにアテには出来ませんが・・・100度超えてもえらくメカノイズが静かです。
不安になるくらいに、ほとんどリフターやバルブの音が聞こえません。
むしろCV51の負圧バルブがカタカタ言う音や、ヒートガードのビビリ音の方が耳に付く位です。
そのうち動画で音アリで保存しときます。

「こりゃスゲエな・・・いや、まだわかんねえ! 距離もうチョイ稼いでからじゃねえと。」
交換してすぐですから状態がいいのは当然です。
これが1000キロ走ってどうか?高速回してみてどうか?山でエンブレかましてどうか?
サーキットで使ったらどうなんだ?それを確かめなきゃです。

でも口ではそういいながらも、なんか期待してしまってる自分が居ます(笑)
この次はレッドラインの20W50を試してみる予定なんですが、どうなるんでしょうかw




さて、現在免停通知待ちの私にはこの先それほど慣らしにかけられる時間が無いようです。
突然ですが今度の日曜日、8月17日に慣らしツーリングに行くことに決めました。
関越道三芳PA下りGS前周辺に7:00集合です。


コースはメルヘン街道を走りたいとだけ言って、あとはバシ君に考えてもらいましたw
こんなコースです。(←マップのリンク)

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三芳PA~関越~上信越道~東部湯の丸SA(ETC)~ビーナスライン~霧の駅
~メルヘン街道~299号~圏央道青梅IC周辺で解散・・・と、ざっくりこんな感じです。
次の日は仕事なんで、明るいうちに解散したいですね。

一部FTさんの豆ツーとコースがかぶってますが、コレは免停の通知次第でそのツーリングに参加できない可能性のある私のため、バシ君が気を使ってくれたんでしょう(笑)

17日は一般にお盆休み最後の日です。
最近は皆賢くなってますんで、大体渋滞のピークって休みが終わる前日になりますよね。
最後の日まで目一杯遊ぼうなんて考える奴は少ないと思うんです。そこを狙ってますw

一応慣らし中、しかも免停通知待ち状態なんでそんなに回しません、もとい!回せません。
いつもの連中と慣らしに行くと必ず寂しい思いをするんです。
以前EVOの慣らしで増し締め課+バシ君でツーリングに言った際、完全に置いて行かれました。
そーなんです、奴らには血も涙も無いんです・・・

「なんかブログの感じだとアオられそうだ。おいてかれそうだ。」
会ったことの無い方、ご安心ください。今回は高速でも一般道でも大人しいモンです。
山を走りますが履いているのはMEマラソン、完全なるハーレー用ツーリングタイヤです。
ステップをゴリゴリやってブンブンブン!とか、あり得ません。

「オマエ、方向音痴だって噂だぞ。」
ご安心ください。ちゃんとナビを用意しております。
パッと見はバシ君に見えるかもしれませんが、それはバシ君の形をした自動運転案内ロボットです。
そのロボットの後くっついて行けばいいだけです。私もそうします。

現在参加確定は私と、まるでバシ君のように見えるロボットだけです。
雨天中止、途中参加&離脱OK、事故は絶対禁止、故障と違反は・・・出来たら無い方がいいです。

どなたでもお暇な方はよろしければ一緒にどうぞ。
初対面でも知人でも、車種が何でもまったく問題ありません。常識的なペースで走ります。

但し、ツーリングに行ったら私はブログにしますので写真を撮られることは覚悟してください。
いつものような集合写真も撮ります。顔出しのダメな人はサングラスをご用意ください。

さあ!
これで当日三芳PAに行ったらオレとバシ君型ロボだけだった、とかだと・・・
まあ、それはそれで面白いかな(笑)

いわゆる『クスブリ』な盆休み-SAVERレポート 失敗と経験

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皆様はじめまして。
私、工場長とブログを通じてリアルでもやり取りのあるSAVER(セーバー)と申します。
 
乗っているのは883Nで関西在住ではありますが、
盆と正月には妻の実家のある関東地方に帰省するのが年中行事なんです。
そしてその際、私個人の自由時間といたしまして(妻&実家の両親公認)
工場長とその仲間たちと一緒に遊ぶこと、それが最近の恒例イベントなんです。
 
今年も工場長の『増し締め課埼玉本社工場』に遊びにいってきましたので、
その模様をレポートさせて頂きます。
 
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工場に着いたとき、ちょうど工場長は洗車をしていました。
単車を掃除する場合、水を使うタイプと水を使わないタイプに分かれますが、工場長は
 
「あ?ジャブジャブ洗うよ。当り前じゃねえか!雨降っても大丈夫なように単車は出来てるんだよ!」
 
そのようにおっしゃっいます。
 
逆らうと面倒なタイプですので、はいはいと黙って言うことを聞いておくに限ります。
直前にワンオフしたというサイレンサーはなかなかの出来栄えでしたが・・・
 
 
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あの・・・工場長。
なんかバッグとサイレンサーが干渉して色が剥げているように見えますが・・・
 
「うるせえな、こんくれえ問題ねえよ。オレが平気っつったら平気なんだ!見るんじゃねえ!」
 
そのようにおっしゃいます。
 
ここでも逆らうと面倒なタイプですので、はいはいと黙って言うことを聞いておくに限ります。
 
 
本日のメニューはキャブレターの変更だそうです。
スクリーミンのCV51から
ブログで記事にしてたS&SのGキャブ&サンダージェット付きに変わるそうです。
口径はたった1mm変わるだけだそうです。
CVは気にいらないのかと聞きましたが、実は結構いい感じだ、との回答。
 
では、なんでわざわざそんなことをするのかと聞きましたところ・・・
 
「S&Sのがカッコいいからだよ!」
 
そのようにおっしゃいます。
 
なんせ逆らうと面倒なタイプですので、はいはいと黙って言うことを聞いておくに限ります。
 
 
 
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私のイメージでは工場長はとても作業が早く、
この程度の作業はスイスイと交換を済ませてしまうのだろうと思っていました。
 
ところが10分作業しては「お茶にすっか!」1時間休み・・・
20分作業しては「今日はあちーな!」1.5時間休み・・・
喋ってばかりでさきほどからちっとも作業がはかどりません。
 
やっと取付の段取りまでまでたどり着き、仮組みしてみると、
サンダージェットのノズルがエアクリーナーのバックプレートに少し干渉しています。
 
顔をしかめた工場長、バックプレートを加工するのかと思いきや、逆にキャブの方を加工するそうです。
 
 
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サンダージェットの穴を溶接で埋め戻して、再度穴開け加工をしてノズルをつけ直す?
 
あの工場長、キャブレターって鋳物ですよね?溶接しちゃっていいんですか?
 
「オレを誰だと思ってんだ?黙って見とけ!」
 
しつこいようですが逆らうと面倒なタイプですので・・・(以下略)
 
 
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おお!流石ですね!
これを仕上げて穴を開け直すそうです。
 
しかしながら仕上げ工程に入るとなんだかまた工場長は顔をしかめております。
 
 
 
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仕上げたら巣穴が出てきたそうです。
鋳物のアルミですからそれは当然なんです。仕方のない事なんです。
これをいちいち埋めていったらキリがないんです。
 
ある程度のところで諦めて次に進まないと取り返しがつかなくなるんじゃ・・・
 
「うるせえ!このまま引き下がれるか!見てろ!」
 
何度も申し上げますが逆らうと面倒なタイプですので(以下略)
 
 
案の定、1円玉大だった溶接箇所が10円玉大にそして500円玉大に・・・
しかも先ほどから見ていると触れない位にキャブが熱くなっている様子です。
 
あの・・・そんなに熱かけたら歪がどうなるか・・・鋳物でしかも年月たった材料ですし・・・
 
「シャラッーーーーーーーーーーープ!」
 
なんだか目が血走ってきて今にも殴られそうです!
止めて止まる人でもありませんので、黙って恐る恐る様子を見ているしかありません。
 
どうにか作業を終え、ノズルを再加工して取付、単車に取り付けてエンジンスタートとなりました。
 
『カタカタカタカタ・・・ブッシュ!ブシュ!・・・カタカタカタ・・・』
 
とてもまともには聞こえない、危険な音がしたと思った瞬間、工場長はあわててエンジンストップ。
 
あの・・・一体何が・・・・?
 
「キャブの本体傷めちまったみてえ。バタフライバルブのシャフト部からエア吸ってる。
音まで出るようじゃもう修正できるレベルじゃねえ、このキャブボディは終わったわ。オシャカだ。」
 
ホラ!言わんこっちゃない!
溶接を繰り返したせいで熱歪でガタつかせてしまったようです。
 
ニヤつくと間違いなく殴られますので、歯を食いしばって笑いをこらえつつ、
CV51キャブへの戻し作業のお手伝いをしました。
 
工場長はやっと真面目な顔になり、テキパキと動き始めました。
S&Sキャブ取り外し~CV51キャブ戻し作業にかかった時間は1時間半。
初めからこのペースで作業してれば余裕もあったんじゃないでしょうか?と言ったんですが、
 
「・・・死にてえのか、小僧?」
 
これで最後にしますが、逆らうと面倒なタイプですので・・・(以下略)
 
結局来た時と全く同じ状態になっただけでこの日の作業は終了。
 
ウチのかわいい3才の娘に『無駄な時間の使い方ってナニ?』と聞かれたら、
私はこの日の出来事を話して聞かせることでしょう。
しかもあの工場長って人は、無駄な時間を使ったどころか加工したてのキャブを走らずしていきなり壊したわけです。
 
こないだは違反で捕まり免停通知待ち状態、そして今日はキャブをオシャカに。
博打の世界で言う「クスブリ」とは今の工場長の状態を指すんでしょう。
ブログのお陰で 「工場長ってのはメカに強くて走りもイケて溶接もできるスゴイ人!」
みたいなことになってますが・・・
 
実際のところはそうでもないということを、私SAVERはこっそりと、
しかしはっきりと皆様にお知らせいたします。
 
あ・・・なんか工場長が呼んでますのでそろそろ行ってきます。
今、工場長の自宅のそばの飲み屋に一緒に飲みに来ててですね、
まだ大ジョッキがこねえから厨房行ってこっそり汲んでこい!と、ムチャクチャ言うんです。
・・・・まったく困った人です。
 
以上、レポートを終了します!
 
はーい。今行きまーす。
 
 
イメージ 7
 
オイ、ずいぶん時間かかったじゃねえか。なにやってたんだよ?
・・・あに笑ってんだオイ。
 
まあいいや、その手の傷はどーしたんだよ。えらく痛そうだな。
・・・ダイナの削れたステップで引っ掻いた?あのアオってキャブ戻しの作業手伝った時か!
 
そりゃ済まなかった。記念に写真撮ってやっからヨ。
痛そうな顔すんなチョキ出せチョキ!
 
 
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呑んで泊った翌朝、一緒にもと君の家に行って事故で傷めた883Rの修理を手伝ってきました。
 
この日はTRさんやバシ君と中本に辛いラーメン食いに行く予定があったんです。
その時間までどうやって時間潰すか考えてたところ、
タイミングよくもと君からSOSが入りましたのでこれ幸いと行ってきました。
 
美しく処理して終了させ、ついでだから一緒に来い!ともと君も引き連れ、
向かうは西武線秋津駅前の中本です。
 
 
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森山さんも緊急呼集し、それぞれ辛いラーメンを平らげ、隣のマックでいつものダベリタイム。
いつのまにか喫煙スペースが無くなり、さみしい限りでしたが
タバコを吸いてえと文句を言いつつ4時間以上居座り続けました。
 
いつもの写真はマック店内で撮りました。
私とバシ君は揃って今日はメガネっ子。そしてTRさんの顔芸はすでに円熟の域に達しております。
 
SAVERさん、次は年末か?2日間ありがとな。楽しかったぞ。
 
 
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もと君の車に乗っけてもらって家まで送ってもらいました。
使わなくなったツールボックスも一緒に貰って来ました。
既に私のツールボックスは大変なカオス状態です。これで整理が出来そうです、有難いことです。
 
ところでもと君、隣の車からガラの悪いガテン系がガンくれてきてっからな。
めんどくせえからゼッテー目を合わすんじゃねーぞ。
 
TRさんって知らなかったらさ、ホントに只のガラ悪いオヤジだよなw
 
 
 
さて、日曜日の慣らしのツーリングですがちょっと天気が心配です。
なんとかもってほしいもんですね。
現在私、バシ君ロボ、まつたけさん(初)、オレみさん、板さんの5人が確定です。
なんかいつものメンツ感が満載ですがwここらへんで落ち着きそうな感じです。
楽しんでいきましょう!
 
 
ちなみにオシャカにしたGキャブですが・・・なんとかします。
いや、アレは修理はキツそうなんで部品取りにして。
キャブボディ用意してもっかいサンダージェットにチャレンジするつもりです。
 
うまくいくまで諦めなければ失敗は失敗ではなく、
「あれは今となっては貴重な経験だった」と言い換えることが出来ますからねw
 

免停直前慣らしツーリング 予定通り行きます!

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明日の免停直前慣らしツーリングですが、予定通り行きます。
 
数日前までは天気予報が微妙だったんですが、どうにかなりそうな感じです。
え?根拠ですか?・・・そんなの勘ですヨ(笑)
 
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今日工場にちょっと用事があったんで行って来たんです。
そして帰りに思いっきり雨に降られました。
しかもちょっとじゃないですよ、そこら走ってる車が一斉にスピード落とす位のドカ雨です。
おかげさまで洗車したばっかの単車は一瞬でドロドロです。
 
まあそんなわけで。
明日の参加者が食らうはずだった雨は、本日私がまとめて引き受けておきました。
大丈夫です、明日は晴れます!
 
 
 
 
イメージ 1
 
これは工場に着いた際の走行距離です。
あんまゾロ目を有難がるとか、ギリ番を気にするとかの文化は私にはありません。
ですが、偶然確認した数字がこのように表示されているとなると・・・
なんか得した気になってしまいますなw
 
距離はいつのまにか1200キロまで進んでました。
このツーリングで大体400キロ位走る予定ですので、帰ってきたら慣らしはおしまいってトコです。
 
鉱物油から合成油に入れ換えましたし、100kmづつ徐々に5500位まで回転数上げていってですね、
そこそこ普通に走っても良い位の段階まで気が付けば到達しておりました。
 
申し訳ありません。前の記事でマッタリペースとか書いてましたが、
ブン回すってことはさすがに無いにしろ、ほぼ通常ペースでイケそうな感じです(笑)
 
そんなわけで明日参加予定の方に申し上げます。
持っていないなら仕方がありませんが、持っているならフルフェイスでお越しください。
雨は降らせないつもりでいますが、一応カッパは積んで来て下さい。
 
私は高速や山でペースを強要するようなバカな真似は絶対にしませんが、
あまりにも距離が開くとお互い気まずいですw 
今回の想定ペースはなんせ半ヘル&サングラスじゃ間違いなく厳しいです。
 
そしてビーナスライン周辺は基本山ですんで天気はどうなるかなんてまるで判りません。
私がそそくさとカッパを着こむ中、それをびしょ濡れの同行者に見つめられているとか想像したら・・・
ああ、たまらねえ・・・(笑)
カッパを積んでくれば雨は降らず、カッパを置いてきた時に限って雨に降られるってのが
私の今までのパターンです。
晴天祈念のおまじないと思ってカッパ積んで来て下さい。
 
あとは事故さえしなきゃ何でもOKです。
パッと行ってパッと帰ってきましょう!
関越道三芳下りPA GS側単車置き場周辺 7時です
 
寝坊しなきゃ早めに行ってます。変なカウルのダイナを探して下さい。んじゃ明日!
 

免停直前慣らしツーリング その1 「メンツとオイルと昼飯前」

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ツーリングのタイトルはどうにかならないのか?というご意見も頂戴しましたが、
あまりいい代案も浮かばなかったのでそのまんまにしました。

ツーリング当日、「カッパ持って来れば雨は降らない!」と言い切って強行したんですが・・・
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朝7時、集合場所の三芳PAです。
写真で見るとなぜか路面乾いているように見えますが、バッチリ雨が降っております。
全員カッパを着込んでの出発となりました。

『嘘をついたのはこの口か!この口が悪いのか!』

ほっぺたをギューッとやられて当然の状況ですが・・・
幸い、私に対してそれを出来る勇者は本日ここには存在しません。

しかしながら初参加の人もいる中での悪天候スタート。
あんまりバツが悪いので晴れ男を自称するバシ君に
「オイ晴れ男!どーなってんだバカヤロウ!」と、朝一から八つ当たりしておきました。

さて、本日のメンツです。

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そんなわけで到着早々、ダイナに轢き殺されそうになったバシ君の1200N。

カラーリング以外にナイトスターの面影は既にありません。
何度言われても換えようとしないSRみたいなシートは、もはやトレードマークと化しております。
組んであるパーツはどれも一流品、ケツが上がっててとても速そうな感じです。
ですが飛ばすと・・・山でも高速でもどうしようもないくらいバタつくそうです。
タイヤとサスの両方でリア車高を上げてますんで、トレールはかなり減ってるでしょう。
よくあるパターンです。当然っちゃ当然です。

『停めている時に速そうな単車が、走らせたら遅かった』ってのは一番ヤバいです。
これからあれこれとイジリ倒すそうですが、マシになるのか?さらに悪くなるか?
バシモータースの今後の展開に期待しております。


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本日バシ君と共にツーリングの道案内、及び主にケツモチ担当の板さん。
いつもキレイなミレニアム年式のナイトレは雨の日でもピカピカです。

地図持ってます?と誰かに聞かれたら、
私は真顔で「うん、板さんとバシ君持ってる。」と答えます。

この男以上に道知ってる人間にお目にかかったことがありません。
道に関する記憶力も抜群ですので、私が昔走ったことのあるコースかどうかも板さんに聞きます。

なあ、メルヘン街道(国道299号・麦草峠)は?
『2回目です。バシ君と諏訪で別れたGWツーリングの時です。』

そしたら定峰峠(県道11号)は?
『同じく2回目です。前回は神原さんと行った埼玉スポスタMTGの帰りです。』

ビーナスラインは?
『数えるのもイヤになるくらいお連れしてます。』

そーか?でも悪い事ばっかじゃねえぞ。オレは何回行ってもさ、毎回新鮮な気分で楽しいぜ!
『・・・』

こんな私をなぜ未だに見捨てずに付き合ってくれるのか?謎です。


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くろななさんのCB1000R。
考えてみたらサーキット以外を一緒に走る、いわゆるツーリングは初めてです。
サーキットを走る為に買ったS20をこんなとこで使ってしまっていいんでしょうか?

聞いたら本当はツーリングタイヤを履かせたホイールがスペアに欲しいんだそうで。
ただマイナーな車種ゆえ、中古のホイールの出物もあまりないそうです。

まあいいじゃんか。いいタイヤなら山もきっと楽しいよ。
割り切って楽しもうぜ!・・・雨だけどなw


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めっささんの883R。

グライド18インチでラジアル化。バックステップ、
トランプチタン、オーリンズ、ブレンボ、サンダーマックス・・・

走るスポの定番ド真ん中!
これまでのスポの伝統を外さない線でのパーツ選択及び構成、間違いありません。
あんまこの伝統の線から極端にズレるといいこと無いです。
定番には定番たる理由があるんです。破綻がどこにもありません。
押えるトコ押えてあってバランスいいです。

スポを素人イジリするならはこうするか、
もしくはトラッカースタイルにするかの2択でいい、と個人的には思ってます。

めっささんともサーキットは何度か一緒に行きましたがツーリングは初めてです。
換えたばかりの折角のハイグリップなBT016、こんな雨で申し訳ない・・・w



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はじめましてのまつたけさんのXR1200。

ホワイトさんと慣らしツーリングに行った記事を以前読みました。
手垢の付きまくったブライトっていう人のXRとは違い、まだノーマルっぽさを残しております。

吸気排気手付かず、勿論エンジンも手付かず、CPUもノーマル。
プレインのシートカウルとRCSマスターと高級ミラーとミスミのステップ位でしょうか。
なかなかシブいとこから触ってあるXRです。

悪天候で申し訳ありませんが、本日はよろしくお願いします。


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はじめましてのベッシュさんのダイナ・ワイドグライド。

あちょうさんも以前乗っていたどえらくアゴの上がったネックがロー&ロングを主張します。
この手の単車にはやはりRSDのハンドルが似合います。
タンクのペイントはロゴに奥行きがあって高級感を演出してます。
そしてやはり排気はバンス管。薄いシートもこれまた定番です。
吸排気オンリーでエンジンはノーマルだとか。
ドーンとフォアコンに足投げ出して、テディベアみたいなカッコでドロドロと高速流すのが似合います。

「よくこれでコースの半分以上を山走る、って言ったツーリングに来たもんだ」 と思いましたね(笑)

ですが普段は友人の国産ネイキッドと一緒にツーリングに行くことが多いようで。
メットもしっかりフルフェイスでした。
よく見たらバンス管のヒートガードも既にHIT済みです。

ご存じない方は意外かも知れませんが、ビックツインは山もいけるんです。
案外走りやすいんですよ。
低回転からトルクがあるんで、ブレーキミスっても立ち上がりでカバーできます。
パワーバンドを外さない為に回転数をどーのこーのなんて考えなくていいんですヨ。
おっかながらずにストップ&ゴーを繰り返してれば、そこらの単車なら十分ついていけます。
低重心で安心感もあるんで、バンク角さえ気にならない(マフラーやステップ擦っても気にしない)
タイプの人だったらホント、結構走っちゃいますよ。

なもんでバンス管のHIT痕を見て 「ああ、この人なら大丈夫だな。」と、思いなおしました。

ダイナは山もやるんだってとこを4カムの連中に見せてやりましょうw


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急遽飛び入りで参加を決めたというやまぐちさんのストリートグライド。
雨の中半ヘルとゴーグルじゃちょっと辛そうですねw
東京のど真ん中からわざわざようこそ。

山はちょっと自信ないので高速だけお付き合いします、との事でした。
ええ大丈夫です!途中参加途中離脱、まったく問題ありません!

顔に雨当たるとかなり痛いスピードで走行しますが、フェアリングあっから大丈夫ですね?
あい、じゃあ行きましょう!

以上7台に私を含めた総勢8台でスタートです。
なんせ急だったし、もしかすっとバシ君と2人きりかもしれねえ・・・と覚悟して企画したツーリングですが
ある程度の人数になってなんだかホッとしました。
寂しがり屋の私としてはありがたい限りです。


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(オレみさん撮影)

第二合流地点、上里SA到着です。
ここまで関越道にお盆の影響はまるで感じられず、
雨の影響もあってか通常の日曜日より車は少ない位でした。
いつもなら三芳~花園辺りまではこの時間でも渋滞してますからね。

4000回転を目安に走りましたが、すこぶるエンジンの調子はいいようです。
前が空く度に 「・・・ガバッとな。」 とロックンロールしたくなる心を抑えつつ走行しました。
油温は105度付近で安定。ここまでは問題ないでしょう。
普通に擦りぬけとかもしながら走ってきましたが、誰も遅れたりすることなく到着。
特にペースを強要したわけでもなく、この程度なら大丈夫ってことでしょう。




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そしてここでオレみさん合流。

いつもの1200Nは元気なようです。もうすぐ9万キロ?
・・・バイクが好きだねえ(笑)とてもかなわねえ。

なんでもハイコンプピストンでエンジンがメチャメチャ熱いとか。
そりゃ軸で100馬力だってんだから仕方ないっしょ。付き物だわ。
オレだって今回、プライマリーってこんなに熱くなるのか?って驚いてるもん。

でもさ、もしも我慢できなくなったら言ってね。ピストンをフラットトップに組み替えちゃえば済むから。
計測して問題なければ組むのは半日で終わるよ。

んでエキパイに穴が開きそう?
そういや前にツーリング行った時もそんなこと言ってたねえ。

穴開く前に持ってきなって、補強するよ。
いや・・・別に勝負パンツがどーのこーのとか、そんなのないから。
いい加減、オレが実は気の小さい奴なんだってことを分かってくれ!w




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(オレみさん撮影)

め「次の集合場所知らないんですか?」
や「んだ、んだ。無責任にも程がある。」
ま「アンタ、主催者じゃなかったのか?」

喫煙スペースでは初参加のメンツに怒られ、身の縮む思いをしました。

えーっと次の集合場所は・・・板さーん!バシくーん!


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(オレみさん撮影)

すみませんでした!東部湯の丸SAだそうです!
上里から出たすぐ先に分岐があって、上信越道に入るそうです!
半ベソで2人のナビ役に確認し、泣きながら走りました。

今度は5000回転をメドに走行。
そしたら油温は120度近くまで上がりました。AF値は正常範囲なのにです。
あれまあまあまあ!
組んでから初めてそこまで回したとはいえ、やはり今までより随分とオイルには厳しい状況のようです。


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んでエンジン止めてちょっと置いておいたらもうこんなことになってます。
このあと130度まで上がりました。
エンジンはそれでも、ほぼいつもどおりの音です。
さすがに無音ってわけじゃないですがリフター音でガチャガチャ・・・
とかのメカノイズはほとんどありませんよ。

そしてまた、このオイルの感じがよくって。
100度超えてからの安定感は今まででピカイチです。
むしろずっと100度超えた状態でいて欲しいってくらい、高温になってからの回り方がいいんです。
まるでタレ感も無く、4000位からのレスポンスも非常にいいです。
普段はそこらへんで巡行してて、状況と空き具合でドン!がいつものパターンです。
そこからのツキってのがダイナにはとても大事なんです。

今回走ってみて次に入れるオイルは決まりました。
ええ、このロイヤルパープル入れます。レッドラインはまた今度にしましょう。

本国のHPを見ると何回かオイル交換を繰り返すことで効果が出るとか。
初回使用はスラッジが多め(シナーレックが働く?)なので早めにフィルターも一緒に換えろとか。
なんかセールストークにズッポリはまってしまったようで悔しいんですが・・・w
なにしろ感触がいいものは仕方がありません。しばらく騙されてみるつもりです。



ところで一人いねーな。どーした?

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オイ、めっさ君。単車ってのは乗るモンでよ、押すもんじゃねーんだぞ!わはははは。

ガス欠だそうです(笑)
何キロ押したって聞いたら500メートルくらい手前からだそうでした。

インジェクションって回すと燃費落ちるもんねえ。
しかも883で頑張ったらそりゃ減りも早いわ。


この時は笑ってましたが数時間後、今度は立場が逆になるとは想像もしていませんでしたw



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(オレみさん撮影)

一般に想像されるハーレーったらヤッコ付きでデカイ箱つけたツアラーか、
さもなければこういった低くて長いスタイルです。
まことに残念ながら変なカウル付けてそこら走り回ってる単車ではありません。

「ねえベッシュさん、ちょっとまたがっていい?おお~フォアコン懐かしいなあ。どうよ?似合う?」

ハーレーに乗ってしばらく経ちますが、
未だにこの手のスタイルへの潜在的な憧れみたいなモノは私の中にあるようです。
自分ではそこそこイケてんじゃねーのかと思うんですが。

まわりの人間の表情から察するに・・・あんま似合ってないんでしょーね(笑)


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(オレみさん撮影)

やまぐちさんとはSAで別れ、一行はSAを降りて給油後山に向かって進みます。

ビーナスラインの入り口?なんとか観光センター?
とにかくなんだか見覚えのあるようなないような場所にやってきました。
ご覧のとおりの雨模様です。加えて霧も結構な濃度で発生しております。

ですがここからは民家も無く、ある程度好きに走ることができます。
よーし!



前に書いたかもですが、私は民家がある里山ゾーンではいきなりスピードが落ちます。
そこまで狂ったように走っていても突然パタッと大人しくなります。
特に歩道の無い、道のすぐ横に家があるような場所ではほぼ法定速度になります。
遅い車が走ってても譲られない限り抜こうともしませんヨ。

理由は勿論、人が出てきたら怖いからです。
山で自分が崖から転がり落ちる分には一向に構いませんが、人身事故だけはゴメンです。
いつもの速度では万一の際に対応できる自信がありません。

なもんで、もしも一緒にツーリングに行って私が山で先に行っちゃっても問題はありません。
山を下りきる手前には大抵里山ゾーンがありますから。必ずそこで追いつけます。

これは昔から自分で決めてるルールでして。
子供ができてからは特にそのルールに厳格になりました。
子供ってホントになにすっかまるで読めませんから。
確認しないで道に飛び出すくらい平気でやっちゃいます。

あ、なんかバイクの音がする!とかで飛び出してきた子供引っ掛けるとか、想像したことあります?
恐ろしくてですね、とてもじゃないですがいつもの感じじゃ走れません。

普段から違反しまくってる私ですんで、全員そうせい!とかエラソーに言える訳ありませんけど、
とにかく山行くなら里山ゾーンは気をつけて走りましょうね。


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ビーナスラインの真ん中へんにあるここって「霧の駅」って言うんですね?
今回初めて知りました。

私の『里山ルール』を昔から知っている板さんからは

「途中に美術館とレストランがあります。分岐の前の霧の駅まで人が居そうなトコはそのくらいです。

そのように注意事項は伝えられております。相変わらず完璧な奴です。

あい!ありがとよ!んじゃいっちょ回してくるわ!
勢いよく先ほどの観光センターの駐車場を出て行ったんですが、路面は完全ウエット。
少し進むと今度は霧も濃くなってきました。
おまけにココに付くまでに3回ほどズルッとタイヤを滑らせ、コケはしませんでしたけども
くろななさんやめっさ君にカッコ悪いトコ見られてしまいましたw

これは排気量分のトルクが増えちまったのか?
アクセルワークに丁寧さが足り無いのか?
濡れた路面か?
グルーザータイヤで山来ちゃったのがいけないのか?

多分全部が複合した結果だと思ってます。
この先、一部あったドライ路面でも何度もズルっときました。
乗り方は勿論ですが、そもそも腕があんまないもんで。ちょっとタイヤは考えたいなあと思います。


そして仕事から上がってそのまま中央道を経由してきた森山さんとここで合流です。
イチから自分で製作したというヒートガードはとてもイカす仕上がりでした。
本日もオシャレっぷりを遺憾なく発揮。
急遽用意したというカッパというよりヤッケを除けば、今日も100点満点のファッションです。

めっさ君の靴がホワイツだと一目で分かったようで、その後2人でよくわからない話をしてました。
オシャレさんはオシャレさんを知るんですね。
めっさ君も2足持ってるとか。え?なんで2足も必要なの?1足売ってボアアップしなよw

ついこないだまでダナーライトが一番高い靴だと思ってた私には外国語に等しい会話でした。
「オマエもホワイツいっとけ!」と勧められましたが、そんな高級品は真っ平ゴメンこうむります。
その半額のダナーライトでも勿体無いです。
オレはフリマで買ったバンズに2000円のブーツカバーでまるで問題ないス!


本日も1万円以下のファッションな私には縁の無い話を振られたところで、次回に続きます。


免停直前慣らしツーリング その2 「ある意味、貴重な機会だったかもしれない」

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さあ、したっけここでメシにしましょう。

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(オレみさん撮影)

メシの味はそれそのものだけではなく、
一緒に食べる面子や状況がより大きく影響する、ってのが持論です。

初めて子供が作ってくれたカラの入った卵焼きとか、友達とキャンプで食うグラム100円の焼肉とか。
朝まで掛かったOH後に食う吉野家の朝定とか、久しぶりに実家で食う浅漬けと焼きおにぎりとかね。

本当に美味いもんなんて食べログやミシュランガイドには載ってないと思うんですよ。
気の合わない人間と行く久兵衛より、仲のいい奴と行くかっぱ寿司が私はいいです。

そんなわけで今日は何食ったって美味いとしか感じない状況です。

となると食うなら混んでない方で、ということになります。
雨も手伝って昼時にも関わらず食堂はガラガラ。ソースカツ丼を頂きました。

味は勿論最高です。晴れてたら倍美味いでしょうけどw


…ん?どーした、まつたけさん?
何、子供の具合が悪い?
すぐ帰れ早く帰れ今帰れ、とにかく帰れ!
メシがまだ来てない?
代金先払いだろ? 大丈夫だ。そいつはオレが食っとくから心配すんな。
遠慮なんかいいからいいから・・・




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そんなわけでまつたけさんはここでお別れです。
(※ちなみにメシはまつたけさんもちゃんと食べてからですw)
折角なんでいつもの写真はここで撮っときました。

したっけ慌てずに、でも急いでな。お疲れ!



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(オレみさん撮影)

8+1-1+1-1でまた8名となった一行は先に進みます。
路面はウエットと半乾きが交互に存在する不安定な状況です。

ですがココへきて、急にドライ路面が顔を出してきました。
ありがたいことです。

今回ココだけドライなら後はどうでもいい!と考えていた国道299麦草峠、通称メルヘン街道です。
よしよし。いーぞいーぞ。

上に登っていくごとにどんどん寒くなる場所ですので、皆で防寒着代わりにカッパを着ます。
結果としてはこの判断はアタリで。
しばらくすると霧のせいで残念ながらまた路面はウエットになってしまいましたから。

しっとりと濡れた路面を恨めしく思いつつ、先行したくろななさんを追いかけて走ってました。
ウエット路面になった時点で、今までベタづけして私をアオっていためっさ君は後退。
いい判断です。
自分のペースがちゃんとある人ってのは抜かれても遅れても安心できます。

下りに入ってしばらくした時点でキツネを発見しました。
道路わきの路側帯をチョロチョロ走ってましたよ。
おそらく山頂付近にある山小屋行きの観光客から食べ物を貰った経験でもあるんでしょう。
単車を見てもあまり驚いた様子は無く、逆に私が止まったらこっちに向かってきました。

あまり人間慣れしちゃって車に引っ掛けられても困るし、
日光のいろは坂のサルみたいに引ったくりまでする様になったらお互いいいことないです。
名残惜しかったですが写真はやめて逃げるようにそこを後にしました。




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(オレみさん撮影)

メルヘン街道を過ぎ、十国峠に入る手前のローソンです。

先行するくろななさんのCB1000Rが下りとウエット路面に疲れてとっちらかるまで
結局山の中では追いつけずじまいでした。
世界のホンダに対して失礼な話かもしれませんがw 多少のショックを引きずりつつお茶にします。


オレみさんに壁ドンとかやって遊んでたんですが・・・

ねえオレみさん、なんでメットかぶったまんまなの?
折角の壁ドンだし取った方がいいんじゃないかなあ。

「絶対にイヤです。」

・・・はい。


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赤丸部分、拡大します。

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おや?

(2連作、くろななさん撮影)

コンビニを出てすぐ、ここまで絶好調だった私のエンジンが突然ストップ。

え?なんだよオイ。
さっきの壁ドンの罰が当たったか?

「工場長!バイクは押すもんじゃなくって乗るもんですよ!」

朝のSAとは完全に逆転した状況に戸惑うばかりです。


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(オレみさん撮影)

何だってんだ、ダッセエなまったく・・・

急になんだ?
点火のカプラーでも抜けちまったか、プラグコードがおっぱずれでもしてんだろ。
みんなわりーね。


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(森山さん撮影)

あれ?カプラーは平気だね。
コイルもプラグもちゃんとささってる。おかしいな・・・

板「さっき軽油かなんか入れちゃったんじゃないですか?」

ふざけんな。さすがにそこまで間抜けじゃねえ。
でも一応レシートを・・・ホラ。ハイオクだ、間違いねえ。

したっけまさかのコックOFFか・・・なワケねえな・・・アレ?

・・・ワリイ直った。行くべ。



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(くろななさん撮影)

オレみ 「どうですかー?」

板さん 「なんか直ったみたいだよー!」

くろなな 「原因はー?」

バシ君 「さっきから工場長が苦笑いしたままなにも言わないんだよー!」

皆さんスミマセンでした。
原因はなんてことはねえ。ガスコックの負圧ホース抜けでしたw
なもんでガスがフロートに落ちてなかったんですね。

バシ君がなんか油面が下がってませんか?って言ってた時に素直に聞いときゃよかったです。
(最初の写真の時、ちょうどその話してました)

バシ君ごめんなさい。
「キャブなんか知らねえくせにヨ」 とバシモータースの見立てをナメてました・・・w
そーいや、ついこないだGキャブを壊したのもセーバーさんの話を聞かずに強行した結果です。

『傍目八目』まさに金言であります!




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そんなトラブルもあり、20分ほどロスしてしまいました。
そのせいかどうかは分かりませんが、先ほどの休憩中まで暑いくらいだった天気から
くるくると天候が変わり、降ったり止んだりと不安定になってきました。

国道299の十国峠は晴れていても路面状態は悪く、
また道幅も狭くカーブも急です。落ち葉に小石はいつでも一杯です。

そこへもってきての雨と霧、前日の雨で流れてきたと思しき泥がコーナー毎にたっぷり。
まさにFTさんの言う「酷道」状態です。

私はそういう道も嫌いじゃないんですが、他の人はそうでもないでしょう。
その嫌いじゃないはずの私でも何度かおっとっと!な状態でした。

皆おそらく、ここで特に背中辺りがカチカチになったハズですw

そんな酷道を抜けたここは上野村ふれあい館です。
んじゃ、本日2回目のじゃんけんすっか!


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(オレみさん撮影)

おお!ミラクルショット! いい瞬間です。
財布から出した千円札が20円になるまで全員に飲み物を奢るハメになったのは、
ご覧の通りめっさ君です。


そして板さんはここでお別れです。
アナタに関しては一切なんの心配もしていない。
勝手に帰りなさいw
お疲れ!今日も色々ありがとう!



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(オレみさん撮影)

ところで、だ。
オレ様のダイナにこんな素敵なアンテナを立てがった奴は誰だ?

いますぐココに連れて来い!
ブン殴って川に叩き込む前に、手癖の悪いその指を鮎の頭ごと噛み砕いてやるわ!


・・・え?・・・オレみさんが?・・・

ウソだよハニ~ ね?涙目はやめようよ~
もうこのアンテナ最高だね!このまま付けて帰りたいくらいさ!




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(オレみさん撮影)

どうにかご機嫌を取り、秩父の人里交じりの山を降りてきました。
小鹿野のセーブオンです。

十字路を北へ進めばEVOソフテイル時代、ニンジャとR1追っ駆けてブローした
思い出の皆野のJAがあります・・・え?今建物無いの!あのスバル360も無いの?
あらまー。時代は変わるよねえ。


私らは定峰峠を経由して帰ることにしましたので、
ベッシュさんはここでお別れです。

雨と晴天が入り混じり、また慣れないウエット路面の山を走ったせいで
自分で思うよりも体は疲れてると思います。
事故っても知らせなくていいぞ、そこまで殴りに向かうのが面倒だ。
とにかく気をつけて帰りなさい。またね!

そんなわけでビックツインは私だけになってしまいました。



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(オレみさん撮影)

下界に降りたらさすがにもう雨は無かろうと。
全員カッパ脱いで定峰峠に向かいます。

私の59番のジャケットはFTさんのお下がりです。
今までは絶対に着なかった、いかにもバイクバイクなプロテクター入りの服。
最近は「コケたらヤベエからな。」と普通に着るようになりましたw
着てみると分かりますが、やっぱバイク用の服って乗ると「なるほどなあ」という造りで。
バタつかない、まくれない、涼しい、丁度いいとこにポッケがある、等の工夫があります。
例えば登山用の同じようなデザインでも、機能的には結構な違いがあるようです。

今後も「バイク用だけどあんまイタくない」範囲のモノを選んで活用していくつもりです。
パンツでなんかいいのねえかな、とボンヤリ考えております。
なんかおススメあったら教えてください。


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(オレみさん撮影)

いやー、定峰峠面白いね!
こりゃいいわ、バシ君。オレは気に入ったよ。

好みの感じの道でした。
ですが途中またしても霧雨を食らってしっかり濡れましたけどね。

【業務連絡 板さん&バシ君】
今度ウチの工場から面白い道経由して定峰行って帰ってくるルートをね・・・
そのまま自宅に帰るパターン、工場に戻るパターン、
さらにその先メルヘンまで行って高速で帰ってくるパターン。
以上3プランの立案をよろしくお願いします。分かりやすい方が素敵だよ。


あ、私はいつもこんな感じで2人に頼んでます。

ちなみにこの日帰ってすぐ、板さんから
『もう1時間早く三芳SAを出れば、松井田IC→碓氷峠旧道→軽井沢→浅間サンライン→高速出口のGS という感じで山道追加可能』
とのDMを貰いました。

毎度甘やかしてもらってるおかげで、まるで自分で考える気になりませんね(笑)


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(オレみさん撮影)

254に入り、東松山ICに向かう途中のドトールです。

内容はあまりよく覚えていないんですが、確か『十代の煌き(キラメキ)』みたいな話をした気がします。

ヤロー共にはやたらとウケましたが、なぜかオレみさんの機嫌は悪くなるという
・・・なんとも不思議な状況でしたね。

内容?・・・だから覚えてねえってば。
聞いてた人間もとっくに忘れてるような、他愛の無い話ですよ。
な?全員忘れたな?・・・それでよし!(笑)


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盆休み最後の日、本当に真っ暗になるまで遊んでる能天気な集団です。
明日の仕事とかどう考えてるんでしょうねえ・・・





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関越に入ってそのまま流れで解散し、無事全員帰宅のメールも確認できました。
よかよか。楽しい一日だったなあ。

さて、組み上がりから今日で1700kmちょっと慣らししたことになります。
これでめでたく、慣らし運転は完了です。
S&Sのマニュアルにもあったとおり、
ここで最後のオイル交換を行い、その後は 『Have Fun!』 させて頂きます!

でもその前にアレだ。
まずは違反者講習行かなきゃ・・・


20日現在通知書未着。
あんま焦らさずに早いとこスパッとトドメをさして欲しい、そんな今日この頃です。



今回雨でもかなり楽しかったので、免停明けて気が向いたら、
またツーリングでも企画しようかと思います。
企画ったって声掛けるだけで、実際の進行は丸投げなんですけどねw

「ブン回しツー」とかはメンツを厳選しなきゃですんで告知無しで出掛けますが、
どっかでキャンプするとかの緩めの奴ならいいかなあ、とか思うんですよ。

とはいえ基本面倒くさがりですので、あまり期待せずにお待ち下さい(笑)


そんなわけでもしかすると最初で最後かもしれないw
私企画の適当なツーリングにご参加いただいた皆様。

途中離脱の方も丸一日のお付き合いの方も、お付き合いありがとうございました!



※ 動画撮ってましたがアングルが悪くて空ばっか映ってます。
とても公開するレベルじゃないんで、見たかったら工場に遊びに来なさい。
くろななさんはメルヘンでそこそこ映ってます。バシ君はちょっとだけだな。
他は…ほぼ映ってませんw

誤爆のお詫び と 縮み塗装

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違反日以降、自宅に免停通知を今か今かと待っておりました。
「生殺しせずに、早くトドメをさして欲しい・・・」

既に片道2時間の通勤時間の覚悟は決め、バスの時刻表も調べました。

幸い中継駅には秋津もあります。
寄る気になれば中本で毎日蒙古タンメン食ったっていいんです。
スタンプは貯まり、中本グッズの入手目標に近づくことが出来ます。

電車ですから帰りに飲んだっていいんです。
なんなら都内に出て普段あんま一緒に飲めない連中と飲むのもいい。
単車関連は勿論、久しぶりに銀行やセコムの時の同期連中に連絡取るのもいいね。

そうなりゃ汚れた作業着ってワケにもいかねえな・・・
ちょっとパリッとした服でもタンスの中から探しとくかな。

状況がどうでも、考えようではどうにかプラス要因ってのは探せるもんです。

「よし!来るなら来い!」
そういった気分で過ごしていましたよ。


イメージ 1



そして先日、こういうものが家に届きました。
おや?
免停の通知ではないようです・・・なんで?

こうやってヌカ喜びさせておいてもう1週間経ったら、
『ハイ残念!』って通知が届くんじゃねえのか?
とてつもなく不安です。

そこで違反及び講習関係の大先輩であるTR先生に問い合わせましたところ、
「前の違反?よくわかりませんがとにかくそれはリーチ告知です。1年間粘りましょう。」

ちょっと点数カウントの仕組みがよくわかりませんが、
現状は免停ではなく、その1歩手前の状態だそうです。

となると、これまでの私の記事は誤爆だったと言うことになるわけで・・・
色々と励ましやご心配を下さった方、申し訳ありませんでした!


イメージ 2



なにしろ拾った命です。
虎の子の1点を1年間、手放さないように大事に大事にしていく所存であります。
ちょっと運転の仕方変えなきゃいけませんね。

そういったわけで。

一度は早起きして行こうかと思った奥多摩には本日あえて行かず、
コストコから上がる安全運転の幕開けとなるさわやかな日の出を、
工場の近くのコンビニでアイスコーヒーを飲みながら拝みます。

「こっからどうにか1年間こらえてみせます。どうぞご照覧下さい。」


神社で御祓いしても1年間警察に出会わずに過ごす事は不可能です。
1年間車にも単車にも乗らずに過ごすことも無理です。
どんなにお祈りしても残念ながら私を1年間透明人間にすることは出来ません。

そもそもお願いして叶うなら宝くじの1等賞は何本あったって足りませぬw

『私このように致しますのでどうか見といて下さい。』
神様仏様は手を合わせてお願いするもんじゃなく、誓うものだと考えております。
当然、責任は全て自分に掛かってきます。
そっちのが気持ちが良いです。

1年こらえて晴れて持ち点6に返り咲くか?それともあと1時間後に捕まって今度こそ60日免停か?
今後の私の行動次第ですね。
気を張って過ごします!


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さて、先日ヘマでオシャカにしてしまったGキャブ。
代わりの中古品を入手しました。
今回はバッチリ・・・だと思いますw

そもそも前回のしくじりはサンダージェットノズルの加工位置を間違えたことです。
バックプレートの設置面からの距離が近すぎたんです。
マニュアルよく読めとかいつも言っておきながら、テメーでしくじってれば世話ないですな。


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こっちがハーレー純正なんじゃないか?と思ってしまうほど有名なS&Sのエアクリ。
特にEVO以前の車両なら装着率は相当高いと思います。
デザインと機能を両立した、『ベストオブ社外品』の候補1番手じゃないでしょうか。

ですが普通のメッキのカバーに見慣れてくると、少し変えてみたくなるのが人情というものです。
私はカーボン製の同デザインのカバーも持っていますが、今回は塗装で気分を変えたく思います。

まずは表面に足付けして、掘り文字になっている部分に粘土を詰め込みます。

そしてシンナーで脱脂したら塗装の準備は完了です。



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以前から言うとおり、私の塗装の腕は酷いモンなんですが・・・
縮み塗装だけはどういうわけか上手くいくんですよ。

面倒くさがって一度にたっぷりとか、垂れるか垂れないかのギリギリ寸前まで勝負するとか、
そこらの一般の塗装工程のセオリーを無視したやり方があってるんでしょうか?

理由はわかりませんが、とにかく自分でもびっくりするくらいの仕上がりです(笑)



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そして乾いたら先ほど詰め込んだ粘土を爪楊枝でほじくりだします。
これで文字の部分はメッキで残る、というわけです。

S&Sでも縮み塗装のエアクリカバーがラインナップされてますが、
文字の部分も同色に仕上げられているんです。

勿論仕上がりは遥かに上ですが、文字の部分をメッキで残したかったんですよ。

ちなみにこのやり方は板さんに以前教えてもらいました。

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そんなわけで完成です!
よしよし、悪くねーぞ。

エアクリの固定ボルトもメッキのを使います。
全部真っ黒にするのではなく、ところどころメッキやポリッシュを混ぜるのが最近の私の傾向です。



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調子に乗ってコレも塗りました。

バッテリーのカバーですね。
以前ヤフオクで部品ごっちゃりセットみたいなのをボルト欲しさに買い、その際についていたものです。
多分ローライダーとかの奴でしょう。クロムメッキが掛かってました。

うーん・・・うめえ。
我ながら上手い。怖いくらい上手い。とにかく上手い(笑)

いままでカバー的なものは好きじゃないので付けてなかったんですが、
なんだか付けたくなって来ました。
ステッカーでも貼るスペースにしてみようかと思ってます。

でも縮み塗装の表面ってもしかして・・・シールのノリ面が貼りつきにくいんじゃないかということに、
コレ書きながら気が付きました(笑)



雨が続いてますんで工場に単車に乗ってこれない日が続いてます。
それにちょっとここんとこ仕事が立て込んでおります。
あまり単車に触る時間が作れない感じですが、どうにか時間作って装着してみたいです。













豆ツー7に行ってきました 『雨のビーナスライン連チャン』 

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本日は8月31日、ウチの娘の夏休みも今日までです。そんな8月の最終日に出かけてきました。

ホントは今年が最後だという話ですし、DRAG GAMES観戦もいいかなと思ってたんです。

エントリーリスト見たら知ってる人いっぱい出るみたいなんですよ。
DSKさん、ペンキ屋さん、mt-stoneさん、I田さん、ヨーキさん等の山形チームに加えて
神戸のアドレナリンさんも出るし・・・あれ?ゴーヤさんが居ねえ!w

ドラッグレースをやったことはないんですが、去年のクールブレイカーで観たんです。
富士ショートの直線使った0-100でしたけどこれがなかなかの迫力で面白かったんですよ。
レース車両もナンバー付き車両も、素直にカッコイイなあって思いました。
そこへもってきて知り合いが出るとなると、そりゃやっぱ感情が入るじゃないですか。
私にとっては、鈴鹿8耐やモトGP観戦よかよっぽど盛り上がること間違い無しです!

しかし土曜日出勤となると日帰りしかねえのか・・・ちょっと仙台は遠かったです。

そんなわけでドラッグゲーム参加の皆さんの健闘を祈りつつ、
私が行って来たのはFTさん主催の豆ツーです。

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そんなわけで朝7時、中央道双葉SA下りです。
ありゃ!オレが最後か?すみません、お待たせしました!

それはそうとなんスか教授?朝イチから幽霊のマネして。
ダイナに呪いをかけようったってそうはいきませんヨ。
夜は墓場で運動会じゃないんです、朝は長野でツーリングです。

そして教授、ご存じないかもですが昨今、妖怪ったらゲゲゲではなくウォッチです。


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豆ツーお約束のブリーフィングです。
皆が手に持ってるのが旅のしおりです。同時にオリジナルステッカーも手渡されます。


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毎度のコトながら、見た目を裏切るマメっぷりを発揮する本日の主催者FTさん。
本日もおんぶにだっこでお世話になります。

私もいい加減言い飽きてきましたし、本人も聞き飽きてるんでしょうが
FTさんを紹介するのにこの表現は外せません。とにかく危なげなく速い人です。
外装は年に一回モデルチェンジしているようです。
本人はこんなですが、奥さんは美人で長女はカワイイです。

さてと。
他のいつもの面子の紹介はまるごと省略し、今回はじめましての方を。


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ナナデビさんの999。
ついにオレもドカティ様と一緒に山にツーリングに行ける身分になったか・・・

速そうでしょ?ええ、見た目そのまんま。メチャメチャ速かったですヨ。
速そうな単車をホントに速く走らせるのは、傍で思ってるよりも苦労があると思うんです。

前半だけ後ろについてたんですが、これがラッキーでした。
なぜって雨降って路面濡れてたんですよw
しかも路面もあんまよくなくてですね、ハイグリップラジアルのSSには相当キツかったと思うんです。

そんな悪条件の中、美しく無理なく楽しそうに走ってました。
そうじゃなかったら2コーナーくれえで間違いなくチギられてましたね。
それが証拠に路面が乾き始めた中盤から、一切私はその姿をお見かけしておりませぬw

そして「もしかして広告料貰ってます?」ってレベルの完全なるマルボロカラーですが・・・
なぜか休憩中、ナナデビさんがタバコ吸ってる姿はこれまた一度も見ませんでした(笑)


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エムファクさんのZX10R。

車種だけでもビビりもんですが、なんせ乗ってる本人にインパクトがあります。
感想は・・・「でっけえ!」
私180センチあるんですよ。普段、会話する際に見上げて話すことはほぼありません。
しかしエムファクさんは完全に見上げる状態でした。
これで乱暴な人なら手が付けられませんが、エムファクさんは穏やかで知的な印象の方でした。

双葉SAを出発して早々、私が首にかけてたタオルをフッ飛ばしてしまった際、
わざわざ横につけて知らせて頂きました、お気遣いありがとうございます。

清里に行く手前の山道でスイっと抜かれたっきり、お姿をお見かけしておりませぬ。
こっそりチェックしたらニースライダーはガリッガリでした・・・
なるほど、そういう方なんですねw

そしてタンクの上の謎の小箱の中身は聞きそびれてしまい、結局謎のまま終わりました(笑)



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オーナーははじめましてじゃありませんがこの単車ははじめましてです。
Sさんのランツァ@モタード仕様。

山はいいでしょうが高速はキツイでしょ?なんて話してたんですが・・・ところがどっこい!
山は勿論、高速でもイケイケでした。

元々オフの人ということもあってか雨も悪い路面もお構い無しって感じで。
前半~中盤までずーっと後の方からビンビンと昔懐かしい2ストの音が響いてきました。
路面がよくなったトコでどーぞお先に・・・一瞬で居なくなりましたヨ。
帰りの高速でもこれが快速で。すり抜けも速いこと速いこと。
なんか一日2ストの音を耳元で聴かされたような印象がありますw

2ストって尻にビンビン響くじゃないですか?
なのにあのペースでよく走ってるもんだとたまげました。
おそらくSさんのコーモンは鋼鉄製なんでしょう。


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稲妻さんのX1です。

単車のドコ観ても唸らせるパーツだらけです。
これじゃあオレなら街中に気軽に停めておけませんね。文句ねーわ・・・

こちらも本人にインパクトがあります。
エムファクさんに続いて稲妻さんも、私が見上げて話すレベルの背の高さです。
そしてなんと言っても 「足が長けえ!」
オレね、絶対に並んで写真とか撮りたくないですよ(笑)

あの長い足をどのように畳んでこんな短い単車に乗るのか?いまでも不思議です。


さて、んじゃ行きましょうか!
松本ICまで走り、その後ICを出て左折したセブンイレブンまでの90キロです。

走り出して早々、前述の通り巻いていたタオルを落っことし、
さらに進んで今度は胸ポケに入れてたマルボロもすっ飛ばしました。
2つも高速道路上にゴミを残すという失態・・・最悪の滑り出しです。

双葉SA集合まではソロでしたので、ばとるさんをはじめとした皆様の教えを守り、
「一人の時ほど注意しろ」の安全運転で走りました。これがきついんです。なにしろ眠いんですよ。

人数も増えた今は少しだけならよかろう、眠いよりは安全だ!と都合のいい言い訳を見つけまして。
ある程度は好きに走りました。思いがけずFTさんやまさ坊君が付き合ってくれて楽しかったです。
中央道を走るのは久しぶりでしたが、上り下りやコーナーが多くて結構楽しいですね。
クルーザータイヤ履いてきましたので、お陰で随分と楽に走れました。

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そんなこんなでセブンイレブンに着いたら・・・アレ?何でこの人がここに?

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教授と親方に挟まれたクニさん登場!
※リンク先の記事の画像の一番下、オレが稲妻さんとエムファクさんに挟まれてます。
 2人に挟まれるとまるで小さい子のようです。

さすがクニさん、コタツの布団の裏地で作ったような革ジャンがオシャレです。

念願かなって一緒に走ることが出来ました。
えーっと、雨と霧で路面と視界の悪い、クネックネの酷道の間だけちょとっこですけどね・・・
ドライ路面になったかならないかって途端、
待ってましたでバビュンと先行したFTさんと一緒に、遥か彼方に消えてしまいました。

でもオレはクニさんが来てくれただけで、今日来てホントによかったなあと思いましたヨ。


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そしてアサチャさんのサイクロン。
PMのシケイン(ミッチェル)のホイールが年代とマッチしててシブいんです。

そして黒に金のライン!間違いありません、これは鉄板中の鉄板。カッコイイんです。

この組み合わせを見た、ある程度の年代の人間の脳裏に浮かぶのは決まって・・・

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コレですわ、JPS!
日本物理学会でもパチスロメーカーでも日本写真家協会でもない、
ジョン・プレイヤー・スペシャルのロータスです。

うーん・・・今見ても素敵だ。

アサチャさんとは以前、ツーリングでご一緒する予定があったんですが、
私のEVOのオイルポンプトラブルにより無念のストップ。
待ち合わせ場所に到着前に途中棄権となった経緯がありまして。
今回そうするとリベンジを兼ねたツーリングということになります。
今日はよろしくお願いします。


ここから美鈴湖・美ヶ原スカイライン、ビーナスラインを経由して霧の駅まで行きます。
私が道を行き過ぎ、しかも行き止まりになった時点でUターンを焦って右にタチゴケしたり、
途中カッパを着なければ無理って程の雨を食らったり、
なのにFTさん、教授、エムファクさん、ナナデビさんはかっぱ持ってなかったりw

まあ色々とありまして・・・

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なんとかかんとか霧の駅到着です。

2週間前よりちょっとマシな感じの状況でしたが、今回も2回ほどズルッ!といきました。
前回はアクセル開度が急なのがいけねえんじゃ?
と思って今回純正のスロットルに戻したんですが関係なかったです。
ヘボいアクセルワークを部品のせいにしちゃいけませんね。
帰ったらS&SのGキャブに換えるのと一緒に、ナオキから貰ったチョイスロに再度変更しようと決めました。

でもアレですよ!
途中から後についていたらしい、この黄色いダイネーゼの人に「この単車でよくやるね」って褒めてもらいました。
あんま嬉しかったんで、じゃがバターにお茶でも添えてご馳走すっか!と思ったんですが、
しばらくしたら見つからなくなってしまいました(笑)




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霧の駅での休憩後、八ヶ岳エコーラインや八ヶ岳高原ラインを通って清里に到着。
ここらの道はビーナスラインまでの道とは異なり、アップダウンのそれほどきつくない
ワインディングって感じの道になります。

私の好みは
高速道路のコーナー  ○
ジムカーナ?って位の酷道 ◎
いわゆるワインディングロード △
となっております。
ここらは無理なく、大人しく走っておりました。

で、ここ何年もしてなかったタチゴケですが(一番最近はTRさんのローグラ?)
この昼飯食いに行った店の駐車場で、今度は左におっ倒しました。
違反といい、免停サギといい、なんかここんとこオレったら凄すぎますヨw

♪それ行けそれ行け篠塚 右に左に篠塚♪ 

往年の野球ファンにはお馴染みの巨人の応援歌、広角打法のセカンド篠塚も真っ青の不始末です。

「カッコわるー!」 クニさんはまるで遠慮なくニギやかしますが、
2回とも起こす際に真っ先に手を貸してくれたのもクニさんでした。
ホントにありがとうございます・・・ああ恥ずかしい・・・

唯一の救いは、誰にも写真を撮られていなかったことでしょうか(笑)


こちらの陣正では下調べして来たFTさんのアドバイスに従い、豚バラ丼の特盛を注文。
写真を撮る間も、付け合せの醤油マヨネーズが届く間もなく完食してやりました。
豚丼って位ですから、きっとタレが美味いんだろうなと思ってたんですが・・・さにあらず。
単純に肉が美味いです!

埼玉県人としてはこの肉を串に刺して塩で焼いて辛味噌つけて食ってみたいですな。
(「やきとん」といって東松山の名物なんです)
それに生キャベツと・・・あとはビール出してくれたら最高です。


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豚丼食って山を降り、長坂IC手前で給油。
クニさんとはスタンドでハグして別れを惜しみましたよw

車も増えて来た中央道を双葉SA上りまで進みました。
ここが最後の集合ポイントになります。

そーいやアレだね。今回誰もトラブってないね。
オレがタチゴケ2回やったのと・・・あとはムロさんのバニアケースの鍵紛失くれえじゃねえか?
こんなじゃマイナーすぎるべよ。
ビューエルってのはポンコツなんだってアピールするのがさ、豆ツーの目的と違うんだっけか。
FTさん、なんかモノ足りねえぞ。


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『まあ工場長、そんな焦るなって。コレ見なよ。
最後にTRさんが、この先スローパンクチャでビシッと締めてくれるハズだからさ。』

ムーさんやその塾生に言わせれば
「大丈夫。サイドは残ってる。タイヤはこっから」 なのかも知れませんが、
私ら普通の人間からしたらコレは完全に終わってる状態です。
終わってるどころか、これで高速走るなんてバクチとしか言いようがありませぬ。


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気をつけて・・・つっても気をつけようがあんのかコレは?
祈りながら走ってもらうしかあんめえよ。

カメラを向けると敏感に反応し、たいていの場合普通には撮らせてくれないTRさんも
事ココに至っては珍しくピン顔です。

バシ君がくっついて帰るそうですんでお世話の方はお任せします。
TRさん・・・キミに幸あれw
※当日中にDMを貰いまして、無事に着いたことは確認できました。

主催のFTさんはじめ参加の皆様、楽しい一日をありがとうございました!


もしかしたら遺影になったかもしれないTRさんも入ったいつもの集合写真ですが・・・
デジカメを忘れて行きましたんで、今回はくろななさんのカメラで撮ってもらいました。
後でデーターもらったら追加するなり、改めて記事書くなりします。


【くろななさんから送ってもらった画像追加!】

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暗いよ!暗い!
電気つけて、電気!

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まあ・・・よかろうw
残念だ。アサチャさん、クニさん、エムファクさんが居ねえ。
霧の駅で気を利かせて撮っておけばよかった・・・でもアフターフェスティバル。

TRさん、これが遺影になるったら意地でも事故れなかんべや(笑)


筑波サーキット!

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天気良し!
中野真矢さんと握手もした!
ゼッケンはロッシと同じ!

イケる気がする(笑)

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2りんかん走行会@筑波サーキット 140919 その1

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本日9月19日金曜日、仕事のクソ忙しい中無理やりに休みを取り筑波サーキットにやってきました。
いつもように自走で、いつものように普段どおりのセッティング。
変えるところといったら・・・
タイヤを通勤用に使ってるマラソンからBT39を履かせたホイールに変えるくらいですね。

で、どーですかこの番号は?「46」ですよ。

ハーレー乗ってる人だとあんま知らないんでしょうけど、
これはSS乗りなんかの間では、長嶋茂雄の「3」に匹敵するかしないかってゼッケンなんです。

Vロッシ、いつの間にかオッサンになってしまいましたが
今でもモトGPの人気ナンバーワンの現役レーサーです。
世界のスポーツ選手長者番付にバイクレーサーで入ってるのはロッシくらいなもんです。
今年はW杯があったんで逆転されたでしょうが13年にはルーニーやネイマールより上の年収20億円!
文句なしのスーパースターです。

そのロッシのゼッケンが「46」なんです。


うーん・・・オレって持ってるなあ・・・(笑)

さすがに平日の開催ですので、大人数というわけには行きませんでしたが
それでも私を含めた4人が参加しました。


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ブライトさん@XR1200です。

残念ながら忙しくて時間が無く、練習時間は勿論、単車の仕上げも足りてないそうです。
しかしながら空冷ハーレー史上最強を誇るXR。
サーキットで張り合うにはこれ以上の単車はありませぬ。

春の日光サーキットあたりからみるみるテクニックレベルを上げ、膝スリなどはもはや当たり前。
今日は天気もいいことですし、ワンプラスコーチの特訓で磨いたテクニックを存分に発揮できることでしょう。


私のサーキット遊びにはライバルが居ないことには始まりません。

私は別に純粋に速さを求めてとか、単車に乗るのが巧くなりたいとか、そういうタイプじゃないんです。
単車いじくって遊んでればそれでいいんですヨ。
ただ、その自分のいじっくた単車で誰かに負けるってのが性格的に許せないんです。
そして大事なことは、自分より強い(速い、スペック的に上)単車と張り合うのがいいんです。

そうしてればいつまででも単車をいじくるモチベーションが途切れませんからねw

「サーキットでダイナ乗るんだったら何と張り合っても全部格上じゃねえか。」
「じゃあ聞くけど、ダイナより格下の単車って一体何なんだ?」

・・・あんま図星を付くと鼻ントコ、グーで殴りますよ。
ホラ、ソフテイルとかツアラーとかならダイナのほうがサーキットじゃ格上っしょ!w

まあ長くなりましたが、サーキットにおける私のライバルはこのブライトさん@XR1200です。



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くろななさん@CB1000R。

言うまでも無く仲間内では最強のスペックの単車です。

これにカウルつけてラムエアシステム組んだらそのままCBR1000RRになってしまうという・・・
ストリートファイターの皮をかぶった、なんともおっそろしい単車です。
雨の日でも速いんですが、晴れてりゃもっと速いに決まってますw

なにしろバイク歴が浅いもんで、ハッキリってこれまではナメてたんですが(笑)
何回かツーリングで一緒に走るうち気が付いたんですが、ヤバい感じになってきているんです。

これがちょっと笑っていられないくらいに速いんです。
前に出したが最後、なかなか追いつけないんですよ。
少なくともクルーザータイヤで付いてけるレベルじゃなくなってます。

そもそもマトモに走らせたらハーレーなんかでどうにかできる単車じゃありません。
まだ慣れていない今のうちにキッチリと叩いて、苦手意識を植え付けておく必要がありますな・・・


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バシ君@XL1200Nナイトスター

セパハン、リア18インチ化でラジアルタイヤ、ケツ上げ。
メーカーが考えたナイトスターの使い道をことごとく否定したその仕上がりは・・・SR?(笑)
この仕様でのサーキット走行は初ということになります。

TT900のHレンジから履き替えたBT016の感触はすこぶるいいようで、
いままで怖かった速度域でもまるで振れない!と鼻息は荒いです。
程よく軽量化もされ戦闘力は上がっております。

バシ君は調子がいいと山でもダイナにそこそこハッついて来ます・・・たまにねw
なんせ元からそんなに遅くないし、なにしろ運動神経はかなりいい人間なんです。
なんかの拍子にコツをつかまれたら・・・これまたちょっとマズイんですよ。
今のうちにガツンと叩いとかないと!(笑)

高速じゃ完全にダイナのモンですが、スポって山とかサーキット行くと特に速いんです。

乾燥重量 ダイナ310kg⇔スポーツスター260kg
50キロ軽いって、こりゃ凄いことなんです。
こっちは女の子一人ケツにのっけて走ってるみたいなモンです。
パワーがどんだけあろうが、コーナーのある場所じゃブレーキかけなきゃですからね。
減速、加速を繰り返すうちにキツくなってくるんです。

ここらへんはサーキット行って実感しました。
それまではパワーで相殺できるかと思ってたんですが、ちょっと甘かったです。
腕も足りてませんし・・・まあ、気合でどうにかる・・・と、思い込むことにしましょうw



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そして初めて!
サーキットで私たち以外のハーレーに逢えました!

てか・・・これ、もう883Rじゃなくないですか?(笑)
前後17インチのロッコル履かせてます。
エンジンはモトライフでやったとか。言われなくてもえらく凄みありましたね。
荒っぽさはあるんですが、やるべきとこはやってある、そんな感じです。

同じクラスで走ったんですが、この人がまー! オレらなんか問題になんないくらいに速くて!
3本ともに全員スパッとクリーンに抜かれたんですが・・・
あんまりにもレベルが違いすぎて、悔しくもなんとも無かったですヨ(笑)

すげー!って、ただただ見送ってました。
多分、ビアンコさんクラスのタイム(14秒位?)だと思います。

たまに走行会には参加しているそうです。そうすっと、この先も一緒に走れる機会が?
・・・最高だ。いい目標が出来てオレは嬉しいです!



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上の写真の通り、車検の後には2りんかんの走行会ではキャンギャルちゃんとの記念撮影があります。
勿論、私も撮影して貰いましたよ。
『これ、なんていうハーレーですか?』ってショートの娘に聞かれましたので
「ダイナ!かっこいいでしょ!」と答えましたが・・・帰ってきたのは苦笑いだったような気がしますw


それよかアレ・・・おい、くろななさん!ちょっとカメラ頼む!
「中野さん!写真いいスか!」

『ええ、勿論。』(←さわやかボイス)
キャンギャルちゃんよりも私的には元GPライダー中野真矢さんと撮ったこの写真の方がアガりました。
念のため申し上げておきますが私はゲイではありませんw

「いやー、ありがとうございます!」
『いえいえ。今日は楽しんでくださいね。』 (アンド握手)

あー決まったわ、くろななさん。
この握手で5秒短縮できるとして・・・今日ね、多分オレ15秒切れるぞ。

どこからどうみてもいい予感しかしない、そんな絶頂の状態でいよいよ1本目のスタートです。




なぜか旗振りのポストにある赤い箱が目に入り、
赤旗が振られた?と勘違いした瞬間、ベタづけされていたブライトさんに華麗に抜かれました。

仕方ないんでこの1周は進化したフォームをしばらく見せてもらおうかと思ったんですが・・・
見せてもらおうとか、そんな上から目線のつもりでいられない速さでして。
あれよあれよでどんどん先に進みやがります。しかも素敵に・・・

なんかまるで速い人みたいな後姿でした(笑)
日光の時とは明らかに違います。あんときよかずっと安定してます。
一体コレはどうしちゃったんでしょう?
こんな子に育てた覚えは無いんですが・・・
テクニック的にどうやら私より一つ上の階段を上がってしまったようです。


そして2本目。
結構なバトルをやってたつもりだったんですが・・・痛恨の動画スイッチ入れ忘れのミステイク!
面目ありません。

途中で抜かれ、今度は勘違い無しでマトモに追うも届かず。
頼みの綱のストレートも開けるポイントの違いか、差が縮まりません。

折角パワーを上げたにもかかわらず、その前のポイントで減速ミスってれば話になりませぬ。
焦って今までしなかったシフトミスまで何度かしでかす始末です。
しかも最終コーナーで転倒者が出た為、そのエリアは走行時間中ほとんど黄旗(追い越し禁止)

華麗なフォームを目の前で何度も見せ付けられ、ギリギリと歯軋りしながら2本目を終えました。

2りんかんの走行会では本数ごとにタイム掲示はなく、あとでまとめて渡してくれるとのこと。
なもんで今どうなっているのかの正確なところは知りようがありません。
だけどおそらくここまでは負けてるだろう・・・こうなりゃ勝負は最後の3本目!

気合を入れ直し、最後の走行に賭けます。

2りんかん走行会@筑波サーキット 140919 その2

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私たちが陣取ったピットからふと見ると・・・

おい!
中野真矢さんだけじゃねえ! 見ろ!ロッシ来てる、ロッシだ!

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いつの間にかドカティに復帰してたんですねえ・・・(笑)
ロッシファンもココまでくれば本物です! 

「ロッシさん、写真いースか?」 声掛けたらこのポーズ。
ノリもいいです!イタリアンです!
これで実はマルケスのファンとかだったら訴えられても文句言えないと思いますw
メットはAGVのカーボンのスゴイ奴でした。
そして、メットの中身はかなりのイケメンでした。
悔しいですがちゃんと洒落になってますw

このゼッケンはオープンクラスといって30分走行を2回やる、本気組の人たちです。
参加条件タイム15秒以内必須でスパコル率は実に90%以上。

ブライトさんが羨ましそうに「あれもスパコル、これもスパコル、そっちもスパコル!」
タイヤを指差してやたらと興奮していましたw

3本目が始まるまではちょっと時間があります。
タイム表の代わりになんか写真が張り出してあるらしいんで見に行きました。

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ほう!なるほど!
申し込むと3000円で自分が写ってる写真を全部CDに焼いて送ってくれるらしいんです。

しかしな・・・なんかダイナって見栄えしねえんだよな・・・


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右下のバシ君の見てください。
なんかこっちのが雰囲気あります。
ムカつくんで載せませんがブライトさんのはもっとカッコイイですよ。
そのうち本人がどーだ!とばかりに記事にするでしょう(笑)

ブライトさんとバシ君の写真はダイナに比べてなぜか枚数も多いんです。
でもオレなんかまだマシです。

悲惨なのはくろななさんで・・・これが明らかに被写体になってる回数が少ないんです(笑)

「・・・泣くなよ、くろななさん。
オレ達はリーンウィズで走ってるから見栄えしねえんだよ。
やっぱそれなりのスタイルで走ってる奴がさ、カッコイイからって写真買うじゃない?
仕方ねえよ、これが市場原理って奴なんだよ・・・」

二人で便所の前でマルボロを吸い込みつつ、
「やったー!お買い上げだー!」 と、いきなりテンションの上がった2人を恨めしく眺めておりました。

さあ!涙を拭いて3本目の走行スタートです。





2本目まで、「オマエ!もういいから!」って位に絡んできたブライトさんのXRが
今回はまるで姿を見せませんでした。

どうしたのかと聞いてみたところ、走行序盤にエンジンがガクガクして加速しなくなったと。
なもんでずっと流していたらしいです。

あのね、それ熱ダレだと思うよ。
だって今日メタメタ暑いからな・・・だってオレもなったもん(笑)

やっぱ空冷をあんだけブン回すとオイルにはキツイやね。
最終なんかエンブレをガンガンに効かせてんだろ。
したっけオイルクーラー位はつけとかねえと・・・XRって最初から付いてたっけ?w

んじゃオイル換えたのがいいんじゃない?
ワコーズのWR50番とか、モチュールの300Vやルマンとか、ロイパのXPRとか・・・
とにかくリッター3000円以上のレーシングオイル。
でもちょっと走って冷やせば戻るんだから、合成油ってば優秀だよね。
白煙も出てねえし、シリンダーは多分平気っしょ。


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とにかく!
仲間内では誰も転等無く無事に終了。お疲れさんでした!
岩手から見学に来たfxd02さんと一緒にいつもの写真です。

そして、気になる結果は・・・走行終了後のじゃんけん大会後に配布されました。

ブライト@XR1200   1’16.434
くろなな@CB1000R  1’17.255 (+0.82)
工場長@FXDXT     1’17.311 (+0.88)
バシ君@XL1200N   1’20.262 (+3.83)

ブライトさん&XR1200、お見事!としか言いようがありません。
日光に引き続き、工場長&ダイナの完敗です。

ライディングスタイルに速さが付いてきたのか?速いからスタイルがいいのか?
定かではありませんが残念ながらちょっと差が付いてしまったようです。
しかも今回はくろななさんにも遅れをとりました。

うーむ・・・


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「手っ取り早くダイナはやめてスポーツスターに乗り換えたらどーです?」

走行終了後にやってきたもとさんは、
言ったが最後ブチ殺されるのが分かってるんで口にしませんが、
奥のバシ君と2人して、きっとそのように考えていることでしょう(笑)

そしたらメンツ入れ換えてもっかい撮ろう!

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まあ、楽しかったしな。いいってことよ!

帰りにメシでもどーだ?
・・・ブライトさんは車を返しに行かなくちゃなのか?じゃあ仕方ねえな。
お疲れ!悔しいけどカッコよかったぞ。

でも、勿論このままじゃ済まさねえ。
次は10月の日光MTKだ。
完全に有利で勝てると思ってる場所でひっくり返したら・・・こりゃカッコいいべよ。
スパコルでもなんでも履かせて来いって。
オレがダイナで大恥かかせてやっからヨ(笑)

んじゃ、気をつけてな!


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私とくろななさんとバシ君の自走組は、もとさんを連れてリニューアルした守谷SAで晩飯です。

ずっと工事してたんですが・・・なんかえらくキレイになってます。
スタバは最近、ドトールよりも多くなったんと違うか?


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中の大勝軒で濃厚中華ソバとやらを頂きました。

はい、あんまりつけ麺って食べないんですよ。
「熱いものは熱いうちに!冷たいものは冷たいうちに!」
食べ物ってのはそうやって食うのが当たり前だと思っているからです。

私のこの認識を変えてくれるようなつけ麺をご存知でしたら、是非連れてって頂きたく思います。
奢ってくれるならなお結構ですw

ところでこのラーメン、大変美味しかったですが、見た目も味も完全にカレーうどんです!(笑)

そして油モノのあとは、やっぱイップクでしょう。
喫煙所でルーザー3名のミーティングといこーぜw

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あん?どーしたくろななさん。
今頃になって世界のホンダがXRに負け、ダイナとコンマ数秒差ってコトにガックリ来たか?

単車歴浅いんだから仕方ねえべや。
スペックじゃ完勝してるって?・・・まあ、それもそーだな。
んじゃ今すぐその灰皿の吸殻食ってあの世でホンダソウイチローさんに詫びて来い。
そいつがイヤだってなら、また次みんなで張り合ってさ、今度はやってやりゃいいべよ。
日光はくろななさんも一緒だろ?楽しくいこーぜ。


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バシ君はまるでオレらとコース上で絡んでねえってか?
そんなん慣れだろ。
オレもブライトさんもさ、何度も自分の単車でサーキット走ってんだもんよ。
もう何回か走ったらきっとグッチャグチャに走れるって。
そうなったらなったで、今度は困っちゃうんだけどな(笑)

なんせ仕様変更の手探り中で、今日だってほぼぶっつけじゃんか。
まだこっからプランがあるんだろ?
じゃあそれやってさ、またしばらく遊べるじゃんか。楽しいねえ。




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オレか?
今日は確かに負けたけど、勝てないとはまだ思っちゃいねえ。
乗り換えなんかジョーダンじゃねえ。
まだまだ出来る事は一杯あるし、プランも既に何個かある。

まずはオイルクーラーだな(笑)
パワーと一緒にあんだけ熱持つとは・・・予想以上だったわ。

大体アレだ。
あんだけいいタイヤ履いて曲がる単車(当社比)に乗ってるブライトさんがだよ?
あんなに身体使って一生懸命走ってるのに、オレは普段のまま乗ってた。
くろななさんだってそーだろ? まるで疲れてねえ。
これじゃダメだ。カメラマンの写真も少ないワケだぜw

ブライトさんは少ない休みやりくりして、わざわざサーキット行って練習してたりしてんじゃんか。
その結果があのスタイルだろ。昨日今日で作ったもんと違うんだ。
オレらはあそこまでやってねえもん。
一生懸命走ってる奴には、やっぱ一生懸命やらねえと勝てる道理がねえ。

そーだ!世の中そーじゃなきゃいけねえ。
ブライトさんはすげーよ、ありゃたいしたもんだ。
オレ達3人は今日、負けるべくして負けたんだ。

サーキットで練習がなかなか出来ないってなら・・・オレの強みは単車盆栽しかねえ。
弄くってどーにかして、その単車のチカラでXRに勝つ!勝てる!

・・・くろななさん、ナニ笑ってんだよ?


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そして、次第にアツくなる3人のルーザー共の話が早く終わらねえもんかなあと、
のの字を床に指で書く、さっさと家に帰りたいもと君。

わかりました!そろそろ帰りましょう!(笑)


そんなわけで次回のサーキットは10月のMKT走行会、日光サーキットになります。

XR有利の下馬評をひっくり返すべく、
時間を見つけてまたダイナの盆栽に精出してこうと、色々考えております。

じゃあまた!

















免停直前慣らしツーリング 予定通り行きます!

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明日の免停直前慣らしツーリングですが、予定通り行きます。
 
数日前までは天気予報が微妙だったんですが、どうにかなりそうな感じです。
え?根拠ですか?・・・そんなの勘ですヨ(笑)
 
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今日工場にちょっと用事があったんで行って来たんです。
そして帰りに思いっきり雨に降られました。
しかもちょっとじゃないですよ、そこら走ってる車が一斉にスピード落とす位のドカ雨です。
おかげさまで洗車したばっかの単車は一瞬でドロドロです。
 
まあそんなわけで。
明日の参加者が食らうはずだった雨は、本日私がまとめて引き受けておきました。
大丈夫です、明日は晴れます!
 
 
 
 
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これは工場に着いた際の走行距離です。
あんまゾロ目を有難がるとか、ギリ番を気にするとかの文化は私にはありません。
ですが、偶然確認した数字がこのように表示されているとなると・・・
なんか得した気になってしまいますなw
 
距離はいつのまにか1200キロまで進んでました。
このツーリングで大体400キロ位走る予定ですので、帰ってきたら慣らしはおしまいってトコです。
 
鉱物油から合成油に入れ換えましたし、100kmづつ徐々に5500位まで回転数上げていってですね、
そこそこ普通に走っても良い位の段階まで気が付けば到達しておりました。
 
申し訳ありません。前の記事でマッタリペースとか書いてましたが、
ブン回すってことはさすがに無いにしろ、ほぼ通常ペースでイケそうな感じです(笑)
 
そんなわけで明日参加予定の方に申し上げます。
持っていないなら仕方がありませんが、持っているならフルフェイスでお越しください。
雨は降らせないつもりでいますが、一応カッパは積んで来て下さい。
 
私は高速や山でペースを強要するようなバカな真似は絶対にしませんが、
あまりにも距離が開くとお互い気まずいですw 
今回の想定ペースはなんせ半ヘル&サングラスじゃ間違いなく厳しいです。
 
そしてビーナスライン周辺は基本山ですんで天気はどうなるかなんてまるで判りません。
私がそそくさとカッパを着こむ中、それをびしょ濡れの同行者に見つめられているとか想像したら・・・
ああ、たまらねえ・・・(笑)
カッパを積んでくれば雨は降らず、カッパを置いてきた時に限って雨に降られるってのが
私の今までのパターンです。
晴天祈念のおまじないと思ってカッパ積んで来て下さい。
 
あとは事故さえしなきゃ何でもOKです。
パッと行ってパッと帰ってきましょう!
関越道三芳下りPA GS側単車置き場周辺 7時です
 
寝坊しなきゃ早めに行ってます。変なカウルのダイナを探して下さい。んじゃ明日!
 
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