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TC88腰下作業 その1  ケース降ろし~割り~クランク抜きまで 

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ご無沙汰しております。
今月の20日までちょっと忙しくしてまして。
ここんとこブログは勿論、単車触る時間もなかなか作れませんでした。
先日内燃機屋さんに送ったヘッドとシリンダーはとっくに戻ってきておりますが、
計測する時間も今のところは無く、現品の確認だけしてまだ段ボール箱に入りっぱなしです。
 
いかに本業が大事とは言え、これほど間が空くと禁断症状が出始めます。
とにかく時間作って単車に触んないとおかしくなってしまいそうですんで、日曜にちょっと作業しました。
 
 
イメージ 1
 
今日のメニューはクランクの入れ替えまでです。
クランクケース割りますので、当然プライマリーも丸ごと外さなきゃです。
 
今日(日曜日)は嫁がお食事会に出かけるという事ですので17時には帰んないといけません。
とっとと進めます。
 
 
イメージ 2
 
急ぎの作業でもそうでなくても、インパクトレンチはホントに便利です。
以前はブレーカーバーとロックツールで、大汗かいてバラシてたプライマリーも瞬殺です。
 
続いて手つかずだったカム周りもバラしてしまいます。
 
 
イメージ 5
 
今日はケツの時間が決まってますんで、片付けもしながらの作業です。
状態を確認したら小袋に部品を詰め込みつつ、せっせと作業を進めます。
 
しかしながらフィルターを外すのが最後になっちゃったり、なんかどーも段取りが良くないです。
 
人間焦って作業すっとロクな事ないですねえ。
 
 
イメージ 6
 
ケースを降ろしますんでホースも抜いとかなきゃですね。
 
コレはアストロか?ストレートか?
どっちで買ったんだか忘れましたが、ホースを楽に外せるホースプライヤーという工具です。
金具とホースの間に噛ませて握るだけです。
 
固着したホースでも、ラジペンでホース握ってエイヤエイヤしたり、
又はでっかいマイナスドライバーで継ぎ手をこじったりしなくて済みます。
 
継ぎ手もホースも両方傷めないこの工具、結構重宝しますよ。
 
 
 
イメージ 7
あ、オヤビンさんおはようございます!
ちょっとエンジンとミッションの連結ボルト外しちゃってもらえます?
 
別の用事で工場に来て頂いたんですが、来て頂いたからには
「用事は済みました。はい、さようなら。」で帰すわけにはいきませんヨ。
 
(※この用事の件は後日記事に)
 
EVOのエンジンなら目をつぶってたって出来るくらいクランクケース降ろしましたけど、
ツインカムのケース降ろすのはオレも初めてなんです。
お忙しいところ申し訳ありませんが、ケース割るトコまでは付き合ってもらいます。
 
オヤビンさん、増し締め課に入ったことを後悔してますね?
ヒッヒッヒ、もう遅いですよ。
ウチは新撰組みてえなもんで、入ったら最後、単車やめねえ限り抜けることは許されませんからね。
 
さあ、ボルト抜きましたね?
んじゃB面からケース持って下さい。
この日の為にヤフオクで格安入手した、S&Sのエンジンスタンドに乗っけますから。
いーでしょう?コレ。
お買い得価格だったんですが誰も欲しがん無いんでしょうね・・・入札なんかオレ一人ですよ(笑)
 
・・・アレ?勘合のピンが抜けませんね・・・
てか、さっきからミッションがグラグラ動きますね・・・え?これどうやってケース降ろすの?
ちょっと待って下さい。マニュアル確認します!
 
 
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なるほど・・・
EVOソフテイルと違ってダイナはミッションがラバーの上でフローティングされてっから。
こうやってミッションを予めタイダウンベルトで吊っておかないといけないんですね。
 
オヤビンさんがたまたま持っていた、ハーレーの新車購入時に記念で貰うタイダウンベルトをお借りしました。
 
マニュアルによると本来ならミッション⇔エンジンを連結してるボルトを外す前に、固定しとくべきだそうです。
じゃないとラバーマウントのボルトにえらく負担掛かっちゃいますもんね。
 
私はタイヤも外さず、スイングアームも外さず、
またTrue Trackのスタビも付けてたんでミッションを落とさずに済みましたが、
場合と作業の具合によってはミッションをフレームにおっことしかねません。
 
 
 
イメージ 9
 
やっぱ焦って作業するとロクなことありません。
初めての作業ならなおさら。マニュアルは事前に確認しておくべきです、はい。
 
ふーふー言いながら、なんとかケースを降ろせました。
フロントのエンジンマウントに少し干渉しますので、ケースを傷付けない為にはちょっとしたコツが要ります。
 
説明は面倒なんで省略します。そもそもあんまやる人居ないでしょうから(笑)
 
 
イメージ 10
 
ツインカムはケースボルトが貫通タイプじゃないんですね。
 
EVOの時は腰下何が面倒って、ケース割るのが一番面倒でした。
叩ける箇所が無いもんで毎回苦労してましたヨ。
 
でも今回は真鍮の棒とハンマー使って行き止まり部分を軽くコンコン・・・ツインカムは楽に割れました。
よしよし、いーぞいーぞ。
 
 
イメージ 11
2003年式以降からはB面、レフトケース(プライマリー側)
のベアリングがローラーベアリングに変更されてるそうです。
 
そういう構造ならプレスなんかで押し出さなくてもクランクは抜けるんでしょうけど、これは01年式。
EVOと同じティムケンのテーパーベアリング使ってますんで、
相変わらずクランク抜くのにプレス使わなきゃです。面倒です!
 
でもスクリーミンのカタログ見ると、わざわざテーパーベアリングに変更するKITが出てます。
これってSSTと合わせると・・・大変な金額ですヨ。クランクもう一個買える位です。
 
S&Sのカタログではハードチューンの場合、テーパーベアリング化を推奨してます。
 
なんで?ローラーベアリングの方が便利そうだけどなあ・・・
テーパーベアリングと違って、締めしろの調整とかも要らないだろうし。なんでだろ?
詳しい理由はよく知りませんが、新しいものが最高ってワケでもないんですね。
 
少々面倒ですが、まあこれはこれでよかろうと思う事にします。
 
イメージ 12
 
クランクを抜いたらいつもの様に熱歪みでレースを外して・・・
 
 
イメージ 4
 
左がTC88のクーリングジェット、左がストローカー用のスクリーミンのクーリングジェット。
 
なんだか噴射部分に角度が付いてるのと、通路部分の形状が異なってますね。
意味は判りません!
 
 
 
 
イメージ 3
 
とにかく、換えておきました。
 
クランク比較は次記事で。
 
 

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