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Channel: 盆栽ハーレー
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慣らし直後のエンジン組み直し

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・・・遅い!
「もう1ヶ月経つぞ!どーなってんだ!」
半ギレで相手側の保険会社にアオること数回、しかしながら保険処理がなかなか進みませぬ。
相手側の修理見積もりが出てこないらしく、損害額が確定しません。
確定しないことには当然保険処理も進まないわけで・・・
 
フェアリングにガッツリとコケ傷の入ったみっともない状態のまま、現在乗っております。
 
 
さて、1000キロの慣らしは終了しましたが、なかなかバルブ周りの音が止みません。
考えられる原因としてはいくつかありますね・・・
 
①バルブスプリングが強過ぎる
②リフターが負けちゃって油圧抜けを起こしてる
③オイルの粘度がシャバい
④そもそもプッシュロッド調整がヘボい
⑤バルブ⇔バルブガイド、リフター⇔リフターボア、ロッカーアーム⇔シャフト、等々の各部クリアランスが緩い
 
エンジンの回り方やパワーの出方はいい感じなんですが、
どうもバルブ周りの音ってノリノリの気分を阻害します。
音系のトラブルってやっかいなんです。だって完全に主観的なモノですから。
 
『リフトのあるカム入れて、キツめのスプリングで、デカいバルブを開け閉めしてるんだ。
多少の音は当然だろーが。どーしても音がイヤだってならノーマルに戻せ。』
そりゃそーです。そーなんですけどね・・・わかっちゃいるんですけどね・・・
気にならないという人は気にならないんでしょうが、気になる人は気になるという。
困ったもんですねえ。
 
ツインカムってあまりにもスムーズ過ぎて、変なとこが気になっちゃうんですよ。
これがEVOの頃なら「多少の音?調子が良ければそれでいーや」と笑ってられたんですけどね。
 
ツインカムをイジるにあたって私が目標としているのは
「トラブルが起こる気がまるでしない!」 エンジンであり車体なんです。
気になったからにはやるしかないんです。
 
 
イメージ 1
 
なもんで簡単に出来るトコから手を付けてみようかと、慣らし終えたタイミングでいっぺん開けてみました。
 
ロッカーのアタリはキレイなモノでした。
 
 
イメージ 2
 
燃焼室はこんなもんです。
慣らし後半は5000位までは回してたんですが、高速は使いませんでした。
おっかなかったんでキャブも濃い目でセッティング。
しかも前半はダラダラと3000以下とかでしばらく我慢しますからね、これくらいは仕方ないでしょう。
 
磨いておいた甲斐もあってか、カーボンは結構簡単に落ちました。
 
 
 
イメージ 5
イメージ 7
シリンダー&ピストン。
変な傷も無く、アタリは良好。
EVOの頃にはシリンダー壁のスタッド貫通の部分にアタリあったりしましたが、そんな様子も全くなし。
 
ピン上にガッツリ盛られたアリアスのハイコンプピストン。
異様に頭のデカいピストンですんで多少の首振りは覚悟してましたが・・・
首振った跡もまるでなく、こりゃいーや!です。
 
 
イメージ 6
 
酷かったのはインテークのバルブ。カーボンこんもりです。
エキゾーストもススだらけ。
 
コンプレッションリリースに慣れなくて始動にミスった回数は数知れず。
濃いめのセッティングと効かせた加速ポンプでまあ、真っ黒でした。
 
INバルブがキレイだと「これでノッキングなし?セッティング上手いね~」
EXバルブがキレイに焼けてれば 「回してるねえ~」という感じがするんですが・・・
 
なんかこのバルブの状態・・・えらくカッコ悪いです(笑)
慣らし終わったばかりということで、ここは勘弁して頂きましょう!
 
 
イメージ 8
 
まずは①から。
スプリングレートをカムのリフトに合わせました。
ついでに流行り?のコニカルスプリングに換えてみました。
 
トップカラーが小さくて軽く、ロッカー周りのクリアランスも稼げます。
初めっからこうしとけばよかった(笑)
 
でもなんか・・・そーいや測ってないんでなんとも言えないんですが・・・
なんかガイドとバルブステムの入り具合が何とも言えない感じがしました。
緩いってわけじゃないんだけど・・・なんだかな・・・って、上手く表現できない「違和感」ってやつです。
 
時間があったらバルブステムにコーティングしてみても良いかなと思ったんですが、
とにかく今は簡単に変えられる部品だけ換えて様子を見る事にします。
 
 
イメージ 9
 
続いて②
リフターをEVOの時も使っていたS&Sのに換えてみました。
勿論TC用ですよ。
 
去年かな?S&Sもなかなか思い切ったことやるんですね。
プレミアムラインのリフターが発売されたおかげで、従来のリフターの価格が半分以下になったんです。
400ドル近かった奴が、今は130ドルくらいですから。
なんかお得感を感じてしまい、つい買っちゃいましたよ。
 
 
イメージ 10
 
EVOの時と同じリミットカラーも入れてみました。
 
EVOの時はこれでバルブ周りの音が完全に止まったもんですから。
あの経験をもう一度プリーズ!です。
 
 
 
イメージ 11
 
カムも確認しときましたが、ベアリングとの擦動部、リフターとの擦動部ともキレイにあたってました。
別にプッシュロッドの調整がヘボかったという感じでもなさそうです。
 
じゃあ組んでみます。
 
 
イメージ 3
「へー!、ヘー!、こーなってるんだ!」
午後から遊びに来たバシ君です。
エンジンの中身見るの初めてだっけ?結構面白いでしょ。
 
午前中にFTWさんが遊びに来てくれた時には開いてました。
バシ君が来た時には組む工程です。
あれとって、これとって、のお手伝いと、私のテンション上げの為にここに来てもらっております。
 
んじゃはい、ちゃっちゃといくよー。
 
組んでプッシュロッド調整して、モチュール入れてクランキングして、ついでにキャブはCV51にしちゃえ。
(すみません、バシ君のお陰で結構はかどったもんで写真なしです)
 
よしOK、できた!
 
イメージ 4
またしても組み上がり後ダベてって遅くなっちゃいました。
 
気になる音ですが・・・「マシにはなったがこれじゃあダメ」です。
納得いくレベルでは無かったです。
 
こうなると残ったのは⑤ということに。
各部を計測しまくって、怪しいとこを見つけて行く他なさそうです。
 
なんとなくですが、バルブガイド回りが怪しいと私は思ってますので・・・
またバラシて内燃機屋さんに出して、ガイド製作とついでにシートも換えてもらおうかなと考えてます。
それでダメならこういうもんだ、と諦めも付きます。
 
ただ、この後は何度かツーリング行く予定や、お待ちかねのパワーチェック、サーキット走行なんかもあって。
それに保険の処理が済んで外装が揃ったらそっちのほうもやらなきゃだし。
ヘッド外して内燃機屋さんに送ってる時間がありません。
 
なもんでそこらの予定を済ませてからヘッドリビルドということにしようと思います。
納得いってない状態でアレコレやんのもヤダっちゃヤなんですが、最悪自分のエンジンが壊れるだけ。
タイヤが付いててブレーキが効いてりゃどーにかなりますよ。
 
「自分で壊したら自分で直せばいい。」
ここらが緩いのがプライベーターのいいトコでもあり悪いトコでもあります(笑)
 
バルブ周りの音さえ気にしなければエンジンの調子はなかなか良く、換えたCV51もいいフィーリングです。
負圧キャブとは思えない吹け上がりの良さを見せてくれてます。
近いうちに行く予定のパワーチェックがちょっと楽しみです。
 
 
 
そして今履いてるBT45Vですが、5000キロ持たずにリアが終わりかけております。
一遍サーキットも走りましたんで、一概に今までのタイヤと比べるわけにもいきませんけどね。
私の感想は 「グリップそこそこ、ライフそこそこ、安定性そこそこ。」
全てが平均点と言った感じのタイヤでした。
平均点と言っても、結構高いレベルのかとは思います。
ですが逆言えばドコ走っても 「BT45最高!」と言えるシュチュエーションは無かったように思います。
 
グリップが欲しければ同じカテゴリーのスポーツデーモンの方が私はずっといい印象でした。
なもんで当分、BT45履くことはなさそうです。
さらにグリップを!となったらBT39とかK300GPでも試しますね。
 
私の単車がスポーツスターだったらよかったのかもしれませんが、
ダイナにはもうちょい丈夫なのが良さそうかなと思いました。
 
次はハーレー用のツーリングタイヤ履くつもりです。マラソンか純正かナイトドラゴンですね。
サーキットにもそれで行きます。
ええ、ツーリングタイヤでサーキット走ってみたいんですよ。おかしいですかね?
根拠はまるでありませんが、どーにかなんじゃないかと私は思ってます(笑)
 

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