エビスと日光で2回転倒。
当たり前ですがサイレンサーはこんな感じに潰れてしまっております。
まあ元々自分で巻いて作ったものですから心理的ダメージはありません。
ただMAX10レースは「美観を損ねてはいけない」という前提がありますので・・・
さすがにこのままではマズかろうと。
最終戦出走に当たって作り直すことにしましたよ。
外側はこりゃ日光だな。
エビスは土の上だったから大した事なかったけど、やっぱコース上でのハイサイドって効くわw
こうなると心配なのは・・・
あれ?ヤベーぞ。こりゃインナーまで再利用できないくらいに逝ってるな?
お皿は・・・1枚ずつ叩いて直そうか。買うと意外と高いし。
とりあえずはバラしてみよう。
ぬ、ぬけん!中でひっかかってどうにもならんぞ!
まあ、こうするしかねーな。
アウターを切開して取り出してみましたよ。
あ、ダメだねw
本来、真円でなければならないはずのインナーが完全にひしゃげております。
しかも芯であるパンチングメタルも折れ曲がっております。
こうなると私の場合、この状態から苦労して直すより作り直しちゃったほうが早いということになります。
端財を一杯持ってる板金屋ならではの特権です。
半分錆びかけたパンチングメタルも引っ張り出してきました。
帯も何個か抜いてハナ曲げしてからぐるぐる丸めていきます。
えいえいえいえい・・・
よし、こんなもんか!
上に乗っかってるのは遊びで作ったエビ管エンドです。
あんま時間の余裕がないもんで。
サイレンサーは前に作ったのとまるっきり同じプログラムでこさえました。
ヘッダーのエビ管は現物あわせでつなげていくんで、完全に同じのを作るってのは難しいんですけどね。
CADでプログラムしてレーザーで抜いたものなら、前とまるっきり同じのを作るってのは出来るんですよ。
ただ、ステンレスですしちょっと長いんで丸めるのがえらく手間ですけどね。
キムちゃん(工場のTIG溶接担当)と私で二人がかりで・・・結構時間かけて汗かいて丸めたっけ。
しかも業務中に「コレもまるめっからちょっと手貸して!」と工程の合間にぶっこんで。
『全然ちょっとじゃねーじゃん!もっと短くしろよ~』 キムちゃんにドヤされつつ、社長の目を盗んでね。
「わりーキムちゃん、レースは明後日なんだよ。社長が納品から帰らないウチに頼むわ」
半分泣き落としで巻いたんですよw
サイレンサーはなにしろ長い部品を丸めちまえばこっちのもんです。
1回やった品物で手も慣れてますし、溶接自体はそれほど時間かかりませんので
業務後、こんなふうに取り掛かればいいわけです。
というわけでサイレンサー&インナー完成です。
あとは消音財をぐるぐる巻いてやってサイレンサーに入れたらOKです。
エビ管エンドは今回使いませんけどね。
で、装着画像がこちら。
どーですか!前日ギリギリ突貫で作ったとは思えない仕上がり。
ヘッダーの焼けもサイレンサーの溶接跡も磨いてませんが、
そこは時間がなかったということでお許しいただきます。
あとはヘッダーのリアバンク側に削れ&凹みがあるので、オフシーズンに直そうかなと考えております。
うーん・・・サイレンサーちょっと短くして、でもってちょっと角度上げてもいいかなって気がしてきました。
調子がいいとサイレンサーのエンドの部分を擦ってしまうもんですから。そっちはまた成り行きで。
次はトラぶったインマニ回りと袖ヶ浦でのレース前練習です。