組み上がり後試運転。
工場の近くの中華料理屋さんまで行って帰ってきました・・・そんだけですw
プッシュロッド調整はパツイチでOK。
新しいやり方を試してみたんですがうまくいったようです。
よし!そしたらMCFAJのレギュレーション対応だ!
今回のブルスカ走行会は元々AVCC(旧車レース)のデモランです。
オマケで一緒に走行させていただく立場の私達も当然、
そのAVCCのレギュレーションに則した車両にしておく必要があるわけです。
ここらへんがいつも行ってる走行会との違いですね。
なもんで、こないだMAX10レース出たトキとまるっきり同じにして行きますよ!
カッコはそこそこだったけど、擦りまくってしまった初代に代わり
2代目はスリム化しました。
裏面はガッチリ溶接。
表面はサンダーで仕上げてダブルアクションで均す、と。
ここまでは前々日にやりました。
そして走行会前日、金曜の夜・・・
最近めっきりハーレーメカとして定着しつつある、ホンダ乗りのくろななさん。
もうCBよかずっと詳しいべ?いい加減諦めてハーレー乗れよ。
即!ドラ1で増し締め課入りだぜ。
・・・別に入りたくありません?・・・そーですか・・・そーでしょうねえ・・・CBいいもんなあ・・・
「そんなことよりまだこの状態ですか? 走るの明日というより9時間後ですよ?」
いーんだよ。オレいつもこんなもんだ。
そいつをなんとかするために、オメーがここにいるんだべがw
さ、やんぞ!まずは灯火類からとっぱらってもらおうかい!
灯火類を取っ払い、その間に私はアンダーカウルのステーを製作。
アンダーカウルは「素人の味方シャシブラ」(シャーシブラック)で
くろななさんがここに来る直前に塗っておきました。
アンダーカウルのステーはSUSでこさえ、同時にラップタイマーのセンサーのステーも兼用。
ボルトオンで脱着できるようにアレコレ考えてこの形に。
分かりにくいですがサイドのステーはドリルドになってます。
くろなな 「なんだかんだ間に合いましたね!」
は?・・・あに言ってんだよ。
まだやることあんべが。タイヤ履き替えんだよ。
くろなな
「え!走行はもう今日ですよ!6時間後ですよ!
わかってますか?移動時間もあるんですよ!
もういいじゃないですか、このα13で走りましょうよ。」
うるへえ!
折角スパコルSC1が手元にあんだぜ?今日試さなくていつ試すってんだ!
つべこべ抜かすな!換えるったら換えるんだ!
ホラ、ブレーキ周りのワイヤリング全部ぶった切ってくれ!早く!
くろなな 「マジですか・・・」
2人がかりなら手組みのタイヤ交換も楽勝です。
しかもめっさ柔らかいプロダクションタイヤ、ちゃっちゃと進みました。
くろなな 「・・・で、バランスまでやるんですか?」
当たり前だ。
スパコルってのは履いた人間全員がリピーター確定!っていう魔法のタイヤって話だけどな、
今までダイナに履かせたって人間の話を聞いたことがねえから。
天下のピレリもまさか300キロ超えた単車に履かせることは想定してねえだろうw
なんかブレたとかヨレたとか落ちつかねえとか、期待通りにいかないことだってあんかもだろ?
万が一イマイチだな・・・とかなった時にさ、作業で手を抜いたせいかも・・・?とかさ
そういうことを考えたくねーんだよ。
ちゃんと自分で出来ることは全部やった上での判断を、オレはしたいんだ。
だから時間が無くてもバランスは取る!
大丈夫だ、多分すぐ終わる。
経験上スパコルって異様にバランスがいいんだ・・・ホラ。
おお!おもり殆んど要らないじゃないですか!
な?毎回コレには驚くよ・・・前後よし!つけるぞ!
出来上がった単車の記念写真を撮る間もなく、単車を積み込み・・・と思ったら
サーキットグッズは全部ウイングロードの中!
で、そのウイングロードは・・・借りたキャラバンの代わりに社長が乗って実家に帰っております。
夜中の二時過ぎに実家で70過ぎのオフクロを叩き起こし、荷物を回収する40過ぎのバカ息子。
すまねえお袋・・・この分の親孝行はそのうちするからな。
キャラバンはくろななさんに運転を任せ、私は寝かせてもらいました。ありがとう!・・・ZZZ
すっげー!
富士のピットってこんなに広いの!
これ、オレらがホントに使っていいの?
やっべーな、罰アタリそうだよ・・・(数時間後本当にアタリます)
以上8台でHotMotoGP第2戦を行い、ポイントとタマメダルをかけてベストタイムで争います。
それぞれGPSロガーや磁気式ラップタイマーでタイム計測を行っています。
そして今回大物ゲストがスポットで参加。
ハリポタのトビー 1個体に
負けず嫌い 200kg を加え
ガンダムDVD 全シリーズ を観覧させて
大きめな青のタイチマンツナギ・背中に「Q」ロゴ 1着 を着せて
剣道2段の賞状 を与えて
ビューエルX1 に載せる
これがQ太郎さんのレシピです。
テクニックは勿論すごいんですが、それ以上にX1の車重の殆んどを占める負けず嫌い要素。
「なんであろうと前を走る物体は全て抜かずには居られない!」
そんな気持ちの強さこそがQ太郎さんの速さの秘訣かと・・・私そのように感じております。
ミクシーのビューエルコミュでは知らぬものが居ないという、グッチさん。
お気楽ビューエラーからの崇拝はすさまじく、『神様』と崇め奉られております。
XBRRはビューエルのクローズド専用完全レーサー、当然空冷OHV最強車です。
デュアルダンドラの62mmインジェクション、ラムエア付いて150PS!
・・・もう勝手にしてくれって感じです(笑)
FTさん、Q太郎さん、そしてこのグッチさん。
関東関西中部の最強クラスビューエラーでチームを組んで出場した去年のフリーダムナナ走行会@富士ショートコースにおいては、
並み居るSSチームを抑えて見事1H耐久レース優勝をかっさらったそうです。
なんだか凄すぎて私なんかが参考にするとかってレベルじゃないんですが・・・
とにかく実物見られるだけじゃなく、一緒に走れるってのは名誉な事です。
『タマが知ってる範囲』がHotMotoGPのメダル&ポイント付与の基本ですので
この2台は商店街、いや賞典外ですが・・・決めといてラッキーでした。
参加したら最後、この2人がワンツーかっさらうに決まってます。危ねえ危ねえw
筑波のCSSCレース時に同じく、DSKさんの差し入れはおやつカルパス。
こないだ余りを持って帰ったらタマが狂喜乱舞しておりました。
「タマが1コ10円でコンビニで買ってるカルパスが箱で!こんなにある!キャー!」
これが大人買いって奴だよタマ。
なるたけ余して帰ろうと思ってたんですが・・・コレ美味しいんで止まらなくなるんですよね。
毎度ごちそうになります!
朝イチの受付&車検。
なんとエンジンオイルのフィラーキャップのワイヤリングを忘れるという不始末をしでかした私。
前後キャリパーのマウントとオイルの入り口出口は、ワイヤリング箇所のイロハのイ。
真っ先にやっとかなきゃいけない場所を忘れてくるという・・・殺してください。
慌ててワイヤリングを行い、わざわざ車検担当者に出張して頂いての合格シールを。
大変お手数をお掛けいたしました・・・
まずめったにそこらで見かけない、Kシリーズに興味津々の増し締め課。
「これ・・どれが原型なんですか?」
オレだってわかんねーよw
ブログ始めてからWEB上での付き合いは凄く永かったんですが・・・やっとお会いできました!
knmさんと「爺ちゃん号」ことサイドバルブ#65
まじまじとサイドバルブを遠慮なく眺めることが出来ました。
初めての経験です!なんたって希少な上にいまや超高級車ですからね。
これでレースをするんか・・・本当に富士の1.4キロのストレートで全開するんか・・・
AVCC車両のどれもこれもが本物のオーラをまとっており、とてつもなくソリッドです。
ダイナなんかとは比べ物にならないリスクを背負って、
さらに現行車にはない運転技術を駆使してサーキットを走ってます。
・・・ちょっと車重が重いくれえがなんだっつーの。
「闘うダイナ」が聞いて呆れます。AVCCレーサーのほうが数十倍闘ってます。
S・C・H それで・サーキット・走っちゃう? マジでスゲー・・・
ダイナはかんなり恵まれていることがよーくわかりました。
もうごちゃごちゃ文句言いません。
XB?XR?スポスタ? いやいやダイナで十分!
なんだか勇気もらいました。
ブリーフィングルームもゴージャスでした。
AVCCの会長との繋がりで危うく1本目の先導をおおせつかるところでしたが、
富士本コースは初だと涙ながらに訴え、FTさんにその大役をおっつけることができました。
結果この判断は大成功でして。
1本目の完熟走行終了後にAVCC、LOCの両会長より
「完璧な隊列での先導走行でした。」とお褒めの言葉を頂戴することになります。
それだけでなく、走行後毎に各ピットに講評と注意点や進行上の変更点などをお知らせ頂きました。
スムーズな進行はそれら主催スタッフさん達の努力あってのことかと思います。
先に言ってしまいますがなんと今回の走行会、転倒者はゼロだったそうです。
そんなの今まで聞いたことありませんヨ・・・
参加者の殆んどが現役のAVCCのレーサーで、しかも走行会モードってこともありますが、
一番の要因はやはりこういったスタッフさんの気配りあっての結果かと思います。
一日大変お世話になりました!
そんじゃ、コースの方の話。
そんなわけで1本目は完熟走行でほぼ追い越しナシ状態でした。
2本目からが本来のスポーツ走行、と相成ります。
ピット毎のグループで順繰りスタートです。
私らは6番ピットでした。
ブライト アライ アレンネス
DSK ショウエイ タイチ
工場 アライ クシタニ
親方 アライ デグナー
ウニさん アライ アレンネス
Q太郎さん ショウエイ タイチ
教授 ショウエイ ベリック
グッチさん ショウエイ HYOD (ブラインドすみません)
以上、 HMGPではアライとアレンネスが人気、と・・・なんのこっちゃ。
あー、X14欲しいなあ。
あれ?ブライトさん、こりゃヤル気ねーべ?
DSKさんにはこの後、右コーナーでインからスカっと抜かれましたとさ・・・w
なんだか広くて、妙にギア比の合わないコースでして。
シフト操作が忙しくコーナーの頂点でシフトアップ、みたいなトコ(300R等)が結構ありました。
モタついて大回りとかしてたこともあり、DSKさんやブライトさんに比べると
コース全体で30m長く距離走ってました(くろななさん提供GPSロガーデータより)
数周したらミッションブリーザーのキャッチタンクがもげ、ピットイン1回。
1コーナーで気が付いてからほぼ1周、
落ちないように足で押さえながら戻ってくるのはキツかったです・・・
コーナーリングはダセエにはダセエが、まあよい。
ダイナの見せ場はここじゃねえんだ・・・
・・・真っ直ぐだヨw
頭の中では絶えず声が聞こえております。
「なにしろ伏せろ!おじぎじゃない!腹からだ!」 (声の主 R1プラスコーチ)
106キュービックインチのお通りだい!
ハーレー最強のスポーツバイクはそんなもんか!ざまーみろ!
くろなな 「仕方ないですよ。だってあの人、直線だけですからw」
イグザクトリー!ザッツライ!
「やっぱダートラやAMAスタイルがいいと思うんですよね。」(声の主 森山直火太郎さん)
サーイエッサー!左手はフォークを握っております。
この日の最高時速は227kmでした。(GPSロガーデータより)
150馬力のXBRRはもっと速いでしょうが、とりあえずHMGP中では最速でした。
まあ排気量違いますからね・・・当然ですw
とまあ楽しくやってたんですが・・・おや?
チョキ出してる場合なの?
ダイナに一体何が?・・・震えて待て!
(続く)