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D&D FatCat 2in1エキゾーストの加工 その2 「サイレンサー製作 前半」

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ん、来たな?
 
イメージ 1
 
はい、バシ君到着。
ブレーキの油圧スイッチの在庫あるよといったら飛んできました。
今後のカスタムに使用するそうです。
 
バンスのコンペをぶら下げてます。
私もD&Dかそれともこのバンスのコンペティション買うかで悩みましたが・・・
 
なにしろダンプ乗って来たのか?と思う位な盛大な音。
これでクワイエットバッフル入れてんの?ウソだろ?
それにバンク角はまるっきり無いです。
もともとドラッグとかを想定して作ってるんじゃないでしょうか。
そこそこ車高上げた単車じゃないとズリズリいきそうです。
そして、ヒートガードが無いせいでえらく熱いそうです。
 
・・・D&Dで良かったと実感しました(笑)
 
しかしコレはカッコいいですね!
エキパイ、サイレンサー、ステー、スプリングフックに至るまで、ルックスは最高です。
取り回し換えたらこれもダイナに・・・止めとこう、面倒だ。それにD&Dの加工だって終わってねえ(笑)
 
 
イメージ 2
 
しばらくすると、松屋の牛メシ持ってもとさんも来ました。
もとさんは去年コカして修理中の883Rの相談です。
話しに来たところいきなりで悪いがちょっと手を貸してくれ、サイレンサー作るんだ。
 
抜いたアルミの板にダブルアクションかけてもらいます。
 
「工場長、コレはこのあとどうするんですか?」
 
丸めてサイレンサー作るんだよ。
見たことねえだろ?興味あるだろ?なら手伝ってくれ。
 
まずハナ曲げして、この3本ローラーで丸めて・・・さすがにt2.5の厚さだと丸めるのツライね。
もとさん、そのハンドルをゆっくり回して・・・そうそう、いい感じだよ。
 
「固いですね~汗かいてきましたよ。ところでなんでこんな厚い材料を?」
 
薄いと音が割れるんだよ。
元々D&Dは鉄のt1.6位の板使ってるんだ。
でもってある程度サイレンサーが長くて質量があっから、低いドロドロした音になるんだわ。
だもんでそれほど耳障りじゃ無いだろ?
 
オーケストラの後の方のでっかいカタツムリみたいな楽器・・・アレなんつったっけ?
まあいいや。とにかくありゃ管長があってデカイから低い音が出るんだ。トランペットは逆だべ。
 
でも重いってのは、動く単車に付ける部品としてはうまかねえ。
振動も出ちまうし、ステーも割れるし、他も丈夫に作んなきゃし、良い事あんまねえから。
で、アルミの出番さ。比重は鉄が7.8 アルミは2.7
同じ板厚の材料使えば重さは半分以下だ。
でも強度に劣るから厚さは鉄より増やす。そこでバランスとるのさ。
そうすっとt2.5、イイ線だろ・・・ねえ、もと君?聞いてる?
 
「すみません。聞いてませんでした。」
 
・・・つまんねえよな、こんな話(笑)
 
ステンレスのt1.5も一瞬考えましたが、エキパイに合わせて黒くしたいんで無し。
チタンは高いし、そもそも端材なんか工場に無いのでダメです。
ちなみにチタンの比重は4.5、軽いと言ったってアルミよりは重いんです!
でも強度に勝るんで、逆に板厚を薄くすることが出来るんです。そこがチタンの強みですね。
 
・・・あ、つまんないよね。先進めます。
 
 
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まるめた材料を仮止めして合わせ目を整えます。
4段ロケットですね。
 
もと君が居てくれて助かりました。私一人でやってたらこんなに早く丸められませんよ。
 
 
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ホラ、本溶接すっから直視すんなよ~
 
裏まで抜いて割れないように溶接します。
走っててバカッと割れたりなんかしたら最悪ですからね(笑)
ここは自分の溶接を信じることにします。
 
 
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1段と2段目の円錐を接いで・・・
 
 
 
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3,4と接いで、サイレンサーが完成。
 
ちょっと単車にくっつけて見て具合を見ます。
 
 
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色塗ってないからイマイチ感じが掴めないなあ・・・
 
けどなんか、若干長い様な気がするし、それにエンドは斜めってる方がいいかもね。
そもそも『D&Dのファットキャットみたいな、でも中身はスーパートラップ』 な奴を作りたかったわけだし。
 
よし!ちょっと切るか。
 
 
 
イメージ 8
 
まあこんなもんでよかろうと、大体のところで30度の角度切りしました。
 
昨今は短めのサイレンサーが主流ですが、
あんま短くし過ぎてもサイレンサー容量減ってうるさくなっちゃいますし。
短くも無く、かと言って長いってワケでも無い・・・
特に理論や根拠があるわけじゃないんですが、要はD&Dよりちょっとだけ短いって位の長さにしときました。
 
 
イメージ 9
 
あとはこんなもんレーザーで抜いて丸めておきます。
バッフルのリベット止めに使うバンドです。
 
こいつをドコらへんに巻くか?
また考え始めると長くなりそうなんで、ここでサイレンサーからは一旦離れ、
ヒートガードの調整と溶接と塗装に取りかかかります。
 
 
まだ続く。
 
 
 
 

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